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朴槿恵「吉桓永解任案」署名、吉桓永は結局退場

理事会1か月以内に新社長選出規定…独立性の保障なく、また「親与社長」が来るか?

入力:2014-06-10 16:55:00 公開:2014.06.10 17:04:30
チョン・サングン記者 | dal@mediatoday.co.kr

朴槿恵大統領が6月10日、KBS理事会(理事長 李佶詠)が提出した吉桓永(キル・ファニョン)KBS社長解任提請案に署名した。 最終決裁権者に裁可されたことで、これで吉社長は解任された。

KBS理事会は6月5日、吉桓永社長の解任提請案を可決した。 これに対して吉社長は6月9日に立場文で理事会の決定を批判し、 ソウル南部地方法院に解任提請案無効訴訟、職務停止無効訴訟を出したが、 朴槿恵(パク・クネ)大統領がこの日、最終裁可したことで理事会の決定から5日で不名誉退陣することになった。

KBS理事会は社長解任が決定された後、一か月以内に新社長を選出する規定がある。 問題は、まだKBSの政治的な独立のための制度改善がないという点だ。 その上、最近KBS社長の人事聴聞会手続きを大枠とする放送法改正案が通過したが、 これも8月から適用されるため、今回の新社長の選任には適用されないものと見られる。

特に10日、朴槿恵大統領が文昌克(ムン・チャングク)前中央日報待機者を総理候補者に指名し、 デジタルYTNの尹斗鉉(ユン・ドヒョン)社長を広報首席に任命するなど、 親与党志向のジャーナリストを続々と要職に起用しており、 KBSの新社長も親与党志向の人物が任命されるのではないかという憂慮があがっている。

▲吉桓永KBS前社長

全国言論労組KBS本部(本部長クォン・オフン)の関係者は 「8月から人事聴聞会が適用されるとしても、(社長選任の)日程を遅らせるのは難しい」が、 「だが独立的で民主的な社長を選任するための法制化闘争を行うと同時に、 理事会に対して特別多数制(特定懸案について2/3以上の同意を得て可決する制度)の趣旨を生かす形で社長を選任するよう主張する計画」と話した。

この関係者は「人事聴聞会の導入前にもその趣旨を生かせるように、面接の過程を公開するといった色々な方式がある」とし 「理事の合意で可能になるのだから、今回の社長選任はこうした趣旨に合った方式で手続きを進めるよう要請する計画」と話した。

原文(メディア・オヌル)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事の原著作権は、韓国のインターネット新聞メディアオヌルが保有しています。この記事はメディアオヌルの許可を得て翻訳・掲載したものです。本記事および文中の写真・図表の利用や転載などについてのお問い合わせはメディアオヌル宛にご連絡ください。


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