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映振委、海軍基地反対「ジャム・ドキュメンタリー江汀」上映不許可で議論

独立映画人「表現の自由を威嚇する検閲機構に転落」...映振委の回答が注目

チョン・ジェウン メディア忠清記者 2012.01.16 15:55

済州江汀村の海軍基地反対闘争を記録したドキュメンタリー映画〈ジャム・ ドキュメンタリー江汀〉が、独立映画専用上映館インディプラスでの上映が 不許可になり、映画振興委員会(映振委)の決定を批判する声が高い。

特に映振委側が上映不許可を決め、特別な根拠を提示できないことも独立映画人 の反発を買っている原因だ。

独立映画人が強く問題提起したため、映振委は今日(16日)の午後6時まで、上映 不許可について答えることにしたことも注目されている。

インディプラス諮問機構の運営委員会は昨年12月、〈ジャム・ドキュメンタリー 江汀〉が上映プログラムから抜けたことを確認し、この映画のインディプラス での上映を審議、議決した。しかし映振委側のインディプラス担当者が10日の 運営委員会9次会議に参加し、上映不許可の立場を伝えたという。

韓国独立映画協会(韓独協)は声明書を出し「映振委が〈ジャム・ドキュメンタリー 江汀〉の封切り不許可について、納得できる根拠と規定を明らかにしなければ、 現政権で強行されている表現の自由侵害と脈を同じくするという疑いをぬぐえ ない」とし「これは映振委自らが表現の自由を威嚇する検閲機構に転落したこと を宣言する」と強く批判した。

続いて韓独協は、「映画をはじめ、いかなる創作物も創作物が含む内容により 検閲されてはならず、国家は個人の表現の自由を拘束してはならない」とし、 「われわれは全方位的に加えられる圧力と圧迫で侵害される表現の自由のため に座視しない」と反発した。

そのため彼らは〈ジャム・ドキュメンタリー江汀〉上映不許可について「映画 の内容が海軍基地建設反対闘争、政府施策に反する内容を含んでいるからでは ないか? 自己検閲を強要する現社会の表現の自由の後退は、単に〈ジャム・ ドキュメンタリー江汀〉だけに限られない」と批判し「民間に委託運営した 独立映画専用映画館事業を映振委が直接運営に転換した時に発生すると憂慮された 問題が現実になった」と解釈した。インディプラスは民間委託から政府組織の 映振委が直営に転換、運営している。

〈ジャム・ドキュメンタリー江汀〉のギョンスン監督は、今回の事態について 「独立映画が上映される最低の基本権として独立映画上映館を要求したのだが、 今回の事態で映振委が馬脚を表わした」とし「上映不許可のガイドラインもな く、ガイドラインも有り得ない」と不快感を隠さなかった。

進歩新党も論評して「独立映画の上映のために作られた劇場が、国家の審議で 独立もできない」とし「国家が上映作を事実上検閲する今の事態は『偽装され た独立』で、『偽装された自由』だ。映振委は独立映画上映館を一日もはやく 独立させろ」と要求した。

昨年12月22日に封切られた『ジャム・ドキュメンタリー江汀』は監督8人が記録 した104分のドキュメンタリーだ。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-01-17 00:25:39 / Last modified on 2012-01-17 00:26:12 Copyright: Default

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