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今『運動圏』は100万キャンドルに答えよ

[寄稿]国民の圧倒的多数と運動圏の意がこれほど一つになったことがあるか

イム・スンス(民主労働党)/ 2008年06月15日20時25分

6月10日の夜、全国的に燃え上がった100万本のキャンドルは、世界の歴史でも 由来を探すのが難しいほど、本当に感激的な場面だった。特に光化門では子供 と一緒に、恋人と共に、友人と一緒に出てきたキャンドルの行列が、果て知れ ず続き、事実上デモ行進の意味がなくなるほどだった。全世界のマスコミ各社 は韓国で起きている巨大なキャンドルの波に驚きを表わして、連日特筆大書し ている。大統領選挙と総選挙の連続した惨敗で失意に陥った『運動圏』をあざ 笑うかのように、国民は自分たちの階級的正体を表わした李明博政権就任100日 に100万のキャンドルの怒りをプレゼントした。

清渓広場でキャンドルが燃え上がり、あわてた李明博政権はどこかの不純勢力 だの背後勢力だのと言って国家機構を総動員し、小中高学生の携帯メールまで 掘り出し、授業中の学生を連れ出して脅した。そして5月17日、団体で登校拒否 をしようという携帯メールを数人の友人に送った浪人生1人を検挙した。そうだ。 本当に背後はいなかった。残念なことだが。来たネチズンたちが、そして国民 が、『キャンドルの背後は私です』と言い、『李明博退陣』を叫ぶ時、運動圏 はその『背後勢力』の尻を追って出てきたのだ。

こんな状況なので、李明博政権がキャンドル隊伍を運動圏と非運動圏、暴力と 非暴力に分裂させようとしても、大きな効果がない。初めから『運動圏』の統 制外にあったキャンドルは、政権には見慣れないものでしかなかった。光化門 の道端で夜を明かすのは基本で、携帯電話やインターネット、無線通信、デジ タルカメラ、ビデオカメラを総動員した立体的な情報戦で、普段『運動圏』に するように盾とこん棒をふるった警察は、世論の集中攻撃を受けた。このよう なキャンドル隊伍の『非暴力直接行動』の前で李明博政権があわてている間、 いよいよ6月10日、キャンドルは100万になった。

今、ボールは李明博政権にわたった。しかし李明博は自分の側近を置き換えて も、米国相伝の意思には逆らえないという態度を見せている。再協議はできな いというのだ。こうなると、『非暴力直接行動』を打ち出した100万のキャンド ルは重大な岐路に立つ。事実上、6月10日100万キャンドルの海で『非暴力直接 行動』にできる全てをしてしまったためだ。それでも近い将来、総選挙や大統 領選挙があるわけでもなく、選挙で政権を審判することもできない。6月11日の 夜明けにコンテナの前で行われた『スチロール論争』は、まさにこうした状況 を赤裸々に見せる場面だった。そしてこれは始まりでしかない。

今、100万のキャンドルは李明博政権だけに回答を要求しているのではない。 『運動圏』にも回答を要求している。100万のキャンドルが1か月夜を明かして、 軍靴で頭を踏みにじられ、盾とこん棒で血まみれになって作られたこの局面で、 『運動圏』のあなた方は何をするのかと。国民の80%に達する『背後勢力』は、 運動圏に重い問いかけをしている。

近来、国民の圧倒的多数と運動圏の意思がこれほど一つになったことがあるだ ろうか。キャンドルを握った国民は、もうこれ以上朝鮮、中央、東亜日報が作っ たイメージで運動圏を見ない。今、キャンドル集会で発言権を得られる唯一の 政治家は、ただ『運動圏』の姜基甲議員だけだ。運動圏の彼がなぜ国民に支持 されているかをわれわれは再確認しなければならない。この闘争は運動圏すべ てが姜基甲議員になるかどうかを分ける重要な闘争だ。運動圏すべてが姜基甲 になれば世の中を変えられる。今、運動圏は100万のキャンドルに回答しなけ ればならない。

http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&id=43454原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-06-16 02:50:10 / Last modified on 2008-06-16 02:50:12 Copyright: Default

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