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「KBS全構成員が吉桓永社長に出て行けという」

二大労組-5職能団体が合同記者会見…幹部役職返上も続く

チョン・サングン記者| dal@mediatoday.co.kr 入力:2014-05-2313:42:21 露出:2014.05.2315:00:49

KBS社内のほとんどの構成員が吉桓永(キル・ファニョン)社長の退陣を要求している。 KBS労働組合(委員長ペク・ヨンギュ・KBS労組)と全国言論労組KBS本部(委員長クォン・オフン・KBS本部)、KBS記者協会(委員長チョ・イルス)、KBSPD協会(委員長ホン・ジンピョ)など KBS内の二大労組と5つの職能団体が5月23日、 青瓦台近くの清雲孝子洞住民センターの前で記者会見を行い、 吉社長の辞任と朴槿恵(パク・クネ)大統領の謝罪を要求した。

特にこの場では、5月21日に吉桓永社長が社内特別談話文を発表し 「ニュースが止まる状況を甘受する」と話した事実はないと述べたことに対し、 KBS本部がイム・チャンゴン前報道本部長との通話を公開し、実際に吉社長が上のような話をしたと暴露した。

KBS二大労組と5つの職能団体は記者会見文で 「KBSは正常化を約束することも難しい回復不能な状態にますます陥っている」とし 「ニュースが完全に止まるという憂慮が現実になりつつある」と話した。 続いて「ニュースだけでなく、番組が放送できない史上初の放送災難が目の前に近付いてきている」とし 「吉社長の強硬対応の脅迫も全く通じないことを見せている」と話した。

彼らは「KBS事態が悪循環を繰り返して長期化する理由は、青瓦台の責任が大きい」とし 「ニュースと人事介入などで青瓦台に対する国民の怒りと背信が高まっているのに、 青瓦台は一切謝罪をせずにいる」と批判した。 続いて「朴大統領は今すぐにでも国民に謝罪し、KBSへの不当な干渉は一切しないことを宣言しなければならない」と話した。

彼らは合わせて「朴大統領は今後、KBSが政治権力の影響から完全に断絶するように、 民主的な社長選任手続き制度を作り、国民の不信を積極的に解消しなければならない」とし 「KBS理事会が吉社長解任提請案を議論することにしたのは幸いだが、 28日の会議で必ず解任提請案を可決して、KBS事態の早期解決を望む国民的な要求に応じることを期待する」と話した。

ペク・ヨンギュ労組委員長は「明らかなことは、 KBSが国民の放送、国民のための放送として新らしく出直さなければならないということ」と話した。 ペク委員長は「青瓦台の報道介入の情況が明白になったのに、 青瓦台は無返答」とし 「常識的に、KBS社長を任命する理事会が与野7:4の構造なのに、 国務総理や青瓦台首席がKBS社長に要請することをどう見るべきか」と批判した。

クォン・オフン本部長は「記者・PDが仕事を止め、二大労組が全面ストライキ賛否投票をするのは、ことごとに報道に介入した朴槿恵政権と吉桓永社長のため」とし 「朴槿恵大統領は謝罪しろ。今回が私たちの最後通告」だと話した。 続いて「私たちの目標は、大統領の謝罪、社長の辞任二つだけでなく、 今回の事態の責任が朴槿恵大統領にあることを知らせることだ」と話した。

23日午前ソウル清雲洞事務所の前で開かれた吉桓永社長退陣と朴槿恵大統領謝罪要求記者会見に参加したKBS二大労組執行部がシュプレヒコールをあげている。イ・チヨル記者truth710@

イ・ヒョンジンKBS労組副委員長は 「役職幹部の70%近くが辞任した」とし 「労組と会社の幹部がいっせいにストライキをする史上初の労使ストライキになる」と話した。 続いて「吉桓永社長が『左派労組』を云々しているが、 では吉桓永社長が任命した役職幹部は何か」と批判した。

KBS本部のハム・チョル副委員長は 「全面ストライキをしてでも、青瓦台の指示で放送に介入した吉桓永を追い出す」、 「すべての放送を中断してでも吉桓永社長を追い出すこと」と意志を明らかにした。

チョ・イルス記者協会長は「毎日9時になるたびに胸が痛む」とし 「私たちが身を置くKBSが放送できずにいる」と話した。 続いて「吉桓永社長は、どのようにして独立性の制度を作れるのか」とし 「KBSの独立を守るためにマイクを手放した私たちに力を貸して欲しい」と話した。

ホン・ジンピョPD協会長は 「今日、KBSのPDが製作拒否に突入した」とし 「吉桓永社長が特別談話文を発表するといった時、 『もしかすると』と思ったが、今は同じ職種に身を置く先輩であることが腹立たしく感じられる」と話した。 続いて「吉社長と共に働いた幹部級のPDも役職を返上した」とし 「私たちも記者協会と一緒に行く」と話した。

23日午前ソウル清雲洞事務所の前で開かれた吉桓永社長退陣と朴槿恵大統領謝罪要求記者会見に参加したKBS二大労組執行部と5職能団体代表がシュプレヒコールをあげている。イ・チヨル記者truth710@

続いてKBS本部は、イム・チャンゴン前報道本部長との通話内訳を公開した。 5月16日、KBS報道本部の部長らが役職を返上し、イム・チャンゴン前本部長は吉桓永社長と会い自分の去就を議論した。この席で吉社長は「去就はちょっと明らかにしないでほしい(辞任するな)。当分は」と話したという。

そのためイム前本部長が吉社長に「今の状況は深刻だ」とし 「絶対に軽く見ず、任期を全うしたければ確実な意志を見せなければならない」と言うと、 吉社長も初めは「分かった」と言ったという。 ところで吉社長がまた「私は間違っていない」と話したため、 イム本部長は「製作拒否に入ると防ぐ組織も名分もない」と話した。 これに対して吉社長は「ニュースが止まっているのか」と尋ねた。 そしてイム前本部長が「止まるかもしれない」と言うと、吉社長が「甘受する」と話したという。 そのためイム本部長は辞表を提出して社長室を出たと知らされた。

なおKBSでは5月22日、直轄送信中継所のチーム長7人が役職を返上をしたのに続き、 広報室チーム長2人、地域報道局長8人、本社部長級PD9人、地域総局編成局長3人、地域局長1人が役職を返上した。 これで、役職を返上した幹部は本社部長級31人、本社チーム長級187人、地域国長2人、地域部長42人、合計272人になる。

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2014-05-24 20:41:18 / Last modified on 2014-05-24 20:41:19 Copyright: Default

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