本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:シャットダウン制はオンライン通行禁止法
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1303564070694St...
Status: published
View


「シャットダウン制はオンライン通行禁止法、違憲の要素がある」

夜にEBSの講義を聞いてもいいがゲームはいけない?

キム・ドヨン記者 2011.04.21 17:32

満16歳未満の青少年による深夜時間のオンラインゲーム利用を制限する『シャッ トダウン制』が国会法制司法委員会法案審査小委を通過したことで問題になっ ている。青少年団体をはじめとする市民団体は『オンライン通行禁止法』だと 反発している。

4月20日、シャットダウン制を含む青少年保護法改正案が国会法制司法委員会の 法案審査小委を通過した。改正前からずっと問題になってきたシャットダウン 制は、午前0時から6時まで、満16歳未満の青少年がインターネットゲームを利 用することを禁止して、深夜12時からは強制ログアウトでゲームの接続を遮断 する内容を含んでいる。

改正案は、21日の法司委全体会議と国会本会議を通過すれば、10月からシャッ トダウン制が本格的に適用される。今回の改正案では、PCオンラインゲームに 限り、まずシャットダウン制を適用することにした。適用をめぐり論議がおき たモバイルゲームは2年の猶予期間をおいて規制を再検討することにした。

このようなシャットダウン制の導入に市民団体が強く反発している。文化連帯 と青少年人権行動アスナロなど、7つの市民団体は4月21日に声明を出して、 「反人権的な法律で青少年の文化的な自己決定権を剥奪し、物理的に遮断する オンライン通行禁止制だ」とし「反文化的で反教育的な青少年保護法は、即刻 中断すべき」と主張した。

彼らは「国際人権規約の国連児童権利協約では『思う存分、文化的・芸術的な 活動に参加する児童の権利を尊重、増進して、文化、芸術、娯楽および余暇活 動のために適切で均等な機会の提供を促進しなければならない』という条項で、 青少年の文化生活と遊ぶ権利を保障している」とし「今回の青少年保護法改正 は、青少年の文化的権利を侵害し、当事者の強い反発にもかかわらず、国家が 青少年に強制する反人権的な法律」と批判した。

彼らはまた女性家族部が青少年の安眠権を口実としてシャットダウン制の導入 を主張していることに対しても、「ゲームを規制しても、夜中に行われている インターネットの講義、オンライン教育放送などは放置している」とし「青少 年の保護を名目として、青少年に勉強以外の余暇生活をさせない表裏が違う態 度」と指摘した。

市民団体はシャットダウン制の反人権的、違憲的な要素について憲法訴訟など の多様な方式で対応する計画だ。彼らは「シャットダウン制が青少年の基本権 を侵害している」とし「今回の青少年保護法改正が行われると、青少年と共に シャットダウン制の違憲性の憲法訴訟および国際機構を通じた抗議をする」と 明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-04-23 22:07:50 / Last modified on 2011-04-23 22:07:51 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について