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「警察、今やデモ隊を金だと思うのか」

ソウル地方警察庁、連行市民数による成果給支給の議論拡散

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年08月06日13時38分

韓国「BSE」関連トピック

昨日の夜(8月5日)ブッシュ訪韓反対キャンドル集会で161人の市民が警察に強制 連行されたが、警察が連行者数によって成果給を支給することになり問題になっ ている。

ソウル地方警察庁は、2か月以上続く米国産牛肉反対キャンドル集会の参加者を 連行した警官を『不法集会およびデモ事犯検挙有功者』として成果給を支給す ることにした。その基準は、連行した市民が拘束された場合、1人当り5万ウォン、 不拘束なら1人当り2万ウォンだ。

警察が5月初めから現在までに連行した市民の数は約1200人になる。昨日のキャ ンドル集会の現場でも、警察は集会が始まった直後から連行を始めた。歩道に いた市民はもちろん、負傷を治療するために近くの商店に避けた市民を連行し、 外国人たちまで手当たり次第に連行した。こうした警察の強制連行は明け方4時 まで続き、計161人の市民が連行された。

こうした中、警察が連行した市民の数によって成果給を支払う計画があったこ とがわかり、金まで払って過剰鎮圧をあおっているという批判は避けられない ものと見られる。

▲昨日(5日)の集会で警察は市民を手当たり次第に連行した。/チャムセサン資料写真

まず野党が警察の方針に対して『ハンティング』という表現を使い、立ち上がった。

民主党は、「警察がいよいよ狂った」とし、成果給支給に対して「驚くばかり」 と指摘、「『国民ハンティング』が警察の成果給の対象だとは言語道断」と述べた。

自由先進党も「もしこうした形で報奨金が支給されれば、成果給に目がくらん だ警察の過剰鎮圧は火を見るようにあきらか」とし「警察庁長官はもう地位に こだわらず、一日もはやく辞職せよ」と警察庁長官の責任を問うた。

進歩新党も「明白な『人間狩り』」とし「警官たちはデモ隊の国民がすべて金 に見えるだろう。一気に検挙するために、奴隷狩りに使った人間捕獲用網が使 われるのではないかと心配する」と述べ、責任者のソウル警察庁のキム・ソッキ 長官の即時罷免を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。

警察、キャンドル市民連行成果給、現金からマイレージに

狂牛病国民対策会議、「李明博大統領にとって国民は景品程度でしかないのか」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年08月06日16時44分

韓国「BSE」関連トピック

警察がキャンドル集会の参加者を連行すればその警官に拘束者1人当り5万ウォ ン、不拘束2万ウォンの成果給を払う計画を撤回した。「人間狩りをするのか」 という世論の袋叩きで、発表して一日もたたずに計画を撤回した。

その代わりに警察はマイレージ点数を出し、累積点数が一定の点数以上に達し た警察官には、評価後に表彰や商品券を支給する方式を採択した。しかし現金 がマイレージに変わっただけで、キャンドル集会に参加した市民の連行に対す る褒賞計画を全面撤回したわけではなく、議論は消えないものと見られる。

ソウル地方警察庁は当初の成果給計画の意図について「不法暴力デモの輪を断 ち切るという意志もあり、検挙者が個人的に払った交通費なども払っていない 現実で、交通費程度を与えるという意図だった」と明らかにした。

▲警察は昨日(5日)の集会で160人を越える市民を強制的に連行した。/チャムセサン資料写真

こうした警察の褒賞計画に対する非難声明は続いている。

狂牛病国民対策会議は「昨日(8月5日)にデモ隊を連行した警官が互いに拍手し て自慢しながら楽しそうに写真まで取る場面を目撃した。これにはみんな理由 があった」と指摘し、「人間狩りに賞金まで払い、国民を景品に転落させた」 とし「李明博大統領にとって、国民はただ殴り倒す対象、警察の獲物、景品程 度でしかないのか」と非難した。

続いて「狂気じみた連行と李明博政権の狂ったような『人間ハンティング』は、 償うことのできない反倫理的な罪悪」と明らかにした。

民主労総も声明を出し「国民は米国の警察というしかない人間狩り屋の軍靴で 踏みにじられる残酷さを味わわなければならなかった」とし「警察の超強硬な 鎮圧は、また1ページの屈辱の歴史を書いてしまった」と批判した。続いて民主 労総は、警察の成果給支給に対して「国民の血税で国民の首に懸賞金をかけた 形だ。軍部独裁時代でさえ見たことも聞いたこともない殺風景そのもの」と指 摘した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-08-07 10:45:35 / Last modified on 2008-08-07 10:45:36 Copyright: Default

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