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「ソウル市長候補は貧民の声を聞け」

17日「世界貧困撲滅の日」を迎え、「貧困撤廃の日」記者会見

ホン・クォンホ記者 2011.10.17 18:29

▲国連が定めた世界貧困撲滅の日を迎え、1017貧困撤廃の日組織委員会主催でソウル市長候補に共同政策要求案を提示する記者会見が17日にソウル市庁広場で開かれた。

10月17日、国連が決めた世界貧困撲滅の日を迎え、1017貧困撤廃の日組織委員会は、 午前11時にソウル市庁広場で「1017貧困撤廃の日記者会見」を開き、共同政策 要求案を発表し、ソウル市長候補にこれを受け入れるよう要求した。

共同政策要求は、△ニュータウン/再開発全面修正と住居権保障、△摘発中心の 露天商対策撤回と労働生存権保障、△社会福祉/社会サービス拡充と貧困層福祉 支援拡大、△障害者移動権と自立生活権利保障、△実質的/体系的ホームレス対策 用意だ。

この日の記者会見で、全国障害者差別撤廃連帯のパク・キョンソク常任共同代表 は、「ソウル市民の8%が最低生計費以下で生活しているが、たった2%だけが需給 対象者で、後の6%には何の対策もない」としながら「ソウル市長候補がこれに ついて何の対策も出さないが、これから貧しい人々の生がどう向上するのかを 明らかにしろ」と指摘した。

パク常任共同代表は「またソウル市長候補がボランティアという名目で障害者 の生活施設に行って裸で入浴をさせるのは、障害者福祉ではなく人権侵害」と し「ソウル市長候補は障害者が施設ではなく、ソウル市で非障害者と共にどう 暮らすのかも明らかにしろ」と指摘した。

民主露天商全国連合のペ・ヘングク委員長は「李明博大統領がソウル市長だっ た時に、清渓川事業で露天商は東大門運動場に行かなければならなかったが、 ソウル市の呉世勲(オ・セフン)市長がそこにデザインプラザを作ったおかげで 露天商はまた新設洞の隅に追い出されている」とし「これは事実上、露天商を なくそうとしているのと同じだが、果たしてソウル市長に露天商を弾圧する 権利があるのか?」と糾弾した。

明洞区域入居者対策委員会のイ・クネ委員長は「ソウル市の呉世勲市長の無償 給食住民投票の費用と、辞任による補欠選挙の費用、是正広報の費用を足した だけで2000億ウォンを越える」とし「この程度金があれば、とっくに無償給食 をして障害者に活動補助サービスを十分提供できたはずだ」と批判した。

ホームレス行動のイ・ドンヒョン執行委員長は「13日に松坡区で寒さを避けて、 アパート地下駐車場に入った野宿者が車輌に轢かれて死ぬ事故があった」とし 「これは、韓国社会が野宿者が公共の場所で暮らせないようにして、訳もなく 投げ出すためで、野宿者へのソウル駅の強制退去措置もこれと同じ」と指摘した。

イ執行委員長は「ソウル市は、ソウル駅が強制退去措置をすると言い、これに 対する対策を出して、むしろ強制退去措置を正当化させる愚をおかした」とし 「ソウル駅は今すぐ強制退去措置を撤回すべきで、ソウル市はホームレス支援 条例を制定し、彼らに実質的な支援が行われるようにしなければならない」と 要求した。

参加者たちは記者会見文で「誰もが暮らしやすいソウルを語るが、当の貧しい 人々の声を反映した細心な福祉の公約と貧困解決策は見えてこない」とし、 「ソウルが貧困と差別のない暮らしやすいところになるためには、絶望の貧困 に苦しみ、希望を失う私たちと隣人の要求を、ソウル市行政に反映することか ら始めろ」と強調した。(記事提携=ビーマイナー)

▲参加者が記者会見文を朗読する。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-10-18 08:25:03 / Last modified on 2011-10-18 08:25:05 Copyright: Default

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