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「韓米FTAで盲腸手術費900万ウォン、怪談ではなく現実」

ウ・ヒジョン、「手術費だけでなく総合的な医療費が上昇する」

チョン・ヨンギル修習記者 2011.11.09 12:51

ソウル大獣医学科のウ・ヒジョン教授は11月9日午前、CBSラジオの〈キム・ヒョ ンジョンのニュースショー〉とのインタビューで、韓米FTA締結は「怪談ではなく 医療費の上昇に影響する」と語った。

11月7日、検察は「韓米FTAが締結されれば医療民営化により、盲腸の手術費が 900万ウォンになる」等、SNSで広がっている話は怪談だと規定して、拘束捜査 の方針を明らかにした。与党からも反発が出たため、検察は拘束捜査の方針を 収める雰囲気だ。医療費値上げ、薬の価格暴騰についての『怪談』という規定 は相変わらずだが、ウ・ヒジョン教授は「怪談ではない可能性がある」と話した。

ウ・ヒジョン教授は「現在、虫垂炎の手術費は150〜200万ウォン程度だが、健康 保険がほとんどを負担し、患者は30万ウォン程度を負担すればいい」とし「現在、 経済自由区域の営利病院は国民健康保険を適用されず、病室の費用も入れれば、 場合によっては1000万ウォン程度に上がる」とし、医療費値上げを怪談だと 言うのは誤りだと指摘した。

ウ・ヒジョン教授は、韓米FTAは手術費だけでなく、薬の価格など総合的な医療費 の上昇に影響する点を強調した。彼は「営利病院は基本的に国民健康保険から 自由だ。また、韓米FTA締結で薬の価格決定を保健福祉部でなく、製薬会社が 決めることになる。オーストラリアは公的医薬品制度が完全に崩壊した」と話した。

ウ・ヒジョン教授は「保健医療制度は韓米FTAの例外条項」という政府の主張に 反論した。彼は「表現は留保という形態だが、経済自由区域は例外措置になった」 とし「経済自由区域の営利病院は、韓米FTAで韓国政府が決定する部分ではない ことが明らかになった」と話した。

経済自由区域に選ばれているのは仁川、釜山、光陽、大邱、華城、平沢、済州島だ。

政府の経済自由区域を除く地域は留保したという主張にも、ウ・ヒジョン教授 は「保健医療サービスの全体的な最低待遇基準や、受け入れ補償は留保されて いない」と反論した。

ウ・ヒジョン教授は、検察の韓米FTAに関するSNSの拘束捜査方針を「発想自体 が問題」と指摘した。続いて韓米FTAの締結で医療サービスの質の向上など、長 所もあるのではないかという質問に、「もちろんすべての人にとって悪いので はない。1%は質が高い医療サービスの恩恵を享受できる。しかし、疎外された 階層は医療の恩恵を受けるのがさらに難しくなる」と答えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-11-10 10:26:12 / Last modified on 2011-11-10 10:26:24 Copyright: Default

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