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江汀住民と済州島の農民が口を揃えて韓米FTA 『反対』

「MB末期に軍事、経済をまるごと渡す」...農民テント座込場強制撤去で負傷者続出

チョン・ジェウン記者 2011.10.26 17:27

済州海軍基地全面白紙化闘争をしている江汀村の住民が、済州島の農民と共に 韓米FTA反対で声を合わせた。

江汀村住民のほとんどが、ミカン、園芸、花卉などの農作業で生計を維持する 農民で、韓米FTAはそのまま自分たちの生存権に直結すると主張した。

特に済州島の農民は、済州道庁前の韓米FTAテント座込場(ハンスト場)が強制撤去 される過程で負傷者が続出、江汀の住民たちが連帯した。

ただでさえ政府不信が高いのに、韓米FTA批准通過を押し通す

江汀村住民、済州島農民が一つになって李明博政権を批判した。政府が新自由 主義政策に立脚し、軍事、経済をすべて米国に渡すということだ。また、韓国 政府も自発的に新自由主義秩序に編入し、結局は労働者、農民など民衆の生と 無関係か、生存権を威嚇する政策を行っていると見ている。

済州海軍基地は結局、米軍事基地として活用されるという疑いが高まり、ただ でさえ政府への不信が高まっているところに、李明博政権の訪米後、韓米FTAの 批准通過を押し通しているとし、江汀住民と済州島農民が激しく反発した。

全国女性農民会のハン・ギョンネ済州道党委員長は「農業の部分で新自由主義 政策を押し通しているが、韓米FTAは農民だけの問題ではなく、韓国経済自体を 米国に完全に編入させるもの」とし「事実上、韓米FTAの通過を阻止するには、 テント座り込み、ハンストでは足りない状況」と伝えた。

ハン委員長は「すでに2000年に米国のカリフォルニア産オレンジが輸入され、 価格は暴落が続き、地域経済が壊れた。江汀の住民も同じように被害をこうむっ た」と話した。全国農民会(全農)済州島連盟によれば当時『正当な関税(50%)』 をかけてカリフォルニア産オレンジが輸入されると、みかん価格の暴落(1箱 15kg当たり6千ウォン、前年同期2100ウォンの1/4)に続いた。果物と野菜類のリ ンゴ、梨、イチゴ、ミニトマトなども連鎖的な暴落で農民と中小商人らの生は 地に落ちた。

全農のキム・ジャンテク済州島連盟議長は「李明博政権は国民や農民の立場は 全く考慮せず、米国が望むまま韓米FTAを推進している」とし「国内抵抗を 無視すれば絶対容認しない」と話した。

キム議長は続いて「李明博大統領は任期末に韓米FTA、済州海軍基地、4大河川 問題を押し通そうとしている」とし「4大河川が完工したと思っているかもしれ ないが、多くの副作用が現れていて、海軍基地もSOFA協定で結局米軍事基地と して活用されるため、結局軍事と経済を全部米国に渡すことになる」と批判した。

済州海軍基地反対住民対策委のコ・グォニル委員長は、「米国との軍事同盟は 結局、経済的な侵奪に続く」とし「江汀の住民のほとんどは農民で、連帯する しかない」と伝えた。

全農はテント座り込み突入に先立ち、記者会見で「韓米FTAは、史上最大の農業 開放」とし「済州の生命産業であるみかんは、済州大のコ・ソンボ教授は5年目 までに年平均605億7千万ウォン、10年目までに923億8千万ウォン、15年目までに 1002億1千万ウォンと、15年の累積損失は約1兆1262億ウォンだという」と述べた。

韓米FTA阻止、街に出る農民、公務員からまた攻撃

一方、韓米FTA国会批准案処理が差し迫り、これを阻止するために25日に街に出 た農民のテント座り込みに対し、済州市庁、済州道庁側の無理な対応が問題に なっている。

当日二回の衝突が発生したが、午前10時、農民らは座込場のテントを設置すると、 済州市庁の公務員が強制撤去を始めたために衝突、3名が負傷した。晩から続く 衝突でも、1名が負傷して病院に運ばれ、公務員の強制撤去を阻止した農民3人は 業務妨害容疑で警察に連行された。

特に、テントを撤去された農民が午後5時頃、冷たい風を防ぐ目的で風よけ(パー ティション)を立てようとしたことも妨害したために衝突が発生、農民と江汀の 住民が鬱憤を放ちながら抵抗した。

済州市庁側は『歩道に不法施設を設置できない』という根拠を上げ、所属公務員 約80人が駆けつけて風よけを撤去した。

農民は、「農民が生きるために路上に出たのに、冷たい風も防げないようにす るウ・グンミン知事、キム・ビョンニム市長に過剰忠誠をつくす理由がわから ない。用役撤去班そのものだ」と強く抗議し「不法施設というが、済州世界7不 思議選定の不法横断幕はなぜそのまま置いておくのか」と叱責した。これにつ いて、済州市庁の関係者は返事をしなかった。

農民と支庁公務員は結局風よけ設置の件で徹夜座り込みまで行い、翌日怒った 農民はキム・ビョンニム市長を訪問して抗議した。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-10-27 00:03:31 / Last modified on 2011-10-27 00:04:04 Copyright: Default

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