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「郵便局無期契約職? 定年まで賃金上がらない」

月給でもなく時給、アルバイトと同じ時給

チャムセサン編集チーム 2012.09.21 12:13

秋夕が近付き、小包と宅配を扱う郵政実務員は夜昼二交代で、昼夜もなく配達 業務に臨んでいる。しかしほとんどが無期契約職の彼らは、アルバイトと同じ 賃金で、手当てもなく、定年まで同じ時給で働いている。

郵政実務員のほとんどが非正規職で、全国の郵便局と郵便集中局で働く非正規 職は約1万人だ。彼らは2年たてば無期契約職に転換される。だが彼らの実際の 境遇はそれ以前と同じだ。

[出処:公共運輸労組連盟]

公共運輸労組全国郵便支部のキム・ウンチョル支部長は、SBSラジオ『キム・ソ ウォンのSBS展望台』に出演し、「(無期契約職は)形だけの正規職」とし、「差 があるとすれば6か月ごとに延長契約書を書かないことで、それ以外は全く差が ない」と明らかにした。

彼らの賃金は月給制ではなく時給制だ。キム・ウンチョル支部長は、非正規職 なら時間4590ウォンで、延長勤労がなければ普通、四大保険控除後の手取りは 月80万ウォン程度になるという。この時給はアルバイトと同じだ。秋夕の特別 輸送機間、郵便集中局が17日から2週間雇用したアルバイトの時給は4590ウォン から6885ウォンだ。

その上、時給が定年まで変わらず、手当てや補助金もない。キム支部長は、 「正規職は昇進と号俸が上がるが、われわれ(郵政実務員)は定年退任まで時給 は全く変わらない」とし「東ソウル郵便集中局が出来て以来、一度も(手当てや 補助金を)受け取ったことはない」と説明した。アルバイトと違う点は定年退任 までアルバイトができるということだけだ。

郵政実務員は正規職とほとんど同じ労働をしているが、賃金の格差は2.5倍から 3倍に達する。キム支部長は「正規職の中には重要な業務をしている人もいるが、 普通、同じ環境、場所、時間で一緒に同一労働すると思っていい」とし「大変 で疲れる仕事は非正規職の役割」と強調した。

キム・ウンチョル支部長は「(郵政実務員は)2人家族の最低生計費にもならない 賃金だ」とし「それでも郵政事業本部が投資する機会費用が増えるにつれ労働 強度がとても高まるのに、賃金が減るというおかしな現象が起きている」と怒った。

そのため彼らは労組を作った。昨年8月、東ソウル郵便集中局非正規職労働者は 東ソウル郵便集中局労組を作り、今年の2月、民主労総公共運輸労組に加入し、 あらためて全国郵便支部として発足した。

キム・ウンチョル支部長は「郵政事業本部の予算不足で非正規職人件費予算を もっと減らせという」とし「とてもくやしくて、腹が立って、同僚の気持ちを 集め、小さくても声をあげるために組合を作った」と明らかにした。

キム支部長は「国民との対話を強調する知識経済部傘下で働く郵政事業本部の 非正規職労働者、月80万ウォン台の時給労働者、これが現実」という言葉で 労働組合設立の意味を語った。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-09-23 05:55:53 / Last modified on 2012-09-23 05:55:54 Copyright: Default

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