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MBC、クォン・ジェホンを批判した視聴者批評に「放送不可」を通知

「『ニュース私物化』に責任を取れ」の批判に「そんな内容は放送できない」

イ・ジェジン記者 | jinpress@mediatoday.co.kr

MBCがクォン・ジェホン報道本部長の負傷の知らせを扱ったニュースは虚偽報道 であり、ニュース私物化の責任を取れという視聴者批評の放送を拒否したことが 問題になっている。

MBC視聴者批評番組の〈TVの中のTV〉に出演しているキム・ギョンファン尚志大 言論広告学部教授は、6月4日、とんでもない出来事を体験した。キム教授は 録画日の4日、クォン・ジェホン報道本部長関連ニュスを扱った17日の放送分に 対し、視聴者として報道の問題を指摘する内容を準備し、録画しようとしたが、 これを検討した製作スタッフが放送できないと通知した。

キム教授はメディアオヌルとのインタビューで「トップニュースで報道された 内容について、一方は暴行はなかったと言い、もう一方は暴行があったと言っ た。一方が嘘をついたのは明らかだが、暴行したのなら法的処罰で責任を負わ なければならず、暴行しなかったのにトップニュースで扱ったのならニュース を私物化した責任を取らなければならない、という内容を準備した」と伝えた。 キム教授はニュース私物化の責任者としてクォン本部長とファン・ホン報道局長、 キム・ジェチョル社長の実名を明記した。

クォン本部長が放送後、労組員との身体的な接触による物理的な衝撃ではなく、 「精神的な衝撃」による頭痛などの症状だと告白した状況で、事実上ニュース の私物化について、経営陣と報道局が責任を取れという指摘だ。

だがキム教授が準備した内容について、外注制作局の製作スタッフは「そんな 内容では放送できない」と、放送不可を通知した。

▲ MBC視聴者批評番組

特に視聴者評価院は放送法により、視聴者の代わりにMBCの番組に対する客観的 な評価が保障されているという点で、今回の問題は視聴者評価院の法的権限を 侵害し、視聴者主権まで傷つけた深刻な問題だ。

キム教授は「メインニュースのトップで扱ったことは国民的な事案にならざる をえず、議論にまでなった事案なのに、当然扱わざるをえないのではないか」 とし「今までは互いに合理的な主張なら修正を受け入れ、調整できたが、録画 ができないというのは初めて」と不満を吐露した。

キム教授は「歪曲でもなく、ファクトにより法的に保障された視聴者評価院が したことなのに、彼らが(放送は)できないと言うのなら、視聴者評価院の意味 がない」とし「外部の人が指摘するから視聴者評価院の存在理由があるのに、 自分たちが気に入る内容だけなら、やる理由がない」と辞任の意も示した。

MBC労組は「いわゆるクォン・ジェホン衝撃虚偽報道事件に関して、使用者側が 視聴者批評にまでクツワをはめた」とMBCを非難した。

クォン・ジェホンMBC報道本部長(c)MBC

キム教授は、MBCストライキ事態の解決策として「社長が決断をしなければなら ない。後輩のために勇退して、互いの告訴告発を取り下げて、MBCが出直せるよ うに道を開けなければならない」とし「労組が社長を引き下ろす姿は良くない。 この程度の問題なら、社長が決断することが一番賢明な選択」と明らかにした。

一方、MBC視聴者委員のソン・ドンギュ中央大新聞放送学部教授も、キム・ジェ チョル社長の自主的な辞任を要求して視聴者委員職を辞任した。

MBC労組は「ソン教授は『キム・ジェチョル社長は不正疑惑の提起に責任を取り 辞任するべきで、労組も視聴者のために復帰しなければならない』という趣旨 のEメールを使用者側に送って辞任した」と伝えた。

ソン教授は「公人として、キム・ジェチョル社長についてファクトかもしれず 違うかもしれないが、この程度の問題が提起されればそれへの責任も取るべき 部分があるのに、それができていない」と辞任の背景を説明したと知らされた。

入力:2012-06-05 18:12:33 公開:2012.06.05 18:25:21

原文(メディア・オヌル)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事の原著作権は、韓国のインターネット新聞メディアオヌルが保有しています。この記事はメディアオヌルの許可を得て翻訳・掲載したものです。本記事および文中の写真・図表の利用や転載などについてのお問い合わせはメディアオヌル宛にご連絡ください。


Created byStaff. Created on 2012-06-05 22:26:30 / Last modified on 2012-06-05 22:49:06 Copyright: All Right Reserved

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