韓国:吉桓永と青瓦台報道統制、どのように行われたか | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(報告) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班 ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第371回(2024/12/26) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第15回(2024/12/24) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第97回(2024/12/30) ●「美術館めぐり」第6回(2024/12/23) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
吉桓永と青瓦台報道統制、どのように行われたかキム・シゴン局長発言から見た報道統制…吉桓永社長「20分以内に大統領ニュース」、「海上警察批判自制」を認める 2014年05月21日(水) チョン・サングン記者 dal@mediatoday.co.kr
雷管はセウォル号に関するキム・シゴン前報道局長の不適切な発言だった。 しかし、さらに根本的な原因を調べると、結局「報道」の問題が議論されるほかはない。 KBSはセウォル号惨事発生初期、政府の発表だけを書き写し、大々的な捜索・救助作業が行われていると報道した。 しかし、理由はともかく、実際に事故現場に投入された人員は制約的だった。 「大々的な救助」は誤報だったわけだ。 KBSは事故翌日の4月17日、朴槿恵(パク・クネ)大統領が不明者の家族がいる珍島の室内体育館を訪問した事実を伝えたが、 不明者家族の抗議は伝えなかった。 朴大統領への拍手の音しか聞こえなかった。 朴大統領が合同焼香所を訪問した時も同じだった。 他の報道機関が海上警察の救助の問題を報じた時、 KBSは船員を批判する記事を送り続けるばかりだった。 その上、内部の便りを伝える時もKBSは歪曲・縮小報道をした。 キム・シゴン前局長が5月9日に辞任記者会見をした時、 KBSはこのニュースを伝えただけで、キム前局長が吉桓永社長に言及した部分は伝えなかった。 セウォル号ばかりでなく、KBSはずっと政権と与党に偏向した報道をしていると批判されてきた。 そしてキム・シゴン前局長の暴露で、こうした批判は正当性を持つようになる。 キム前局長は、吉桓永社長が政治報道への介入を続けていたと主張した。 キム前局長は「政治の部分は統計を見てもすぐ分かるが、 大統領批判は一回もなかった」とし 「新しく政府が発足した1年間のハネムーン期間は批判を自制し、 ハネムーンが終わっても大統領批判は一度もない」と主張した。 続いて「与党批判も私の記憶では一回」とし 「同じように、民主党も批判できなかった」と主張した。 キム前局長は「キル社長が大統領をもてなす原則があった」とし 「大統領関連ニュースはランニングタイム20分以内で消化しろという原則」だと話した。 続いて「(朴槿恵大統領の海外)歴訪のたびに疲れた」とし 「話題を増やす悩み」だと話した。 キム前局長は「与党の某議員がTVで話す日は必ず電話がきた」とし 「どんな理由があっても、その話題を消化しろ。 一方的には出来ないので、野党と混ぜてでもしろ」という指示が降りてきたと明らかにした。 また国家情報院の議論に関してもキム前局長は、吉社長が 「他の部分では社長の介入は殆どなかったが、国家情報院の捜査には一部あった」とし 「順序をちょっと下げろとか、そうした注文があった」と話した。 キム前局長は、セウォル号惨事に関しても介入があったと主張した。 キム前局長は、ここには青瓦台の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)広報首席が介入していると主張した。 彼は「政府の側からは、何度も海上警察を非難しないよう要請された」とし 「救助作業がずいぶん進んでいるので、後で海上警察を批判するにしても、自制してほしいということ」と話した。 続いて「5月5日に社長が就任以後、初めて報道本部長室を訪問し、 海上警察に対する批判はしないでほしいという指示があった」と主張した。 5月19日、吉桓永社長も一部の報道介入は認めた。 吉社長はこの日、一部の記者とのインタビューで、 朴槿恵大統領のニュースを20分以内に配置するという方針について 「具体的に話したことはないが、大統領関連のニュースがローカル(ニュース)で切られないようにするためにそう言ったのだろう」と話した。 海上警察に対する批判自制の指示も認めた。 吉社長は記者協会総会に参加して 「社長は多くの人に会って、かなり高級情報で対話する」とし 「そのようなことがわれわれの報道や製作に必要と判断すれば、 役員会議でも適切な食事の席などを通じて伝える」と話した。 続いて「海上警察に関しては、私がはっきり話をした」と話した。 吉社長は「不明者の家族が海上警察を信じていて、 ひとりでも潜水士が入って不明者を収拾してほしいという切実な願いがあるので、 今は海上警察を批判する時ではないという意味で伝えた」と話した。 ただし吉社長は、これらの事例は「PD出身なので報道をよく知らずに聞いてみたもの」と話した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-05-22 14:08:03 / Last modified on 2014-05-22 14:08:04 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |