韓国:座り込み47日、弱まらない移住労働者闘争 | |||||||
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「古い法も無視する出入国管理法」座り込み47日、弱まらない移住労働者闘争
ビョン・ジョンピル記者
bipana@jinbo.net / 2008年01月21日15時25分
移住労働者の座り込みから47日目の1月20日。集会が予定された二時が近づき、 ソウルと京畿全域から来た移住労働者が鍾閣駅の普信閣前に続々と集まった。 寒い中、移住労働者弾圧中断と出入国管理法改悪阻止のための決意大会に参加 した約150人の移住労働者と人権社会団体の活動家たちは、移住労組に対する標 的摘発と出入国管理法改正を即刻中断しろと声を高めた。 ソウル京畿仁川移住労働者労働組合(移住労組)のカジマン委員長をはじめとす る指導部3人が標的摘発で連行された後、緊急に始まった「摘発追放中断、出入 国管理法改悪阻止!移住労組標的弾圧粉砕!」のための座り込みは、韓国キリス ト教会館から民主労総へと場所を移して行なわれている。 1月15日、摘発で中国同胞が死亡 移住労働者が摘発追放中断を要求する気持は切実だ。これまで令状なく合法的 な手続きを経ずに摘発班員がむやみに摘発を押し切る過程で、移住労働者たち が致命的な怪我をしたり、場合によっては死亡する事件が頻繁に発生してきた。 1月15日にも中国同胞がモーテルで仕事をしていた時に、摘発班を避けて近くの 建物に逃げようとしたが、8階から落ちて死亡する事件が発生した。 しかし、さらに憂慮されるのは、このように人権侵害だと指摘されてきた「令 状と適法な手続きなく」行なわれている摘発を、むしろ法務部が法制化しよう としていることだ。昨年11月8日、法務部は出入国管理法改正案で「疑い」だけ で移住労働者の摘発ができるようにする法案を立法予告した。 これに対して国家人権委員会員会は昨年12月、法務部の出入国管理法改正案を 検討した結果、「死を呼ぶ外国人強制摘発と保護手続きは改善が必要」だとい う立場を表明した。 出入国管理法改正案=緊急措置9号 移住人権連帯のチェ・ヒョンモ代表は出入国管理法改正案を朴正煕政権時代の 緊急措置9号だと遠回しに言った。チェ・ヒョンモ代表は11月に立法予告された 出入国管理法改正案が、「憲法が保障する令状主義、適法手続きの原則を無視 している」とし、政府を批判したという理由だけで令状もなく、多くの民主化 活動家を捕まえて閉じこめた緊急措置9号の弾圧内容がそのまま含まれている」 と指摘した。合わせて「軍事独裁政権のような悪法」と強く批判した。 移住労働者への人権侵害がむしろ法制化されようとしている状況で、移住労働 者の労働権と人権を守るための移住労働者のための労働組合の必要性はさらに 切実になっている。しかし労組を作るという常識的なことさえ、移住労働者に とってはつらい戦いだ。 昨年11月、移住労組指導部の3人が標的摘発で連行された後、強制出国させら れ、地域の移住労働者はさらに萎縮した。 私が家に帰れない理由...「移住労組を守れ」 集会に参加したある移住労働者は、労働組合活動がそのまま入管の「標的」に なるという考えが広がっていて困ると困難を吐露したが、それでも「労組は守 らなければならない」という思いに「私が戻らなければ、病気の母は手術を受 けないと頑張っているが、帰れずにいる」という切実な心情を伝えた。 集会に参加した移住労働者たちも「歯がなければ歯ぐきで」でも、絶対に移住 労組を守るという覚悟を固めた。集会発言をした民主労総のチュ・ボンヒ副委 員長は「今年は民主労総が移住労働者組織を始める」とし、2008年には移住労 働者の組織化に注目するという意志を表明した。 トルナ、リムブ移住労組委員長職務代行は「東大門、安山など、活動家がいる 地域を集中摘発している」とし、これは「移住労組の破壊策動だ」と強く非難、 「いくら私たちを根絶しようとしても、移住労組は中断できない」と闘争の意 思を確かめた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-01-22 12:28:36 / Last modified on 2008-01-22 12:28:37 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |