韓国:公共研究所代案評価推進 | |||||||
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「公共機関長評価はMB式先進化忠誠度評価」公共研究所代案評価推進...公共性評価指標開発
キム・ヨンウク記者2010.06.14 22:36
企画財政部が14日に発表した2009年公共機関経営評価の結果に、公共運輸労組 準備委員会が『公共機関経営評価が逆に公共機関を亡ぼす』と強く反発してい る。公共運輸労組はこの日声明を出して「政府は公共機関が本来の役割を向上 させるのではなく、公共機関経営評価を政府の先進化政策を進める手段に悪用 している」とし「この過程で公共機関の本来の目標である『公共サービスの普 遍的提供』の課題は失われ、効率性、商業性、労使関係の無力化が核心課題に ある」と批判した。 公共運輸労組準備委は報道資料で、政府機関長評価の内容を細かく批判し代案 評価研究を提示した。 準備委は2009年公共機関機関長評価のうち最も重要な基準が政府先進化政策履 行の有無に変質したという。公共機関の存立目的と社会的価値などを考慮せず 『MB式先進化』履行実績による『忠誠の有無評価』になったということだ。 この日の結果に準備委は「韓国施設公団は政府先進化政策の現員削減がないな ど、政府先進化・経営効率化の実績が振るわないことを理由に『非常に不十分』 と評価され、機関長解任の措置を受けることになった」とし「だが評価優秀事 例である韓国鉄道公社、韓国水資源公社などはそれぞれ々『不法ストライキに 対する非寛容原則の堅持』、『職務性と中心の年俸制導入』といった政策を模 範的に実践したことを根拠に、3月の公共機関先進化優秀事例に含まれた」と指 摘した。 準備委は「昨年、韓国消費者院、映画振興委員会、韓国青少年修練院などの機 関長解任と似た理由で結局、機関長評価が機関固有課題の評価ではなく、政府 の先進化・経営効率化履行実績が決定的に左右することを示す」と強調した。 準備委は鉄道公社が機関評価でC等級と低く評価されたが、機関長評価は96の公 共機関のうち5つの機関だけ選ばれた優秀等級を受けたことについて、「これは 昨年11月の鉄道労組ストライキに強硬に対応したことへの補償と見られる」と し「鉄道公社のストライキ誘導文書が発見されて問題にまでなって、公共サー ビス民営化を公然と主張するなど、公共機関長の資質が疑わしいのに一番高い 等級で評価されたのは、機関長評価の実情をよく物語る」と批判した。 代案評価、既存の経営評価方式から見れば根本的な変化 こうした政府の公共機関長評価を越えるために、準備委は「現在はほとんど効 率性を扱う指標しかなく、公共性の内容を評価する指標は見つからない。それ だけ韓国社会が公共機関を公共性ではなく効率性の側面でしか接近していない ことを示す」とし、市民社会と労働界の代案評価枠組みを代案として提示した。 5月27日、社会公共研究所(所長:カン・スドル高麗大教授)は、代案評価の枠組 を扱う公共性を大きく3つの領域で提示した。 社会公共研究所は公共機関の固有目標として公共性を『必須サービスの普遍的 接近性』と定義し、△公共機関料金の社会性、△公共サービス インフラの普遍 性、△持続可能性、△公共財政方案などの評価指標を開発する計画だ。 また公共機関の社会経済的な付加価値を推計評価し、公共機関の社会責任も評 価する。公準備委は「代案評価の枠組みは効率性と公共性をそれぞれ々5:5で加 重値を付与し、公共性を事実上の評価対象としない既存の経営評価方式から見 れば根本的な変化」とし「今まで政府主導で公共機関の役割が規定され運営さ れてきた点を考えると、今回の研究は公共サービス利用者と生産者を代表する 市民社会、労働組合が公共機関革新の主体になるという意志表現と読める」と 紹介した。 今回の作業はオ・ゴノ社会公共研究所研究室長、ノ・グァンピョ韓国労働社会 研究所副所長、クォン・スノン淑明女子大教授(参与連帯労働社会委員会)、キ ム・ジュイル韓国科学技術教育大教授(共にする市民行動)等市民社会団体研究 陣の共同研究で進めた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-06-16 15:19:18 / Last modified on 2010-06-16 15:19:22 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |