韓国:韓米FTA阻止、野党圏連帯の試験場に浮上 | |||||||
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韓米FTA阻止、野党圏連帯の試験場に浮上野五党、「韓米FTA 今国会での処理は不可、次の国会で再議論」...31日に共同議員総会
キム・ヨンウク記者 2011.10.28 11:12
10月28日と31日に開かれる国会本会議を前に、韓米FTAが野党圏連合を強めてい る。ハンナラ党のホン・ジュンピョ代表は、28日の本会議で韓米FTAを処理する と述べたが、10.26ソウル市長選挙の敗北による民心が確認され、強行処理には 負担を感じている。これに自信を得た民主党は、議員総会で強行処理不可の立場 を決め、韓米FTAはまた野党圏連合の試験台になっている。 民主党は5月4日、問題が多いため反対の立場だった韓-EU FTA批准同意案本会議 の上程を黙認し、ハンナラ党による単独での通過を幇助したことがある。当時、 民主労働党と進歩新党、市民社会陣営では、野党圏連帯の再検討などが論じられた。 ▲28日午前野五党代表会談[出処:民主党] 野五党31日に共同議員総会、19代で再議論の立場に合意韓米FTA処理の時期は、10月28日午前に外交通商統一委員会全体会議が予定されず、 ハンナラ党が31日に処理を延期するかもしれないという観測も出ているが、 野党は共同議員総会などで強い連帯の枠組みを作った。 民主党、民主労働党、創造韓国党、国民参与党、進歩新党(野五党)は10月28日 午前8時、国会で野五党代表会談を開き、『18代国会での韓米FTA処理は不可、 19代国会で再議論』の立場を確定した。民主党がこのような決定に参加したのは、 野党圏連帯の一軸を担う民主労働党の体当たりを辞さない強硬な立場と、市民 社会の人々のハンスト闘争による強い要求、10.26ソウル市長選挙での勝利などが 作用したと見られる。 これにより野五党は、「野党が要求してきた再再協議を要求し、その結果により 次の19代国会で協定の破棄を含む韓米FTA批准をもう一度議論する」と合意した。 19代国会での再議論は、さらに強い反MB選挙連合による来年の総選挙での勝利の 自信を示すものだ。 民主党の孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表は、野五党代表会談の冒頭発言で、「李 明博政権の韓米FTAは決して受け入れられないという立場を再度確かにした。 韓米FTA阻止のために共同で対応することを約束したい」と明らかにした。 民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表も、「韓米FTA批准阻止のための野党の 連帯と共同行動は、過去の民主改革陣営と進歩陣営の間に積み重なった対立の おりを取り除く重要な契機」とし「今日、共同行動の意志を集められると期待 する。これは、さらに固い野党圏団結の原動力になる」と期待感を表わした。 また「国民が今回の選挙で私たちに送ってくれた信頼を、韓米FTA批准を阻止す るための野党圏の堅固な共同行動に続けていかなければならない」とし「国民 が望むなら、私たちの行動に制約をおかずに一緒に前に進もう。進歩改革勢力 は、民心と一つになる」と強調した。 こうした雰囲気の中で、野五党は31日に共同議員総会を開き、政府与党の単独 強行処理を阻止することにした。 野五党は「国会外交通商委の『最終討論』で、韓米FTAには主権侵害を含む毒薬 条項など、重大な問題があることがわかった」とし「これまで野党が要求して きた投資家-国家提訴制度(ISD)の廃棄、開城工業団地製品の韓国産認定などの 10分野について必ず再再協議しなければならない」と要求した。 ナム・ギョンピル外交通商委員長、民主党と民主労働党の分断を継続民主党はこれに先立ち27日の午前9時30分から午後6時まで、マラソン議員総会 を開き、韓米FTA批准阻止の立場を確定させた。民主党はこの席で「李明博政権 の韓米FTAは、一方的に米国の利益だけを保障し、経済主権を放棄するもので、 決して受け入れられないということに意見を集約した」とし「韓国側の利益と 経済主権を守る内容が再再協議で反映されない限り、政府与党の拙速処理には 決して同意しないことを明確にする」と決めた。 これは、これまで金振杓(キム・ジンピョ)院内代表などが見せてきた一部条項 の補完による条件付き同意のようなあい昧な態度をはっきり整理するものだ。 また、ナム・ギョンピル外交通商委員長とハンナラ党の民主党-民主労働党分断 戦術にこれ以上動揺せず、野党圏連帯で突破するというメッセージと読める。 こうした気流を読んだ外交通商委のナム・ギョンピル委員長(ハンナラ党)は28 日のMBCラジオ〈ソン・ソッキの視線集中〉とのインタビューで「民主党が今の 位置でFTAで野党圏連帯をすると、民主党は消えるだろう」とし「民主党の色が なく、民主党が追求するものがすべてなくなってしまう」と民主党を圧迫した。 一方、韓米FTA阻止汎国民運動本部と民衆の力は本会議への上程を防ぐために、 28日午後2時、国会前で汎国民決意大会を開く。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-10-28 19:20:02 / Last modified on 2011-10-28 19:20:06 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |