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文正鉉神父、光化門で「反戦、平和」を刻む

トランプ大統領が訪韓する11月8日まで書刻祈祷

チョン・ヒョンジン チグミョギ記者 2017.10.27 14:26

文正鉉(ムン・ジョンヒョン)神父が朝鮮半島平和と共存を訴えて、 ソウル市の光化門で書刻祈祷を始めた。

2010年8月、明洞聖堂で253日間「教会と世の中のための書刻祈祷」を行った ムン神父は現在住んでいる江汀の村でもずっと書刻祈祷を続けているが、 今回は戦争の威嚇が高まる韓半島の平和定着を訴えてソウル市光化門に 「街頭祈祷所」を設置した。

文神父は10月26日から11月8日まで、 米大使館の向いで書刻祈祷をする予定だ。 11月7-8日には米国のトランプ大統領が訪韓する。

文正鉉神父が 「反戦、平和」を要求して米大使館の前に来るようになったのは 「不公平なSOFA改正」を要求する戦いに本格的に参加した1999年からだ。 そして2005年11月、大秋里の米軍基地拡張に抵抗して大使館の前でハンストを行い、 12年ぶりに同じ目的でまたここを訪れた。

文神父は26日に書刻祈祷を始めるにあたり、立場を明らかにして 「(米国覇権主義から)国の自主権、反戦と平和を要求してから20年になるのに、 何も変わっていない」とし、言葉を途切らせた。

「なぜ私は南端の傷ついた江汀の村を離れてまた米大使館前の光化門広場の真中に来たのか… 不公平なSOFA協定、梅香里と大秋里、平沢、米国基地の戦い、 江汀海軍基地建設反対の戦い、星州まで。 そのすべての平和の道を歩きながら、私は米国という国が私たちに望むものは何なのかに気付きました。」

▲10月26日から11月8日まで光化門で書刻祈祷をする文正鉉神父。彼が真っ先に彫った字は「反戦、平和」。[出処:チグミョギ チョン・ヒョンジン記者]

文正鉉神父は書刻祈祷を始めるにあたり 「生命平和の道は私の信仰であり、死ぬ瞬間まで放棄できない」と述べ、 「平和は力で作られるものではなく、国民主権を守ろうとする私たちの連帯によって可能だ。 私は、全身で反戦平和の祈祷を捧げる」と話した。

文神父は「戦争はすべての生命を殺す、最も恐ろしい暴力だが、 7500万人が暮らすこの朝鮮半島に想像もできないほどの『戦争』という言葉がためらいもなく広く知られている」とし、 「米国の覇権と利益のため、戦争の威嚇が高まるのを見てみじめさを禁じ得ない。 四方が闇の中だが、瞬間の光でも放棄できないという切迫した気持ちで、 荷物をまとめて江汀から出てきた」と話した。

彼は「教会の一司祭として50年以上生きてきたりもした私の人生の最初と最後は 貧しく抑圧される人々と共に『平和』を探すことだった」とし、 「戦争で国民の生存を威嚇する韓米同盟よりも重要なことは私たちの平和だ。 戦争をあおる相手に対し、主権を無視されながら、隷属的状態に引きずられて行くことに反対する」と声を高めた。

文正鉉神父の 「全身で刻む反戦平和書刻展」が開かれる11月8日まで、 光化門広場では書刻祈祷とともに多様な文化行動も行われる。 また、毎日午後7時からは「共に灯す平和キャンドル」が開かれる。 [記事提携=チグミョギ]

▲「反戦、平和」という文字を刻む文正鉉神父と向こうに見える米大使館。[出処:チグミョギ チョン・ヒョンジン記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-10-30 20:32:10 / Last modified on 2017-10-30 20:32:11 Copyright: Default

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