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クリスマスイブに開かれた「移住労組決意大会」

24日午後3時 普信閣前で開催

移住労働者放送局 http://migrantsinkorea.net/ / 2006年12月26日16時38分

舞台の横断幕

クリスマスイブの12月24日、市民が周辺でクリスマスの非常に楽しい雰囲気 を楽しんでいたその時、移住労働者たちは午後3時に普信閣の前に集まった。 そして、そこでは移住労働者労働組合決意大会が開かれた。今回の決意大会 は、華城外国人保護所に収容されている移住労組京畿中部支部支部長のジャ マン同志を釈放し、未登録移住労働者合法化および状況が悪化した移住労組 を死守するための決意大会の形式で進められた。

舞台の横に横断幕が並んでかけられた。

コリアンドリーム

この席でアノアル委員長は「人間らしく生きるために、暮らすために、われ われは遠方からきた。だが韓国政府は労働権を保障せず、持続的に弾圧して いる」と韓国政府を叱責し、また、現在ジャマン同志が保護所にあると述べ て今後多くの闘争が予定されているので積極的に参加してほしいと話した。

また、民主労総ソウル本部首席本部長のイ・ジェヨン氏は発言で「今日のよ うな日に若い友人たちは恋人と共に、家族は家族どうしで歩き回っているが、 われわれはコリアンドリームのために遠方からきて働いている。移住労働者 はこういう日に幸せでない」という言葉で発言を始めた。

彼は「この集会は単なる集会ではなく、移住労働者を解放する闘争だ」と話 し、「われわれは限りない闘争で、国民に私たちの問題を伝えなければなら ない」と話した。

弾圧ではなく労働権保障を!

労働解放学生連帯のある活動家は発言で「一部の市民団体は、年末になると 募金してくれと路上で募金をしているが、これが慣行らしい」と話を始めた。

彼は「資本家たちはしばらく非正規職を使って事業体から追い出している。 年末になるとわずかな金を賞金に出してこうした問題を止めようとする」と 指摘した。

また、全非連の代表者として出てきたリュ・ジェウン氏は「韓国はドイツな どに男性は鉱夫、女性は看護師として行った人が多いが、向こうでは元気に 暮らしている」と話しながら、「あるひとは、ドイツで鉱夫として働き、労 災にあって韓国に戻ったが、ドイツ政府から38年間労災支援費を受け取って いる」とし、「韓国はこの程度もせず、逆に移住労働者を弾圧して労災補償 もしない」と指摘した。

次にジャマン支部長の職務代行であるノレンドラ事務局長は「摘発が激しい 一部の地域では、病気になっても病院に行けず、食べたいものがあっても近 くのスーパーにも行けない」とし、現在の摘発が深刻だと伝えた。

また「われわれは一人の同志が連行されても十人の同志がまた現れて戦う」 と今後の闘争勝利を宣言した。

学生同志の律動公演と歌手パク・チュン氏の文芸公演

文芸公演では学生たちの闘争律動公演と共に、歌手パク・チュン氏がきて、 大邱ソンソ工団で初めて歌った「世界連帯のためにわれわれは労働者だ」と いう歌を共に歌った。参加者たちは集会を終えた後に宣伝戦を行った。

(チョン・イン記者)

集会後の宣伝戦

移住労組決意大会闘争決議文

法務部はジャマン支部長に対する標的連行を認めてジャマン支部長を釈放しろ!

ジャマン支部長は移住労組京畿中部支部で支部長として、移住労働者の人権 と労働権のために積極的に活動してきた。しかし12月11日の1時頃、工場で 働いているとき、水原出入国事務所摘発班員により連行され、現在まで2週 間、華城外国人保護所に収容されている。率先して移住労組活動に参加し、 水原出入国事務所前で何度か抗議発言をしたジャマン支部長は、すでに水原 出入国の標的対象であり、ジャマン支部長が暮す町に数回訪ねてきて、動態 を調べて行った情況から考えて、ジャマン支部長の連行は明白な標的連行で あり、移住労組に対する弾圧だ。

移住労組はこうした攻撃に非常な遺憾を表明し、このまま傍観することはな いと宣言する。必ずジャマン支部長を救出し、移住労組が韓国で正当な団体 として認められるために、熱い闘争を展開していくだろう。法務部は、移住 労組に対する弾圧を中断し、ジャマン支部長を釈放すべきである。

摘発追放を中断し、未登録移住労働者を合法化しろ!

未登録移住労働者の問題は、韓国の外国人人材導入制度である雇用許可制が 失敗した結果であることは明らかだ。現在の摘発追放政策は間違った制度の 結果をすべて移住労働者に押し付けようとするとんでもない行動だ。未登録 移住労働者は法律違反者でも犯罪者でもない。決して身体が拘束される理由 はないのに、韓国政府は摘発追放というとんでもない政策で未登録移住労働 者を犯罪者扱いして途方もない弾圧を行っている。

2003年からの3年間で20万人以上の移住労働者を強制的に追放したが未登録 移住労働者の比率は逆に増加している。決して摘発追放で未登録移住労働者 の問題は解決しない。無理な強制摘発は未登録移住労働者の死亡と負傷を呼 んでおり、人権侵害を量産するだけだ。未登録移住労働者合法化と間違った 政策の変化だけが未登録移住労働者問題を人権的に、そして正しく解決する 方法だ。

移住労働者人権、労働権を勝ち取って労働許可制を勝ち取ろう!

移住労働者も労働者だ。10年以上産業研修制度で労働者ではない研修生とし て搾取され、雇用許可制の実施以後も末端の労働者であって人権と労働権を 保証されずにいる。事業場の移動が禁止され、1年ごとに再契約しなければ ならず、殺人的な摘発追放で労働者ではない奴隷に転落している。雇用許可 制は新しい奴隷契約でしかない。

移住労働者の人権と労働権が保証されには、問題だらけの雇用許可制をなく し、労働許可制を導入しなければならない。自由な事業場の移動が保証され、 入出国も保証され、家族とともに暮らす権利が保証されなければならない。 これは国際協約が保証するものであり、移住労働者として当然保証されるべ き権利でしかない。移住労組は労働許可制を勝ち取るために努力を続け、韓 国に一人の移住労働者しか残らなくても移住労組は移住労働者人権と労働権 争奪、労働許可制争奪のために闘争する。

移住労働者の問題は、単に移住労働者だけの問題ではなく、韓国社会の問題 だ。そのため韓国労働陣営と進歩陣営は、移住労働者運動に参加している。 ジャマン支部長を釈放して摘発追放を中断させるため、移住労働者の人権と 労働権を保証させるために、さらに多くの仲間が参加するだろう。韓国にお いて、移住労働者が一主体として、労働者として位置を占め、人権と労働権 確保、労働許可制を勝ち取る日まで共に闘争することだと約束し、次の通り 宣言する。

一つ、ジャマン支部長の釈放と摘発追放の中断のために闘うことを宣言する。
一つ、未登録移住労働者を全面合法化するために闘うことを宣言する。
一つ、移住労働者の人権と労働権を勝ち取るために、労働許可制を勝ち取るために闘うことを宣言する。

2006年12月24日
移住労組決意大会参加者一同

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-12-27 23:30:41 / Last modified on 2006-12-27 23:30:44 Copyright: Default

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