韓国:韓米FTA2次交渉にくさびを | |||||||
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[論評]汎国民大会、韓米FTA2次交渉にくさびを韓国社会は 長期闘争事業場労働者の声を聞け チャムセサン/ 2006年07月12日13時54分 韓米FTA2次交渉阻止のための闘争の日だ。今朝、長期闘争事業場の労働者41人 が闘争の開始を知らせた。東亜日報社を占拠した労働者たちは韓国社会に向かっ て長い間要求してきた声を一気に吐き出した。長くは5年、数百日の長期闘争 で一つに集められた声、「非正規職を撤廃しろ! 整理解雇を撤廃しろ! 労働弾 圧を中断しろ! 韓米FTAはもうやめろ! 労働基本権を保証しろ! 新自由主義高 空行進を止めろ!」 東亜日報社を占拠した長期闘争事業場労働者は41人。しかし数字には意味がな い。新自由主義労働柔軟化政策で洪水の水のように増えた非正規職労働者と41 人の労働者に、何が違うのか。これは、長期闘争事業場労働者の要求内容で確 認される。41人の労働者は事業場も違い、現場闘争事案も違うが、ある時点か ら要求内容は同じになった。41人の長期闘争事業場労働者が韓国社会に向けて 要求する内容、これはつまり資本の労働柔軟化を拒否し、新自由主義政策をや めろという要求そのものだ。これらの労働者が声をあわせる要求がまさに「韓 米FTAはもうやめろ」ということだ。 FTAは長期闘争事業場労働者の要求を解決する方案ではない。社会的な貧困と 二極化を解決する手段ではなおさらない。自由貿易協定は、資本が自由に移動 するために、多くの利益を得るために、障害になるすべての法的・制度的・文 化的装置を解体することだ。したがって、韓米FTAはさらに多くの非正規職労 働者を、さらに多くの長期闘争事業場を量産することになる。すでに飽和状態 に達した非正規職労働者、解体された農民、深刻化する貧困と貧民の人生を、 さらに深刻な水準に威嚇するようになる。 今日の韓国社会は、41人の長期闘争事業場労働者の声に耳を傾けなければなら ない。「韓米FTAはもうやめろ」というのは、単に米国との自由貿易協定を止 めろという要求ではない。労働柔軟化の強化と貧困の深化と生活の価値を蹂躙 する資本のインチキなどすべての自由貿易協定を止めろとの声だ。盧武鉉政権 と資本の非正規職量産、簡単な整理解雇、一二度ではない労働弾圧をやめろと いう要求だ。非正規職法案と労使関係ロードマップなど資本の労働柔軟化政策 をやめろという声だ。同時に新自由主義世界化、醜悪な市場化政策をやめろと いう怒りの身もだえだ。 韓米FTAとは無関係に、盧武鉉政権と資本は韓国の人民の生存と人生を威嚇し てきた。教育、医療部門開放はすでに経済自由区域と済州特別自治道の施行で 市場化をあおった。資本市場統合法は、現行の金融サービスを銀行、金融投資 会社、保険会社、与信専門会社および金融機関と大きく4つに統合再編し、金 融労働者の雇用不安と金融部門公共性解体につながる展望だ。水、エネルギー、 鉄道などの公共部門の民営化も時間がたつほどに速度を加えている。すでに自 由貿易協定とは無関係に、資本の要求が社会の全部門にわたり進んでいる。こ れを基礎に推進される韓米FTAは、米帝国主義と超国籍資本に無限の自由をあ たえ、少数の韓国独占資本だけを肥らせる国家間・資本間のインチキだ。 これ以上、抑えられて暮せないという韓国の人民が韓米FTA2次交渉阻止に立ち 上がった。長期闘争事業場労働者の東亜日報社占拠の知らせは、単に労働者だ けのものではなく、資本の横暴と韓米FTAに反対する韓国の人民すべての怒り に充ちた行動だ。 新自由主義世界化政策をやめるどころか、力を入れる政権、しかし盧武鉉政権 が語る新しい成長のモメンタムとは、幻に過ぎない。超国籍資本と結託した韓 国独占資本の少数だけの自由を保障するために、韓国の社会構成員すべてが犠 牲になることはできない。今日の第2次汎国民大会では、韓米FTAと第二回交渉 そのものを阻止するために集まった人民の怒りが確認されるだろう。さらに、 自由貿易協定そのものに抵抗する人民の声が本格的に広がり始めるだろう。 抵抗と闘争で生存権を守る長期闘争事業場労働者の今日の闘争に見られるよう に、盧武鉉政権が韓米FTAを中断しなければ、汎国民的な抵抗はさらに広がる だろう。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2006-07-13 01:32:00 / Last modified on 2006-07-13 01:32:00 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |