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米軍部隊、枯れ葉剤は埋めなかった?...「不良調査、信じられない」

「5月から試掘要請したがショベルカーも借りなかった」...地域住民が反発

イ・サンウォン修習記者 2011.12.30 10:52

調査期間7ケ月、調査費用100億、慶北道漆谷のキャンプ キャロル枯れ葉剤埋め たて疑惑調査の結果が発表された。韓米共同調査団は「枯れ葉剤が埋めたてら れたという証拠はない」と発表した。しかし7ケ月の時間と100億ウォンの費用 がかかった調査の結果について、漆谷の住民は「信じられない」と反発してい る。大邱・慶北緑色連合のイ・ジェヒョク運営委員長は、SBSラジオ『キム・ソ ウォンのSBS展望台』とのインタビューで、調査の過程と結果に疑惑を提起した。

イ・ウニョン委員長は、埋めたて確認作業で施行された土壌ボーリングや水質 調査はきちんと施行されず、韓国側と米国側の結果も違っていたと主張した。

▲キャンプキャロル内ヘリポートとD区域一帯[出処:大邱慶北緑色連合]

イ・ジェヒョク運営委員長は「調査は、方法や過程に多くの限界と制限事項が あったが、調査団は調査方法の限界を明らかにせず、一方的に枯れ葉剤がない と主張し続けた」と調査団の結果発表には信憑性がないことを示唆した。

また李委員長は「当初、透明で正確な調査を約束していたが、5月に初めて部隊 を訪問した時、駐韓米軍は一方的に自分たちの資料を提示した」とし「彼らが 韓国民を愚弄しているのではないか考えた」と吐露した。

続いてイ・ジェヒョク委員長は「土壌ボーリング調査はしないつもりだったが、 無理に施行した。これも米国工兵隊がサンプリングし、水質調査も正確な観測 のために新しく作った観測井(地下水汚染を監視するために掘った井戸)でなく 米軍が数十年間利用してきた観測井を利用し、韓国側の立場が全く考慮されな かった」と、初めから正確な調査は難しかったと明らかにした。

また李委員長は「9月9日の地下水観測井1か所で枯れ葉剤の主要成分である 245-T(トリクロロフェノキシ酢酸、現在認められていない植物用除草剤で合成 農薬)が検出されたという発表があったが、再調査した結果、また検出されなかっ たと発表するなど、韓国と米国の調査内容がいつも違っていた」と調査内容を 翻意したと明らかにした。

李委員長は正確に確認するために埋めたて疑惑地域を試掘しなかったことにつ いて、「5月、土地を掘り返すのに、30万ウォンあればショベルカーを借りられ ると主張したが、調査費用に100億を使いながら借りなかった」とし「米国側は 何がそんなに恐ろしく、隠しているのか、試掘にはとても拒否感を持っている ようだった」と話した。

最後にイ・ウニョン委員長は「当初来年1月に結果を発表するといっていたが、 年末にどさくさ紛れに発表してしまった」とし「国民が信じられる人々で調査 団を新しく構成し、透明な精密調査を実施しろ」と主張した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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