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明洞3区域入居者座込場、強制撤去で衝突

ツイッターで駆け付けた市民と共に取り戻す.. ヒャンニン教会信者とキャンドル礼拝

コ・ドンジュ記者 2011.06.20 10:06

ソウル市中区明洞の再開発3区域で商店街入居者が移住対策を要求して座り込み をしていたあるカフェに、再開発施行会社側の用役業者職員が押しかけて衝突 を起こし、その過程で入居者1人が失神して救急車で運ばれた。

入居者は座込場に近いヒャンニン教会に助けを求め、ソーシャルネットワーク サービス「ツイッター」を通じてこの事実を知らせた。すぐヒャンニン教会の 信徒とツイッターを見て駆け付けた市民が用役業者職員と対峙する状況が2時間 半ほど続き、6時10分頃に用役業者の職員が退き、入居者は座込場を取り戻した。

座込場を取り戻した入居者と市民は用役業者職員の再侵奪を防ぐためにスクラ ムを組んだが、警察は未申告の集会だとして解散を命令した。入居者は「用役 業者の職員が不法に暴力を振るっている時は傍観して、今になって不法集会か」 と抗議し、ヒャンニン教会の信徒と路上礼拝に突入した。

▲ソウル市中区明洞再開発3区域の座込場を用役業者職員が侵奪、市民がまたシャッターを取り壊している。[出処:コ・ドンジュ記者]

3時30分頃、用役業者職員が侵入

明洞聖堂反対側の一帯で再開発が始まり、ここで商売をしていた2・3・4区域の 商人は、6月14日から『適切な移住対策』を要求して3区域のカフェ『マリ』を 占拠して座り込みをしている。

2・4区域の商人対策委委員長、イ・クネ(31)氏は「3時30分頃、1人のおじさん が入ってきたので、一緒に戦うために来たと思ったが、突然私たちにふとんを かぶせ、修羅場になった」と状況を伝えた。

用役業者の職員は入居者をふとんでくるみ、座込場の外に投げ出した。入居者 のウォン・ソンヒ(52)氏は「まだ中に残っている人がいるかも知れないのに、 用役はシャッターをおろして防いでいる」と不安そうにしていた。

知らせを聞いて駆け付けたヒャンニン教会の信徒と、一緒に座り込みをしてい た市民が用役業者の職員と対峙し、あちこちから『ツイッター』で知らせを聞 いた市民が座込場前に集まってきた。

▲座込場では多くの市民がスマートフォンで現場状況をツイッターで知らせた。[出処:コ・ドンジュ記者]

用役職員は傍観し、入居者と市民には不法集会という警察

入居者が用役業者職員の暴力行為を通報すると、警察が到着した。入居者たちは 用役職員を現行犯で逮捕しろと主張したが、警察は座込場の前に横たわっている 3区域対策委の委員長に二三の質問をした後、席を立った。座込場の中から抜け 出せない人についての確認の要請に対しても、警察は「採証した資料があるから 告訴しろ」と応じなかった。

座込場の前に集まった市民がまた警察に通報すると、これまで用役業者職員が 防いでいた座込場の中からはバールで備品を壊す音が続いた。座込場前に集まっ た人々は「路上では暮らせない、殺人撤去を中断しろ」等のシュプレヒコール をあげて、連座座り込みを始めた。

6時頃、入居者と市民は体当たりで座込場のシャッターを開こうとした。あっと いう間に用役職員との衝突が起きた。また警察が10人ほどの隊員と共に座込場 に来たため、シャッターを防いでいた用役職員は退いた。

入居者と用役業者職員の衝突についての警察の方針を尋ねたが、警察は「方針 が決まれば知らせる」と簡単に答えた。その方針は確認できたが、シャッター を完全に開き、座込場を取り戻した後に再侵奪を防ぐため、座込者がスクラム を組むと、未申告集会なので解散しろと言った。

▲市民がまた座込場に入ろうとして、用役職員と衝突した。[出処:コ・ドンジュ記者]

▲失神した入居者が救急車で運ばれている時、警察が未申告集会と解散放送し、市民が抗議した。[出処:コ・ドンジュ記者]

座込者、路上礼拝で抵抗

入居者は取り戻した座込場を整理し、座込場に来た市民は座込場の前に居座り、 礼拝を上げ始めた。

ヒャンニン教会のチョ・ホンジョン牧師は侵奪された座込場で踏みにじられた 聖書を発見したとし、本を持ち上げて見せて「私はお前たちの罪が如何に多く、 お前たちの罪悪がどれくらい大きいのかはっきり知っている。お前たちはこの 人たちを困らせてわいろを受け取り、貧しい人々を城門から押し退けた」とい う旧約聖書のアモス書5章を読んだ。チョ牧師は「彼らの力が強いが、道徳性が ないので結局私たちが勝利する」と入居者を慰労した。

警察は解散警告放送を続けたが、座込場前の市民は席を守った。3区域商人対策委 の委員長ペ・ジェフン氏は「撤去される時は一人だと思っていたが、今日訪ねて きてくれた皆さんを見て、韓国の事件だと悟った」と謝意を表し、最後まで闘うと 話した。

人権運動サランバンのミリュ人権活動家は、先日燃えた浦二洞に行ってきたと し「そこで会った友にここでも会えてうれしい」と連帯の重要性を強調した。 続いて「眠っている神様、そろそろ起きてください」と『調律』を歌った。先日 のテレビ番組『私は歌手だ』にも登場した歌なので、多くの人々が一緒に歌った。

日が暗くなり、人々はキャンドルを持って礼拝を続けた。いつまた用役業者の 職員による侵奪があるかわからない座込場だ。彼らが持つキャンドルが危ないと 感じられる理由だ。(記事提携=カトリックニュース いまここ)

▲つぶれた座込場案をまた整理しているのに、用役職員1人が相変らず出て行かないで見守っている。[出処:コ・ドンジュ記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-22 05:36:11 / Last modified on 2011-06-22 05:36:20 Copyright: Default

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