韓国:全国移住労働者大会に千人参加、「不法な人はいない。制度が不法だ」 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(報告) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班 ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第371回(2024/12/26) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第15回(2024/12/24) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第97回(2024/12/30) ●「美術館めぐり」第6回(2024/12/23) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
全国移住労働者大会に千人参加、「不法な人はいない。制度が不法だ」「事業場移動の自由、雇用許可制廃止、労働許可制争奪」
チョン・ウニ記者 2018.10.14 18:36
最近、摘発の過程でミャンマー労働者が犠牲になった中、 移住労働者に対する差別と搾取を終わらせるための 移住労働者の大衆集会が開かれた。 民主労総、移住労組、移住共同行動などの団体は10月14日午後、 ソウル市のファイナンスビルの前で「2018全国移住労働者大会」を開き、 政府に事業場移動の自由、雇用許可制廃止、労働許可制などを要求した。 韓国にはすでに100万人を越える移住労働者が多様な形態で最も劣悪な労働現場で働き、 経済を支えている。 しかし移住労働者が味わう差別と搾取は相変わらずだ。 最近ではミャンマー労働者が摘発の過程で墜落して亡くなり、 高揚貯油所の火災事件の責任をいわれのないスリランカ労働者に問うなど、 移住労働者に対する社会的認識もまた後退しているのが実情だ。 今年の全国移住労働者大会は、このように切迫した移住労働者の現実の中で開かれた。 集会には多くの労働組合代表と現場労働者が参加し、 移住労働者の権利を取り戻すために共に闘争しようと提案した。 移住労組のウダヤ・ライ委員長は 「1か月に1、2回しか休めない移住労働者が集会に参加するのは容易ではないが、 われわれは自分の権利を勝ち取るためにここに集まった」とし 「われわれは労働者として韓国にきたのに、 韓国政府はまだ私たちを労働者と認めない。 われわれは奴隷ではなく労働者だ。 差別と搾取を我慢してはいけない。 共に闘争して正当な労働者になろう」と話した。 金属労組のヤン・ギチャン副委員長は 「韓国の移住労働者は無限の搾取を受けている。 最低賃金にも満たない賃金で寄宿舎の費用まで取られ、 今は最低賃金まで削るという。 国内労働者もまた非正規職、正規職に分けて搾取する。 資本家は絶えず労働を分断するが、われわれ労働者は一つだ。 皆が一つになって戦わなければならない。 対立を助長して労組を無力化しようとする資本に対抗し、 搾取と抑圧への対抗に金属労働者が連帯して闘争する」と明らかにした。 台湾国際労働者協会のウジンヌ氏も参加して、 韓国の移住労働運動に連帯して発言した。 彼は「韓国移住労働者の闘争に、われわれは大きな感銘を受けた。 アジアで先導的な韓国の移住労組運動を尊敬する。 台湾移住労組運動はまだ強くないが、 われわれは資本家は労働者を搾取して民族国家は資本家の味方だということをよく知っている。 だからわれわれは本当の民主主義、権利のために闘争しなければならない。 『ジャユ(がんばれ)、がんばれ』」と話した。 多様な労働現場で働く移住労働者も舞台に立って非人間的な労働環境を告発し、 政府に自分たちの権利を保障しろと要求した。 スリランカ出身のソンソ労組のジャミンダ組合員は 「韓国政府が未登録労働者を作っている。 不法な人はいない。 制度が不法だ。 ミャンマー移住労働者が摘発から逃げて死んだという知らせは本当に胸が痛かった。 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は人が優先だといったが、 未登録移住労働者は人ではないのか? 強制摘発を中断しろ。人間狩りを中断しろ」と要求した。 インド出身のスリカント氏は 「一日12時間、1か月に300時間働いた。 スリランカ、ネパール、中国の人と一緒に働いたが、みんな250-350万ウォンをもらった。 私も同じように働いたのに1か月で15万ウォンしかもらえない。 海外投資法人研修生制度のためだ。 働いて怪我をしても労災を受けられなかった。 ただ帰れという。 皆さんの助けがなければ、われわれは奴隷のようにただ働いて帰らなければならない。 強制的な産業研修生制度はなくさなければならない」と訴えた。 中国出身のソンウィチュン氏は 「一日12時間、休息時間もなく働いた。 最低賃金にもならない月給だが、毎月国民年金が取られる。 本国に国民年金制度があれば後で返してもらえるとしても、 私の場合はそうではない。 なぜ返しもしない金を毎月控除するのか。 工団に聞いても、取り戻す方法はないという。 社長は賃金をピンはねして、大韓民国政府は国民年金をピンはねする」と発言した。 クメール労働権協会出身のある女性は 「韓国政府は、移住労働者ではなく雇用主がきちんと労働法を守るようにするべきだ」とし 「まず、労働時間をごまかすな。とても長い時間働いているのに、時間をごまかして賃金を削る。 人が暮らせない所を宿舎だと言ってまた宿泊費を取って行く。 次に、女性移住労働者を性暴力、性暴行するな。 雇用主が女性のからだに触って淫らな話をして淫らな映像を見せる。 これを問題視すれば不利益を受ける。 最後に、雇用主がわざわざ移住労働者が逃げたと虚偽の申告をしてビザを無効にする。 また、雇用主は人にできない労働をさせ、移住労働者が突然死ぬ。 多くの労働者が朝、突然死んでしまう」と告発した。 民主労総のキム・ミョンファン委員長も集会に参加して、移住労働者の権利のために共に闘争しようと発言した。 彼は「社会の一番底辺にいる移住労働者がいつも潜在的犯罪者と規定される社会、 移住民に対するヘイトを出して移住労働者を差別して搾取する社会、 この社会を変えるために移住労働者が直接立ち上がって闘争する場がまさに今日」とし 「労働組合に団結して、私たちの権利を取り戻そう」と提案した。 一方、近くでは難民対策国民行動が同じ時刻に、 「不法滞留者追放および難民法廃止」を要求する集会を開いた。 この場には50-80人ほどが参加した。 午後2時40分頃にはこのイベントの司会者が 「向うに不法滞留者がいるから私たちが行って現行犯逮捕しよう」と提案し、 警察側と摩擦を引き起こした。 参加者たちは司会者の提案により 「警察は不法滞留者を摘発しろ。逮捕しろ。警察は自国民を保護しろ」と叫びながらデモ行進し、 警察としばらく小競り合いをしたが衝突はなかった。 2018全国移住労働者大会の参加者は 本集会の後に 青瓦台孝子治安センターまでデモ行進して集会を終えた。
翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2018-10-16 13:55:50 / Last modified on 2018-10-16 13:55:51 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |