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[速報12:30]集会現場・警察の暴力で記者会見さえできず

民主労総ウィングカー奪取、 市民団体代表者4人を現行犯連行

特別取材チーム/ 2006年07月10日10時07分

韓米FTA第二回本交渉が開かれる新羅ホテル付近の地下鉄3号線東国大入口5番 出口の前は、警察によって完全に遮断されていた。

韓米FTA阻止、記者会見もできないのか

第3号台風エウィニアの襲来にもかかわらず、午前9時に新羅ホテル前で記者会 見を行おうとしたすべての団体が警官の封鎖と侵奪でまともに記者会見をする ことができなかった。

午前10時に略式記者会見を始め、時局宣言と両国(韓米)労働界共同記者会見、 そして長期闘争労働者記者会見、市民団体記者会見が略式で進められた。 記者会見の過程と記者会見の進行を準備する過程で、常に警察兵力が記者会見 の車両舞台まで上がってきて参加者を押し出して記者会見を妨害、周辺は あっという間に修羅場になるという繰り返しだった。

その上、警察は人が乗っている民主労総のウィングカー放送車両を強制的に牽 引するという危険行為をはばからなかった。この過程で車両に乗っていた文化 芸術共対委のチグムジョン執行委員長他3人が全員現行犯で連行された。

現在、新羅ホテル付近に配置されている警察兵力は10中隊、約千人で、ソウル の奨忠体育館周辺には19中隊、1900人など、計三千人ほどが交渉場周辺に配置 されている。

[11時50分]放送車両強制牽引.. 集会閉幕

警察が暴力で記者会見を封鎖した中、民主労総の記者会見車両を牽引しようと する警察と集会参加者の間で小競合いが続いた。ある長期闘争事業場に所属す る労働者は、記者会見車両の下にもぐりこみ、全身で車両牽引を防いだ。

市民社会団体の略式記者会見では、国民の自由な意思表現を警察力で弾圧しよ うとする盧武鉉政府に対する怒りの発言があがった。しかし、略式記者会見の 開始後、また警察兵力が記者会見場所を急襲した。

警官が宣伝カーの強制牽引を何度も試みて、車両の前で記者会見を準備してい た数十人の市民社会団体代表団を物理力で押し出そうとして小競合いが起きた。 参加者と車両を強制的に分離させ、代表者がウィングカーの舞台に乗っている のに警察は強制的に車両を連行していくという危険きわまりない状況が演出さ れた。結局、車両は警察により強制牽引された。

雨の中、警察の集会場所源泉封鎖にもかかわらず、略式で韓米FTA阻止決意大 会が進められた。韓米FTA阻止汎国民運動本部のイジョンフェ共同執行委員長 は「雨を突破し、韓米FTA阻止の闘いに立ち上がる理由が、今日さらに明確に なった」とし、さらに積極的に行動することを力説した。

12時20分現在、新羅ホテルに続く地下鉄3号線の東国大入口5番出口側とその一 帯は、数千人の警察兵力が配置された状況で、汎国本は新羅ホテルの前でのこ の日の日程を終わらせた。

韓米両国の労総の記者会見場面

[11:30]理由を理解できない警察の暴力行事、記者会見もできないのか

警官により、記者会見および集会場所の源泉封鎖が続いた。

警官は、記者会見のための放送車両の接近を防ぎ、記者会見参加をはじめ記者 の通行も妨害するなど、警官は手のつけられない姿を見せた。

市民社会団体連帯会議に所属する代表者が記者会見を行おうとすると、警官た ちが集まってきて記者会見の参加者を盾に押し出し始めた。参与連帯のイテホ 合同事務局長が盾で押されて地面に倒され、映画評論家協会のヤンユンモ協会 長も警察との小競合いの過程で盾に押されて倒れた。

ヤンユンモ映画評論家協会長が警察に押され、苦しんでいる。

汎国本に所属する活動家たちは「なぜ合法的な記者会見もさせないのか」と、 警察の一貫性のない暴力行使に批判の声を高めた。

警察が動員した牽引車両が民主労総のウィングカー宣伝カーを牽引しようとし たが、車両の重量で牽引ワイヤーが切れて牽引できなかった。この過程で車両 の前部が破損し、参加者からの激しい抗議が続いた。

[11:00]警察一方的連行.. 理由ない暴力行使継続

警察が放送車両から強制的に連れ出している

警察の無理なイベント妨害で、この日の記者会見は略式で進められた。また、 民主労総のウィングカー宣伝カーを守るためにからだを張って車両を守ってい た民主労総組合員は11時10分頃に強制連行されたが、暫くして解放された。

また、ウィングカーの舞台にまでのぼった警官たちは、無理に舞台に立ってい る人を引きずり下ろして、危険な状況を演出した。

警官による無理な連行と暴力の行使で、記者会見に参加した映画人対策委のヤ ンギファン報道官は「米国ではホワイトハウス直前で、記者会見も集会もでき たのに、いったいこれほどまでに弾圧する理由は何か」と警官に叫んだ。

続いて民主労総は「非正規、長期闘争事業場解決を要求」という記者会見を進 行したが、突然警察が牽引を試み、また車両牽引を防ぐ衝突になった。

[10:15]略式時局宣言記者会見進行中、警察牽引車両を配置

放送車両強制牽引を全身で防いだある労働者が強制的に引き出された後、苦痛を訴えている。

警官が牽引車両を利用して、宣伝カー牽引を試み、対峙している状況だ。

連座デモをしていた10時頃、汎国本のオジョンニョル共同代表は記者会見文の 最初を朗読しているとき、再び警官が記者会見の参加者を押し退けて入ってき て、会見は修羅場にかわった。

代表者たちは当初、記者会見場の新羅ホテル進入路から東大門入口駅に一歩退 き、10時17分現在は奨忠体育館前で時局宣言をしている。

10時30分頃、警察は車両を取り囲んだり一部兵力が記者会見車両に上がり、集 会参加者たちを分離させて牽引を試みた。三十分以上の対峙で集会参加者と 警察のどちらも興奮した雰囲気が続いた。

[09:30]記者会見場封鎖に抗議代表団連座座り込みに突入

時局宣言に集まった団体代表者

ムンギョンシク全農議長が'韓米FTA反対'ピケを持っている。

警官が車両と兵力配置で記者会見場所を封じ、記者会見が遅れた中、宣伝カー を強制牽引するという知らせが伝えられて、新羅ホテル前は緊張感が高まって いる。

現在、記者会見に出席する予定だった40人ほどの代表団は連座デモに突入し、 警官は記者会見場所に入ろうとする人に現場検問を行って、代表団と連帯単位 を分離して、出入を統制している。

連座デモをしながら演説をしていた過程でも警察兵力が常に押してきて、参加 者を解散させようとする試みが続いている。

[09:10]新羅ホテル周辺、警察武力封鎖で記者会見遅延

7月10日午前9時、新羅ホテルの付近で開催する予定だった韓米FTA阻止時局宣 言記者会見が警察により記者会見予定場所が封鎖されたため遅れている。午前 8時50分現在、1076中隊をはじめ戦闘警察5中隊が記者会見場への進入を遮断し ており、あちこちで散発的な小競合いが起きている。韓米FTA阻止汎国民運動 本部(汎国本)所属の活動家が強力に抗議している。

また、警察側は記者会見車両などを強制牽引するという知らせが伝えられ、記 者会見参加者は「合法的な記者会見も防ぐのか」と強く抗議している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-07-10 23:19:30 / Last modified on 2006-07-10 23:19:31 Copyright: Default

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