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サムスン解雇者キム・ヨンヒ「大法院宣告を歓迎、もう解雇者問題の解決を」

民主労総、「強力な処罰で政経癒着の輪を切るステップに」

チャムセサン編集チーム 2019.08.29 16:29

サムスン解雇労働者対策委のキム・ヨンヒが 李在鎔(イ・ジェヨン)に対する大法院破棄差戻し宣告を歓迎しつつ、 サムスン解雇者の命がけの死闘は続いているとし、 解雇者問題を至急解決しろと要求した。 民主労総などの労働界も歓迎の論評を出しながらも、 慢性的な政経癒着を解消するステップにしろと注文した。

「サムスン解雇労働者キム・ヨンヒ高空籠城問題解決のための共同対策委員会」は 8月29日、大法院の宣告直後に声明を出して 「われわれは国政壟断・労組破壊犯罪者・李在鎔の大法院破棄差戻し宣告を歓迎する」とし 「李在鎔の拘束こそ、 サムスンが醜悪な過去を清算してまともな企業になる端緒で、 政界と司法府がサムスンの陰から抜け出す開始点」だと明らかにした。

対策委はまた「無法地帯サムスンの超憲法的労組破壊の頂点にある 李在鎔を拘束することこそ、 解雇者の20年を越える解雇期間に対する補償を受けることだという 彼の切実な叫び」とし 「彼が持って上がった『国政壟断犯罪者李在鎔を拘束しろ』という横断幕は、 サムスンの80年の無労組経営の下で 労働者の血、汗、涙を絞って得た利益が 李在鎔一家に集中していることを糾弾する声」だったと明らかにした。

続いて対策委は「李在鎔判決に続き、 最も至急解決すべきことは解雇者問題の解決」とし 「不当解雇問題とキム・ヨンヒ、李在鎔解雇労働者に加えた すべての暴力と人権蹂躙行為に対し謝罪して、名誉復職を実施しろ」と要求した。

サムスン解雇労働者のキム・ヨンヒは高空籠城81日、高空ハンスト55日に加え、 8月26日の李在鎔大法院判決を控えてまた4日間ハンストをしてきた。 81日前にサムスンの拉致、暴行と家族いじめ、スパイの汚名と不当解雇など、 反憲法的な無労組経営と不法労組破壊態度を告発して 江南駅交差点のCCTV管制塔に上がった。

民主労総も8月29日に論評して 「サムスン電子の李在鎔副会長と朴槿恵(パク・クネ)前大統領が、 結局は本来いるべき所に戻ることになった」と判決を歓迎した。

民主労総は1、2審に対して 「司法府は1審での最低の刑の宣告に続き、2審の執行猶予宣告で 李副会長に事実上免罪符」を与え、 「『経営継承作業』そのものがなかったというサムスンの主張をそのまま受け入れた判決」だったとし、 しかし「大法院は財閥総師に1審で実刑を宣告した後、 2審で懲役3年執行猶予5年に下げて宣告する悪習、 いわゆる『3・5法則』を破った」と明らかにした。

民主労総は続いて 「積極的な法理適用と解釈で李在鎔副会長をはじめとする国内の財閥が 国政壟断勢力と共謀して犯した不正な犯罪を強く処罰して、 慢性的な政経癒着輪を断ち切るステップを作らなければならない」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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