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ミヌ追放、口先だけの多文化社会

移住文化活動家ミヌの追放を各界各層が糾弾

キム・ヨンウク記者 batblue@jinbo.net / 2009年10月26日18時04分

移住民であり、多文化社会の一員であり、韓国で放送と文化活動をしてきた 移住労働者のミヌ(ミノド・モクタン、ネパール)氏の強制追放に対する糾弾の声が激しい。 政府は、表では多文化社会のためのあらゆる広報をしつつ、多文化社会に大きく寄与した ミヌ氏を追放したのは標的摘発というものだ。

法務部は「外国人滞留秩序を確立するという次元で強制退去措置が不可避で、 各種の集会に参加するなど政治的な活動に主導的に加担してきたため」とし、 10月23日午後8時50分頃、仁川空港からタイ航空機でミヌ氏を強制追放した。 17年以上韓国で暮していれば、少なくとも周辺を整理する時間が必要だったが、 政府はその時間も与えなかった。

『移住労働者文化活動家ミヌの釈放のための共同対策委員会』は、10月26日午前、 政府庁舎前で法務部を糾弾する記者会見を行った。民主化のための弁護士の会の クォン・ヨングク労働委員長は、「ミヌ氏は韓国で、移住民と韓国社会の 対話に努力した」とし「人情のない韓国の出入国管理政策は、彼が自分の権利を 行使する機会も与えずに出国させた」と嘆いた。クォン・ヨングク弁護士は 「これ以上、政府は長期滞在者に対する赦免と合法化措置のない多文化社会を口にせず、 統合政策を廃棄しろ」とし「すでに韓国人になった移住民を追い出して、 どうして移住民との疎通と多文化を語れるのか」と非難した。

チャン・チャンウォン牧師は「政府が低賃金労働者を使うために奴隷制度を運営している」 とし「長期熟練の移住労働者をすべてたたきだし、安い賃金でこき使うために 野蛮で獣のような摘発で強制退去を進めている」と糾弾した。

記者会見の参加者たちは、「17年と8か月を本当の多文化社会の架け橋になろうとして こん身の働きをして寄与したある移住労働者を短時間に強制追放したのは 韓国社会の多文化主義がいかに見せかけだけで移住民排除的かを今一度見せている」とし 「多文化社会のための貴重な人的資源を古草履のように捨てる法務部の愚かさに慨嘆する」 と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-11-19 01:40:06 / Last modified on 2009-11-19 01:40:08 Copyright: Default

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