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移住労働者メーデー、「事業場移動の自由と労働許可制を導入しろ」

移住労働者の権利のための「闘争ツアー」ツーツーバスも出発

チョン・ウニ記者 2018.04.29 17:38

「韓国政府は雇用主たちが移住労働者にスチロール、コンテナ、ビニール宿舎を提供し、 ここに住まわせることを禁止しなければなりません。 それは家ではないからです。 しかも多くの社長たちは、移住労働者に家賃の名目で毎日1時間、 または2時間の無料労働を強要しています。」

カンボジアから来たスレイナー氏が「2018移住労働者メーデー」集会で、 宿泊費まで強制徴収される移住労働者の現実を告発した。 128周年世界メーデー大会を控えた29日、ソウル市鍾路の普信閣で開かれた移住労働者メーデーには、 世界各地から来た労働者たちが「事業場移動の自由と労働許可制」を要求して声を高めた。 民主労総、移住労組、移住共同行動、京畿移住共対委が共同で主催したこの日のイベントには、 移住労働者約300人と連帯団体が参加して移住労働者の権利保障を要求した。

主催側によれば、韓国に滞留している移住民の数字は213万人(2018年1日基準)だ。 このうち100万人程度が移住労働者だ。 彼らは韓国の食卓に上がる豚肉、サバ、セリなどの農水産物だけでなく、 自動車部品などの製造業や建設業など、あちこちで働いている。 しかし韓国社会の移住労働者の労働権現実は改善の兆しがない。 集会では韓国政府に対する移住労働者と活動家の多様な叱責があふれた。

移住労組のウダヤ・ライ委員長は 「韓国に移住労働者らが入ってきてから30年近く経ったが、 政府は移住労働者の権利を認めず、相変らず奴隷扱いしている」とし 「文在寅(ムン・ジェイン)政府は労働が尊重される世の中を作るといったのだから、 移住労働者も膚で感じられる環境を作らなければならない」と明らかにした。

民主労総ソウル本部のチェ・ウンチョル本部長は 「非人間的な産業研修生制度は雇用許可制に変わったが、 強制労働、低賃金など移住労働者に対する搾取は減らなかった」とし 「すべての人間が尊厳であるように、すべての労働者も同じ労働の権利を持つ。 政府は事業者の側ではなく、移住労働者の側に立って法と制度を変えなければならない」と話した。

移住労働者も舞台に上がり、 自分が働いてきた労働現場の問題を語った。

バングラデシュから来た労働者のラナ氏は 「4年10か月、韓国で働いたのに、すぐ故郷に帰ることになった」とし 「これまで誠実に働いてきたが、社長のミスでこれ以上働けなくなった。 なぜ社長の間違いで私が働けなくなったのか。 私は奴隷制のような雇用許可制に反対する。 雇用許可制を作ってくれ」と訴えた。

ネパール出身の労働者リサ氏は 「9か月前に韓国にきた。 一日11時間、ひざをついて働かなければならなかった。 働いてとてもつらくて、病院に行かなければならなかったが、社長は連れていってくれなかった。 まだ韓国語もうまく話せないので助けを受ける所がない。 ようやく移住労組に連絡がついて、助けを受けた。 からだもそうだが、精神的にもとても苦しかった。 移住労組にたくさん加入していろいろなイベントに参加しよう」と提案した。

主催団体はこの日、5月の1か月間を移住労働者の権利を探すための 「闘争ツアー(ツーツー)」バスもスタートさせた。 ツーツーバスは最低限の基本的権利も保障されない労働現場に行って抗議行動をする計画だ。 主催側は議政府、華城、忠州や文山など、労働権侵害問題が知らされた事業場や雇用センター、 労働関係庁に行く予定だと明らかにした。

移住労働者のメーデーは、平日休むのが難しい国内移住労働者の条件のため、 毎年メーデー前の日曜に開かれる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-05-02 11:33:30 / Last modified on 2018-05-02 11:33:33 Copyright: Default

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