韓国:労働三権争奪 移住労働者メーデー | |||||||
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もうひとつの国家の犠牲者、移住労働者…「退職金まで奪われた」労働三権争奪 移住労働者メーデー…出国後退職金受領制度の撤回を要求
チョン・ウニ記者 2014.04.27 20:24
「心の片隅にはセウォル号の犠牲者による痛み、他の片隅には移住労働者の退職金を全て奪う韓国政府による痛みがある。 皆さんの痛みは私たちの痛みだ」。 司会をしたソモト移住人権活動家がセウォル号犠牲者への哀悼を表わしながら、国家が背を向けたもうひとつの犠牲者、移住労働者が叫ぶ124周年メーデー集会を始めた。 民主労総、移住共同行動、京畿移住共対委などの移住労働運動団体は4月27日、ソウルの普信閣で約500人の移住労働者、連帯団体と共にセウォル号の犠牲者に対する黙祷と共に 「移住労働者出国後 退職金受領制度撤回! 労働三権争奪2014移住労働者メーデー」を進めた。 [出処:キム・バルム記者] 移住労働者たちはこの日の集会で、特に今年改悪された退職金受領制度を糾弾し、廃止を要求した。 1月に政府は「外国人労働者の雇用などに関する法律」改正案を公布し、移住労働者の退職金を出国後14日以内に支払うことにした。 移住労働者は韓国内でも退職金を受け取れないのに、故郷に帰って果たしてどうして受け取れるのかと、事実上、移住労働者が退職金を受け取る権利を侵害すると糾弾した。 移住労組のウダヤ・ライ非常対策委員長は 「政府は移住労働者を対象とする法を作るが、われわれ移住労働者の声は聞いてくれない」とし 「だからわれわれは、こうしてここに集まって要求する」と明らかにした。 続いて彼は「退職金はすべての労働者にとって最も重要で基本的な制度だが、最近では退職金を出国後に受け取ることにするひどい法律を施行した」とし 「われわれは今からこの法を廃止するために団結して闘争しよう」と呼び掛け、 「服装、皮膚、言語が違っても、われわれは全く同じ労働者なのだから、共に戦って、各事業場に戻り、法廃棄闘争の先頭に立つ」と明らかにした。 [出処:キム・バルム記者] 民主労総のシン・スンチョル委員長は 「124周年メーデー集会を休日にすべき移住労働者に対し、80万民主労総組合員の気持ちを抱き、連帯のメッセージを伝える」として連帯闘争の意志を明らかにした。 シン委員長は続いて「韓国では多くの死が続いている」とし 「火事になっても、逃げられない障害者の死、希望を持てない母の死、そして韓国の未来である多くの子供たちが死んでいった」と強調した。 彼はまた、「私たちが哀悼して悲しんでいる時に闘争する理由は、韓国のすべてに希望がないからだ」とし 「これまで差別が私たちの気持ちを押しつぶしたが、われわれが共に闘争すれば、この社会を変え、平等の世の中を開くことができる」と訴えた。 彼はまた、「移住労働者が団結し、民主労総が連帯し、事業場移動の自由の争奪と退職金制度の改悪を闘争で変えよう」とし 「来年は移住労働者と民主労総が共に一つの場で連帯できるようになることを切実に望む」と明らかにした。 [出処:キム・バルム記者] 「私たちの金をなぜ持てないようにするのか? 韓国政府は退職金泥棒か?」舞台には、フィリピン、パキスタン、ベトナム、ネパール、ビルマなど、 多くの地域から来た移住労働者が韓国政府の移住労働政策を糾弾し、 移住労働者の人権と労働権保障を要求した。 カンボジア出身の移住労働者は「今も退職金を受け取れない移住労働者が多いのに、なぜ調査もせずにこの法を作ったのか」とし 「故郷に帰って、果たして誰にくれと言えばいいのか」と声を高めた。 彼は続いて「私たちの金なのに、なぜ私たちの金を持ち帰れないようにするのか」とし 「これでは結局、韓国政府は退職金泥棒ではないのか」とし 「韓国で働いたら、退職金も韓国で受け取れなければならない」と叫んだ。 ベトナムから来た移住労働者は 「退職金は私たちの血と汗だ」とし 「韓国でも退職金を受け取るには何度も労働部を訪問し、やっと受け取れる」と述べ、 「韓国政府は事業者が法をきちんと守るようにさせろ」と要求した。 彼はまた、「不法滞留者を雇用しなければ、なぜ不法滞留が存在するか」とし 「不法滞留は私たちの責任でない」と制度の問題を明確にした。 ソモト移住人権活動家は「政府は退職金を受け取っても出て行かない移住労働者が多いからこの制度を施行するというが、きちんと調査でもしてみたのか」とし 「われわれは詐欺をしするのではない。 働いているのであって、労働者の権利を要求しているのだ」と強調した。 移住労働者は退職金改悪だけでなく、 移住労働者人権と労働権侵害で相変らず苦しんでいる彼らの現実を告発した。 ビルマ出身の移住労働者は 「4か月前に入国し、雇用許可制労働者として3か月働いたが月給を受け取れずに退社し、新しい仕事を探している」と自分を紹介、 彼は「大きな夢を持って韓国にきたが、愛する家族と離れて賃金も受け取れず、精神的にも苦しい。 次の雇用も見つからずに家族の生計も心配だが、今一番恐ろしいのは次の社長も全く同じではないかということ」と話した。 2014年の124周年メーデーでの移住労働者の集会は、メーデーなのに相変らず働かなければならない労働環境により、今年も日曜に行われた。 集会に参加した移住労働者はセウォル号犠牲者を哀悼し、無事帰還を望む気持ちを抱いているというリボンを胸に付けてイベントを進めた。 集会では労働相談、産業安全保護具体験、レインボースクール紹介、セウォル号失踪者の無事帰還リボンを配るブースなどの付帯行事と共に進められた。 参加者たちは約2時間の集会の後に清渓川のソウル雇用労働庁までデモ行進を行い、整理集会でこの日のイベントを終えた。 [出処:キム・バルム記者] [出処:キム・バルム記者] ▲この日の集会には抱川アフリカ博物館の移住労働者搾取で帰国し、韓国に戻って活動を始めたダンサーのMマヌエルとミュージシャンのアミド氏の公演があり、大きな呼応を受けた。[出処:キム・バルム記者] 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-04-27 21:54:05 / Last modified on 2014-04-27 21:54:06 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |