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移住労働者たちG20を前にヒャンニン教会での座り込みに突入

「移住労働者運動は死んでいないことを政府は知れ」

キム・ヨンウク記者 2010.07.18 19:33

7月17日の夕方、G20を控えて移住労働者たちが摘発追放中断を要求して座り込 み闘争に突入した。ソウル京畿仁川移住労働者労働組合はこの日、ソウル市明 洞にあるヒャンニン教会で座り込み闘争発足式を開き、「移住労働者は犯罪者 ではない。摘発追放を中断しろ」と本格的な座り込み闘争を宣布した。

今回の移住労組座り込みは、2002年と2003年の明洞聖堂座り込み闘争や2005年 の国家人権委座り込みよりは規模が小さいが、G20を控えても相変らず移住労働 者が韓国に命がけで暮していることを知らせる座り込みだ。移住労働者座り込 み団は8月末まで座り込み闘争を展開する計画だ。

今回の座り込み闘争を共に計画した移住労組組合員のA氏は、「移住労働者運動 の初期は力強い闘争に多くの移住労働者が参加したが、今は移住労組はとても 弱くなった。政府の集中摘発でほとんどの仲間たちが追放され、本国に帰った」 とし「私たちの移住労働者運動が弱まったのは、政府の摘発も激しかったが明 洞聖堂闘争当時に雇用許可制を防げず、多くの労働者が合法化されずに戦闘的 な活動家が闘って追放された」と評価した。A氏は「今回の座り込みはその時と 較べものにならないほど少なく、座り込みができるかという指摘もあったが、 今、座り込みは大変重要だ」とし「政府と韓国社会に私たちの運動が死なずに 残っていることを示さなければならない。政府が移住労働者にどれほど悪意的 かを知り、座り込みを決心した。移住労働者が搾取され続けているのだから闘 争を続けなければならない」と今回の闘争の意味を明らかにした。

チョン・ウィホン民主労総首席副委員長は「政府が11月にG20を開くが、政府が 招請国になるには労働者に団結の自由と基本権を国内で実践しなければその資 格はない」とし「今回の座り込みでG20を前にして移住労働者摘発が非人道的な 弾圧で労働者を抑圧していることを全世界に暴露して、移住座り込みが全世界 の希望になることを願う。民主労総も共に闘争する」と連帯の心を伝えた。

ビルマ民主化闘争を支援するビルマ行動のB氏は「2003年にも人間らしく生きる ための闘争をして多くの仲間たちが追放されたが、まだ人間らしく生きるため に努力する移住同志は多い」とし「前ほど人数は多くないが、空しく思う必要 はない。私たちの隣に皆同じようにいる」と励ました。

B氏は「この前、法務部関係者に会ったが、ミャンマー行動はビルマのために仕 事をしているのに、なぜ移住民のために仕事をするのかと聞かれ、私は移住民 が月給も受け取れずに暴行されているのに、あなたたちが無視するから私たち が出たといった」とし「壊れた家を修理する人に文句を言うとは情けない」と 非難した。

B氏は「法務部は、なぜビルマ行動が韓国政府に反対するのかというので、私た ちは何か韓国政府に反対したのかと聞くと、3年前の麗水外国人保護所火災事故 での死の再発を防止しようとNGOと一緒に抗議署名したことを例にあげた。二度 とこんなことを無くそうというのを政府への反対だと言うのだから驚いた。わ れわれはビルマ民主化の活動家ではなく、民主化活動家であり、ビルマ人権活 動家ではなく人権活動家だ。民主主義がなく、人権侵害をする政府と戦う準備 ができている。さらに人間らしく生きるためにさらに強く連帯しなければなら ない」と明らかにした。

11年間韓国で働き、今は国際フィリピン移住労働者で組織活動家でアジア太平 洋移住民団体国際会議に参加しに来たソモット氏も連帯の言葉を伝えた。ソモッ ト氏は「ここで10数年暮し、明洞聖堂鎮圧の時と光化門で集会を鎮圧した時、 そこにいた。韓国社会で暮すことがどれほど難しいのか記憶する。最後まで力 を抜かず闘争を続けるように願う」と話した。

国際移住連帯のアニー氏は「経済危機で多くの政府が未登録移住労働者を犯罪 化している。経済危機の原因は移住労働者のためではないのに、その損害を移 住労働者に転嫁している」とし「本国に送金しないことで本国に大きな威嚇に なりかねない。国際移住連帯も共に連帯する」と本国に送金送らない運動を提 案した。

韓国で長い間移住労働者運動を展開してきたC氏は「政府は私たちを弱めるため、 未登録と登録を分離して未登録を追放した」とし「私たちの力は小さくても、 団結して、私たちの権利を取り戻すために力を合わせよう」と強く話した。彼 は「われわれは犯罪者でもなく、韓国の経済発展に大きく貢献した。政府は私 たちを使い捨ての割り箸扱いをせず、誤った労働政策を変え、移住労働者がま ともに暮せる政策を作ってほしい」と要求した。

移住労組中部支部長のD氏は「政府は私たちをテロリスト扱いし、ひどい摘発を している。私たちが暮らそうと働きに来たのに、そんなに悪いのか」と政府を 叱責した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-07-19 19:35:25 / Last modified on 2010-07-19 19:35:28 Copyright: Default

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