本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:江南駅に集まった都市貧民500人が露天商暴力摘発糾弾
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1415851015032St...
Status: published
View


江南駅に集まった都市貧民500人「殴られて追い出されてもここで死ぬ」

江南区庁露天商暴力摘発糾弾、区庁は面談も拒否

ユン・ジヨン記者 2014.11.12 19:59

江南駅大通りに都市貧民約500人が集まった。 最近、頻繁に起きている江南区庁の暴力的露店摘発を糾弾するためだ。 地価が一番高いといわれる江南駅大通りには、全国から集まった露天商と撤去民、農民、労働者、ホームレスなどで一杯になった。 都市貧民は「露天商生存権死守」、「用役チンピラ解体」といったスローガンを叫び続けた。 江南駅周辺では大規模な貧民集会を珍しそうに足を止めて見物する通行人も多数眼についた。

江南の露天商は43日間、江南駅大通りで野宿座り込みをしている。 江南区庁が雇用した用役班がいつ押しかけ、露店を壊すかわからないからだ。 野宿座り込みをしたテントも設置すると撤去された。 数十万ウォンの座り込みテントの費用に耐えられず、 大通りの真ん中にコンテナを運びこんだ。 露天商は最近はこのコンテナで背を丸めて眠り、職場を守る戦いを続けている。

江南駅に集まった都市貧民500人「殴られて追い出されてもここで死ぬ」

貧困撲滅のための国際デーだった10月17日の明け方、用役班100人が押しかけた。 11月2日と3日、4日まで続いて用役班が押しかけ、露天商と衝突した。 いつも負傷者が出て、露天商のメシの種である露店が壊された。 突然押しかける用役班のため、露天商は毎日毎日が戦時状況だ。

11月9日の夜、露天商は大通りに「規格馬車」3台を入れた。 不法露店ではなく、合法的に露店を運営できるようにしてくれという要求だ。 すでに全国のあちこちでは規格馬車による露天商陽性化政策が進められている。 だが唯一、江南大通りの露天商には合法的な露店運営が認められずにいる。

規格馬車が入ってきた後、露天商は江南区庁の露店摘発がさらに強化されるのではないかと気をもんでいる。 10日には、江南区庁が雇用した150人の用役班が押しかけるという知らせが伝えられた。 露天商は仕事をやめて座込場と規格馬車の前で一日中待機した。 コンテナと露店の上にはLPGガスボンベとガソリンタンクが設置された。 露天商は生活の基盤を奪われるぐらいなら、いっそここで死ぬと絶叫した。 江南大通りでは、惨事につながりかねない一触即発の状況が続いている。

12日午後1時には「江南大路露店反対市民社会共同対策委員会」をはじめとする都市貧民約500人が江南大路で集会を開いた。 民主露天商全国連合のキム・ヒョヌ委員長は「江南区庁が20余人の江南駅露天商を死に追いやっている。 生きるか死ぬかの岐路に立たされたわれわれは、もうこれ以上失うものはない」とし 「ここが崩れれば江南のすべての露天商が崩れる。 だから江南区庁との闘争は止められない。 あちこちにガソリンを置いて43日間、野宿闘争をしている」と説明した。

民主露連のウ・ジョンヒョン瑞草江南地域長は 「ここがまさに江南大路だ。 私はここに仲間たちの力を信じて江南区庁打撃闘争を続ける。 江南大路で堂々と商売できるようになった日、仲間たちに深く礼をする」と声を高めた。

江南区庁露天商暴力摘発糾弾、江南大路デモ行進...区庁は面談も拒否

江南区庁の暴力的な露店摘発の知らせが伝えられると、 撤去民、ホームレス、労働者などの都市貧民と農民も集まった。 彼らは労働者と農民、貧民の連帯闘争で民衆生存権を勝ち取ると声を高めた。

全国撤去民連合のキム・ソヨン組織委員長は 「生存のために商う場に、なぜガソリンタンクと消火器と一緒に暮らさなければならないのか。 なぜわれわれは死を覚悟して商売をしなければならないのか」とし 「2009年、竜山惨事を防げず、用役にむちで打たれる双竜車労働者を守れず、われわれは今も用役の暴力に苦しんでいる。 生存を叫ぶ露天商を江南から追い出そうとする用役と江南区庁に対し、 今度こそ勝利しなければならない」と強調した。

民主労総のユ・ギス事務総長も 「江南の露天商への弾圧が絶頂に至っている。 江南の狎鴎亭新現代アパート警備労働者、故イ・マンス組合員問題も解決しない」とし 「労働者、貧民、農民が江南大路を占領し、民衆を苦しませる既得権勢力との勝負を準備しなければならない。 この国を作ってきた多くの労働者民衆を奴隷扱いし、 路上に追いやる政府との闘争に立ち上がらなければならない」と話した。

全国女性農民会のカン・ダボク会長も 「韓中FTAは農民の生存権を奪う。 農民が農作業を放り出してソウルに上がってくれば、都市貧民に転落する。 農民が露天商と連帯し、生存権闘争に立ち上がる理由だ」と説明した。

江南露天商はいつも江南区庁との面談を要求してきたが、区庁の扉はなかなか開かない。 500人の集会参加者は用役暴力中断と申燕姫(シン・ヨニ)江南区庁長との面談を要求し、 江南駅から江南区庁まで約4kmの都心デモ行進を行った。 露天商が江南区庁に到着すると、警察兵力が江南区庁建物を城郭のように取り巻いた。 区庁長との面談は失敗した。 江南区庁は相変らず都市貧民にとって、触れることができない天空の星だった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-11-13 12:56:55 / Last modified on 2014-11-13 12:56:56 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について