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12・18対外務省行動の報告

日韓ネットの渡辺です。(重複ご容赦)

昨日おこなった日韓投資協定NO!対外務省緊急行動について簡単にご報告します。

昼休みの12時10分から1時過ぎまで外務省前に約30人の仲間 たちが陣取り、宣伝カーのマイクで街行く人、外務省職員にアピ ールしながら、ビラ情宣を行いました。横断幕とパネルをアチラコ チラに掲げ、さながら外務省前は「日韓投資協定NO!通り」となりました。

昼時とあって人通りも多く、外務省からも食事に向かう職員たち が溢れるように出てくる中で、ビラも吸い込まれるようにはけまし た。外務省の内からこちらをうかがう人もいて、注目を集めました。

私たち日韓ネットのメンバーのほかに、「日韓投資協定NO!緊急 キャンペーン」の労組サイドである全労協の中岡副議長、全統一 労組の鳥井書記長など各労組の皆さん、ATTACJapanの田中 徹二さん、APWSLの遠野はるひさん、レイバーネット・ジャパン の安田幸弘さん、在日韓国民主統一連合、在日韓国青年同盟 のメンバー、許すな!憲法改悪市民連絡会の高田健さん、全国 FAX通信の国富健治さん、アジア共同行動のメンバー、東大や 明大はじめ学生たちもかけつけて下さいました。 ありがとうございました。

1時半からは、私たちのほかに中岡さん、安田さん、韓青同のメ ンバーなど7名で外務省6階の会議室に入り、交渉を持ちました。 外務省側からは北東アジア課の実務担当・小城事務官、山本事 務官(出席すると思われた竹若・経済協力室長は出席せず)。

交渉の中で、小城事務官からは、(1)第9回政府間本交渉は両 国政府の首席代表のスケジュール上の問題で、まだ日程が決 まっていないが、年内妥結は既定方針、(2)投資自由化の例外 分野の確定については、付属文書でリストを作ることになるが、 基本合意後も継続協議とする場合もある、(3)労使関係の扱い については項目として立てることはしない。前文等で安定的な労 使関係とか、労使の協調などの象徴的な文言を入れる線で、ほ ぼ合意している、(4)協定は協定本文と付属文書、合意議事録 が作成される、(5)その公開については、基本合意段階では要 旨のみの予定、(6)(国内法との整合性などについての)条約審 査を経て、来年の通常国会に上程、批准を求める――などの説明がありました。

こちらからは、あくまで交渉中止を求める外相宛の要請書を伝達 し、とりわけ(1)秘密交渉を直ちに中断し内容を速やかに公開す ること、(2)労使問題について項目として取り下げることは当然 だが、「前文・象徴的」でもあくまで固執する根拠はどこにあるの か、韓国の労使関係に対する内政干渉ではないか。韓国スミダ など「80年代の争議で日本政府が差別的取り扱いを受けた」か ら、と言うが具体的事例を示せ――などを追及しましたが、いず れにせよ、<年内妥結>の可能性が強まっています。

引き続き皆さんのご協力をお願いし、以上、とりあえずの報告とします。


Created byStaff. Created on 2001-12-19 10:02:24 / Last modified on 2005-09-05 05:16:45 Copyright: Default

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