韓国:「違うが似ている」非正規職労働者の闘争 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(報告) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班 ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第371回(2024/12/26) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第15回(2024/12/24) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第6回(2024/12/23) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
「違うが似ている」非正規職労働者の闘争長期闘争非正規職労働者の現況
チェ・イニ記者
flyhigh@jinbo.net / 2008年09月23日15時16分
非正規職労働者800万人時代。非正規職保護法の立法をめぐり、KTX-セマウル号 乗務員問題やイーランド労働者の問題が社会に知らされたが、相変らず彼らを 含む大多数の非正規職労働者は勤労基準法の死角地帯で低賃金と雇用不安に苦 しんでいる。200万人にのぼる建設現場の日雇い労働者をはじめと、労働組合の 結成は夢にも考えられない未組織労働者はもちろんだ。 9月23日「非正規職撤廃1万人宣言、1万人行動」のイベントを準備した人々は、 キリュン電子、コスコム、GM大宇非正規職などの非正規職闘争事業場60数個所 をあげている。短くて1ヶ月、長ければ6年も闘争している所だ。 KTX-セマウル号乗務員 鉄道公社の子会社に所属する間接雇用非正規職だったKTX乗務員は、乗務業務の 外注委託に反対し、2005年3月1日、鉄道労組とともにストライキに入った。鉄 道労組の交渉妥結後もKTX乗務員は鉄道公社ソウル地域本部を占拠して闘争を続 け、その年の5月に全員整理解雇された。以後、現在まで鉄道公社の直接雇用を 要求し、あちこちで座り込みをしてきたし、最近では鉄塔高空籠城も行った。 セマウル号乗務員も鉄道公社の外注委託の方針に反発して戦い、2008年1月解約 された。 ▲KTX乗務員が9月11日ソウル駅で鎖座り込みをしている。[出処:チャムセサン資料写真] キリュン電子 低賃金不法派遣労働者が蔓延する九老デジタル団地、2005年5月にキリュン電子 で働いていた派遣労働者たちは「雑談」を理由に解雇された。彼らは労組を結 成して工場を占拠、その年の秋夕を座込み場で迎えた。その後、千日の間、座 り込み、ハンスト、占拠などあらゆる闘争をし、労働部から不法派遣という判 定も受けたが、キリュン電子使用者側は復職要求に不動の姿勢だ。キム・ソヨ ン分会長は命をかけて94日間も断食をした。 ▲2005年8月、工場占拠闘争をしたキリュン電子非正規職労働者[出処:チャムセサン資料写真] コスコム非正規職 証券先物取引所子会社のコスコムで働く非正規職労働者たちは、汝矣島の証券 業界にも不法派遣で苦しむ人がいるという事実を知らせた。昨年の夏に闘争を 始めた彼らは、汝矣島の真中で長期間の座り込みをして、公権力投入の痛みも 体験した。高空籠城、削髪、断食など、あらゆる闘争手段を選択し、イーラン ド、KTX乗務員と共に社会的に非正規職問題を喚起した。闘争の過程で正規職労 働者からの無視も苦々しい断面としてあらわれた。現在まで使用者側の誠実な 交渉と直接雇用を要求して闘争をしている。 ▲2007年10月、汝矣島一帯で三歩一拜をするコスコム非正規職労働者[出処:チャムセサン資料写真] イーランド一般労組 非正規職保護法という法は、2年以上働いたホームエバーレジ係を道に投げ出し た。2007年の夏に集団解雇された彼らはニューコア労組とともに店舗を占拠し て、その年の夏を熱くした。衝撃的な公権力投入場面が繰り返され、多くの市 民が怒って社会問題になり、ニューコア-ホームエバー不買運動が広がった。闘 争1年をはるかに越えた現在、あらゆる苦しみの中でニューコア労働組合は使用 者側と合意し、イーランド一般労組は粘り強い闘争を続けている。 ▲2007年6月、上岩洞ホームエバー店舗を占拠したイーランド一般労組[出処:チャムセサン資料写真] GM大宇自動車非正規職 人間扱いされなかったGM大宇自動車富平工場の非正規職労働者が劣悪な作業環 境と管理者の蔑視、雇用不安に勝てずに昨年9月労組を設立すると、会社側の弾 圧は想像を超えていた。会社は労務チームを動員し、非正規職労働者を暴行し、 労組幹部を解雇した。彼らは復職を要求してCCTV塔、漢江の橋などで高空籠城 をした。最近、下請け業者との再契約をめぐり再び雇用不安に苦しみ、1年近く 続く工場前テント座り込みとともに毎日出勤闘争をしている。 ▲2月、麻浦大橋にロープで高空デモをしたGM大宇非正規職労働者が漢江に飛び込む。[出処:金属労組] これ以外にも全国で多くの非正規職労働者が似たような理由で道路で闘争して いる。彼らが闘争を選ばざるをえない理由は、解約と不当解雇(障害者コールタ クシー、ハヌムル、コルテック-コルト、サムスンSDI、コオロン、江南聖母病 院)、不当労働行為(飲食品流通本部、環境美化員)、労働組合弾圧と対話拒否 (イジェンテック、ハイテックRCDコリア、スンニム・カーボン、大宇自販、 ASA、才能教育)から、施設の民主化(チョンリプ会館、ソクアム財団)、外注化 中断(KTX、イーランド)の要求にまで続く。 彼らの苦痛と要求事項はいつも重なりあい、別の場所でも繰り返される。キャ ンドル集会で目撃された良心ある市民が今、非正規職労働者の現実を直視し始 めるのだろうか? 今回の非正規職撤廃1万人宣言1万人行動を見る非正規職労働者 は慎重な希望をかけている。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-09-25 02:35:58 / Last modified on 2008-09-25 02:36:00 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |