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キム・ソンゴン、民主党韓米FTA党論に無記名投票を主張

「韓米FTAの廃棄は事実上不可能、体当たりはしない」

チョン・ヨンギル修習記者 2011.11.17 10:58

韓米FTA批准阻止をめぐる野党圏連帯の流れは容易ではないようだ。

民主党内で、与党との交渉派議員とみなされるキム・ソンゴン議員は11月17日 午前、仏教放送ラジオとMBCラジオの「ソン・ソッキの視線集中」に出演して 「韓米FTAの廃棄は事実上不可能」とし「体当たりには参加しない」という立場 を述べた。

民主党は、李明博大統領の先批准、ISDを3か月後に交渉という諸案をめぐり、 16日に議員総会を開いた。民主党は、韓米両国間のISD再協議についての書面に よる合意が必要という結論を出し、李大統領の提案を拒否した。これに対して キム・ソンゴン議員は「結局(韓米FTAを)やるのを止めようという口実ではない かとハンナラ党は誤解するが、過去の(民主党)党論から一歩変化を見せた」と し韓米FTA批准案の処理に妥協的な立場をまた示した。

キム議員はISD条項についても、廃棄ではなく一部修正をすべきだという立場を 明らかにした。

キム・ソンゴン議員は「韓米FTA協定文22条、24条を見れば、その中にはっきり、 一方が望めば再協議に応じなければならず、また改正することができる」とし 「政府は米国だけでなく、韓国にも必要だと主張する。廃棄が本当に両国とも に必要なのかを点検しなければならない」とし韓米FTA廃棄は不可能と主張した。

民主党議員総会では、韓米FTA批准案党論決定の投票方法は決定されなかったが、 キム議員は無記名投票をすべきだと述べた。キム議員は「記名投票になると、 折衝派の議員の名が伝えられ、まるでFTAに賛成するように思われ、サイバーテ ロを受ける。同僚をサイバー攻撃と誤解から保護するという意味で、国会議員 が自分の良心によって採決」すべきだと、無記名投票を擁護した。このような 無記名投票の主張は、韓米FTA批准案について交渉をしようという民主党議員に 対する総選挙落選運動の動きのためと見られる。

キム・ソンゴン議員の無記名投票の主張が伝えられると、これに対する批判が 噴出した。MBCアナウンサーのオ・サンジン氏(@SANGJINOH)はツイッターで 「国会議員が政治的事案について国会内で無記名投票を主張するのは道理に合 わない。国民の政治的代理人が国会議員なら、私の代わりにどんな所信で意見 を出すのかが分からなければ、票を与えるか奪うのか判断できない」と無記名 投票の主張を批判した。

キム議員は、韓米FTA批准案処理をめぐり積極的にからだで防ぐ行動はしないと 断固たる立場を述べた。彼は「民主党内には、いわゆる『穏健派』議員が半分 程度いる」とし「韓米FTAについての民主党内の意見は同一ではない」と話した。

キム議員は来年の総選挙を控えて起きている野党圏統合の議論と韓米FTAの考え は違うという点を強調した。彼は「民主党と民主労働党の基本政策は差がある。 統合するとしても、すべての政策で同じ声をあげなければならないわけではな い」とし、事実上韓米FTA批准案阻止を中心に野党圏連帯を実現するという民主 党指導部の立場と差異を表わした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-11-18 11:50:36 / Last modified on 2011-11-18 11:50:40 Copyright: Default

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