![]() |
韓国:糾弾記者会見、「法務部長官は退陣、保護施設は即刻閉鎖」 | ||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(報告) ・レイバーネットTV ・あるくラジオ(2/23) ・川柳班(投句受付中) ・ブッククラブ(3/20) ・シネクラブ(2/2) ・ねりまの会(1/31) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第98回(2025/1/10) ●〔週刊 本の発見〕第377回(2025/2/13) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2025/2/4) ●川柳「笑い茸」NO.159(2025/1/27) ●フランス発・グローバルニュース番外編(2025/2/2) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第97回(2024/12/30) ●「美術館めぐり」第7回(2025/1/27) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
「首を吊って死に、飛び降りて死に、今は火に焼かれて死ぬ」糾弾記者会見、「法務部長官は退陣、保護施設は即刻閉鎖」 ビョン・ジョンピル記者 bipana@jinbo.net / 2007年02月13日16時41分
麗水外国人「保護所」火災惨事糾弾記者会見が13日午後1時、政府総合庁舎前 で、麗水外国人「保護所」火災惨事解決のための共同対策委員会(仮称)主催で 開かれた。今回の集会には移住労働者と移住人権団体参加者約100人が参加した。 今回の糾弾記者会見は、火災事件死亡者への無念と恥、 そして事態をここまで至らせた政府の移住労働者政策に対する怒りが 入り混じるものだった。 発言者たちは、今回の麗水出入国火災惨事は国家の殺人だ、 保護所は移住労働者を保護する所ではなく監禁施設だと指摘した。
「首を吊って死に、列車に轢かれて死に、飛び降りて死ぬ」
集会に発言者で参加したチュ・ボンヒ委員長は「誰かが火を付けたと関係ない ことで本質から目をそらせるような態度で、閉じ込められた人に罪をかぶせる のか」とし、移住労働者政策が持つ本質的な問題を無視して事件を移住労働者 の放火のせいだという法務部を糾弾した。チュ・ボンヒ委員長は、高裁で移住 労組の合法判決から間もなく、少しは良くなるだろうと思っていたが、現実を われわれを無視したとし、「首を吊って死に、列車に轢かれて死に、駆け降り て死に、今度は火に焼かれて死ぬ」と述べ、移住労働者の現実は全く改善され ていないことをまた想起させ、移住労働者の死を無駄にしないために民主労総 が先頭に立つと述べて闘争の意志を明らかにした。 「待避もさせずに鉄格子の外から消火器を噴射」
経過報告をした移住労働者人権連帯のチェ・ヒョンモ代表は、「職員1人と司 法警察2人は、待避もさせずに鉄格子の外から消火器を噴霧した」が消火でき ずに右往左往して、1階から鍵を持って来る間に死亡者が増えたと述べ、火災 に対して無防備な状態に置かれている保護所内の移住労働者の現実を暴露した。 さらに民主労働党のムン・ソンヒョン代表、権永吉議員、イ・ヘサム最高委員 は、被害者たちがいる麗水の全南病院を訪問した時、保護所306号のトイレで 気を失い軽傷者病室にいたパク・チョリョン氏をはじめ3人の患者は、病室の ベッドをつなぎ手錠をかけられていたと述べた。司会者は、法務部の移住労働 者に対する人権蹂躙は、火災事件の後も変わっていないことが発見されたと伝 えた。 「恥ずかしい。韓国で暮すことが恥ずかしい」
集会に参加した民弁労働委員会のクォン・ヨングク副委員長は「いったい国家 は死ぬまで何をしていたのか。彼らがいったい何をしたといって、こうして惨 めに死ななければならないのか」とし、法務部に無念さと怒りで叫んだ。クォ ン・ヨングク弁護士は「人間があって法がある。摘発の時に身分を明らかにし たのか、令状を取ったのか」と問いながら、片っ端から捉えるばかりの韓国の 移住労働者政策を批判した。クォン・ヨングク弁護士は、鉄格子のある拘禁施 設の即刻閉鎖、大統領の厳重な謝罪、法務部長官の退陣、麗水保護所長の処罰、 摘発追放の中断、そして未登録移住労働者の即刻合法化を要求し、「韓国より ひどい米国さえ、5年以上の未登録移住労働者を周期的に合法化」していると 述べて政府を叱責した。 裸にして捜索した後に保護所入所
移住労組委のカジマン員長は研修生制度を廃止しろと言ったところ雇用許可制 が作られたが、この雇用許可制のためにさらに強く摘発追放が行われていると 強調した。今回の火災惨事の根源にはこうした無対策な政府の摘発追放政策が あるという。カジマン委員長は保護所に入所する時にはすべて服を脱いで検査 をし、服は着替えさせると述べ、ライターが発見されたと放火に言及する政府 の調査結果に疑問を提起した。タバコも吸えない保護所では移住労働者が放火 することはありえないという。カジマン移住労組委員長はこの問題は「法務部 長官が責任を取るべきだ。火をつけたと言うのではなく、『悪かった』と謝ら なければならない」と政府が今回の事件の原因について責任を取って根本的な 解決策を立てるよう要求した。
記者会見の参加者は、今回の麗水保護所火災惨事が移住労働者に対する制度的 な殺人だと糾弾した。また保護施設の即刻閉鎖、法務部長官の退陣および責任 者の処罰を要求した。さらに、制度的に摘発追放の中断、未登録移住労働者の 全面的合法化のための全面的措置がなければ、問題の根本的な解決にはならず、 そのための闘争を続けるという意志を明言した。また、この記者会見と国務総 理室抗議訪問を始め、各地域に焼香所設置、全国外国人保護所実態調査を始め ると今後の計画を発表した。2月25日にはソウル中心部で火災惨事の責任を問う 糾弾集会が開かれる予定だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2007-03-11 21:53:56 / Last modified on 2007-03-11 21:53:58 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |