韓国:新羅ホテル前、「韓米FTA交渉即刻中断しろ」 | |||||||
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新羅ホテル前、「韓米FTA交渉即刻中断しろ」国際連帯単位、環境団体、 薬剤師・薬科大生809宣言列をなして 特別取材チーム/ 2006年07月11日12時31分 新羅ホテルに通じる道はすべてふさがれた。11日の記者会見は10日のような警 官による強引な暴力の行使はなかった。この日、すべての記者会見は奨忠体育 館前ではなく、道の向うに新羅ホテルが見える奨忠教会前で進められた。 11日には、韓米FTA阻止汎国民運動本部が主催する国際連帯記者会見、韓米FTA 環境対策委員会所属「交渉反対」記者会見、809人の薬剤師および薬大学生の 記者会見が同時刻に別の場所で進められた。 国際連帯記者会見 韓米FTA阻止汎国民運動本部は、9時20分にこの日の韓米FTA交渉反対記者会見 の火ぶたを切った。この席にはメキシコ国立自律大学のカルロス・ウスカンガ 教授と、米国の反戦運動団体であるANSWERの全国コーディネイター、ブライア ン・ベッカー活動家が参加した。 国際連帯団体は「なぜ韓国政府が自国の民衆の自由な意思表現の権利を弾圧す るのか」と問い、「これは逆に、FTAが実際には韓国の民衆に害を与えること を証明している」と主張した。 また「韓国政府は、韓国がNAFTAの他の国家と状況が違うと過信して、NAFTAの 教訓を無視している」と指摘、「しかし現在進められているFTAは、NAFTAとまっ たく同じ道をたどっている。あるいは、さらに破壊的かもしれない」と警告した。 カルロス・ウスカンガ教授は「NAFTAの結果、メキシコではマクロ経済指標は 米国経済と連動して、発展したように見えるが、これと違ってミクロ経済的な 側面では、農業、公共サービスが破壊され、国民の生は成功者と失敗者に二分 され、疲弊している」と雰囲気を伝えた。 10日の警察弾圧について、学術共対委の金世均共同代表は「民主化運動の成果 として誕生した盧武鉉政権が保守勢力と連合し、自由な意思表明を防いでいる」 と糾弾し「韓国社会の保守化を防ぎ、民衆の権利を守るために12日に街に出よ う」と訴えた。 記者会見参加者は、記者会見を終えると白いバラを「阻止韓米FTA」と書かれ たピケに投げつけるパフォーマンスを進行した。 環境団体、交渉反対!影響評価を優先せよ 記者会見をする環境対策委活動家 環境運動連合の金ヘジョン事務総長は、米国産牛肉輸入要求と衛生検疫措置緩 和要求、排気ガス輩出規制変更基準要求などを例に、米国が韓米FTA交渉で主 張する内容は「国民の生命と環境を威嚇する内容」とし、交渉反対の立場を明 確にした。 続いて「世界のGMOの67%を占める米国が、国内のGMO農産物に対する輸入規制 でもGMO表示制度を不公正貿易と規定し、撤廃を主張するなどとんでもない」 と強弁した。 記者会見を主催した環境対策委員会は「韓米FTAが国民の環境主権を侵害して 遺伝子操作食品とBSE牛肉などで国民の生命の安全を威嚇している」とし「果 たして政府の対応は何か」と反問した。 また「政府は韓米FTA締結がもたらす商品選択の多様性ではなく、安全な商品 を保障するという政府の責任をまず履行し、韓米FTA締結が及ぼす環境的・社 会的影響をまず評価しろ」と主張した。 韓米FTA環境対策委員会は、国立公園を守る市民の集い、グリーンファミリー 運動連合、緑色交通運動、緑色未来、緑色連合、民主労働党環境委員会、仏教 環境連帯、女性環境連帯、インドラ網生命共同体、リサイクル連合会、青年環 境センター、韓国環境社会政策研究所、韓国YMCA全国連盟、ある暮らし、環境 運動連合、環境正義などが所属している。 警官にバラの花を渡す活動家。この日はバラの花パフォーマンスが続いた。 809薬剤師、薬科大生「医療費薬の価格暴騰」韓米FTA反対宣言 全国の809人の薬剤師薬科大生は「米国が結んだFTA交渉では例外なく医薬品の 分野を貫徹してきたしウェンディ・カトラー首席代表も、医薬品分野交渉に対 する強い意志を見せた」と指摘した。 彼らは、米国交渉団が韓米FTAで他国の保健医療政策を米国と同じ方式に変え ることを要求していて、革新的新薬の範囲拡大、医薬品ワーキンググループの 設置、医薬品保険登載および価格決定に対する異議申し出、非違反提訴を貫徹 させることにより、韓国の保健医療政策全般に強い影響力を行使しようとして いる」と指摘した。 また「医薬品特許の延長のためにあらゆる手段、強制実施の事実上の無力化と 並行輸入の禁止、エボグリニン、食品医薬品安全庁と特許庁の業務連係などの 措置は、韓国の製薬産業と健康保険再定義の崩壊をもたらす」と警告した。 続いてFTA交渉中断、保健福祉部薬剤費削減政策実行計画を早く提示すること などを主張した。 一方、歩道で記者会見が行われている間、東大入口地下鉄駅の5番出口で小競 り合いがあった。新羅ホテルの前で1人デモをするために行こうとしたところ、 警察が入口を防ぎ通行を妨害していたためだ。ピョンヨンジュ映画監督がこれ に抗議した。 薬剤師、薬科大生記者会見場面 新羅ホテルの前で1人デモをしようとするピョンヨンジュ監督。出口がふさがれ、警官の前でピケをもっている。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2006-07-12 04:19:05 / Last modified on 2006-07-12 04:19:07 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |