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行安部住民広報の指示に一線の公務員は難色

「米牛肉を広報すれば住民に殴り殺される」

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2008年06月10日14時44分

米国産牛肉輸入全面開放に反対する国民的な行動が続く中、行政安全部が民心 を無視て一線の公務員に米国産牛肉輸入関連住民広報を指示し、問題になって いる。

行政安全部は昨日から全国村・面・町役場に米牛肉実質的再協議貫徹という文 書を送り、一線公務員たちに地域住民への広報を指示した。

農林水産食品部が作成したこの文書には「国民が心配するすべての問題を解決 しました」とし、△30か月以上輸入遮断、△徹底した4段階検疫、△集団給食も原 産地表示、△完ぺきな国民健康守護の4項目を記載しており、牛肉輸入再開完全 征服コーナーを用意して「BSEを正しく知る」、「米国産牛肉輸入衛生条件関連 ブリーフィング資料」など9つの資料も貼付されている。

忠南道青陽郡のある面事務所で働く公務員ユ氏は、このような指示を受けると すぐ「とても腹が立つ」とチャムセサンに情報提供をしてきた。ユ氏はチャム セサンとの通話で「一線公務員は文書を受けとっても住民に発送しない」と話 した。「『このまま広報したら住民に殴り殺されるかも知れない』というのが 公務員たちの思い」と説明した。

ユ氏は「米国産牛肉問題で李明博大統領退陣運動がおき、国民召喚をしようと いう世論が起きているところに、行政安全部がこんな行動をしているというこ とは腹立たしい」とし「前に狂牛病怪談10問10答を住民広報しろといわれた時 も、公務員たちは拒否した」と話した。

ユ氏は「今日地域で開くキャンドル文化祭に参加するつもり」とし「一線公務 員が上の顔色をうかがっても政府の広報内容に同意せず、(誤った広報で)住民 に被害を与えてはいけないと思っている」と伝えた。

これに先立ち先月、民主公務員労組農林水産食品部支部のイ・ジン支部長が、 「米牛肉交渉は屈辱的な交渉で、公務員として謝罪したかった」という良心告 白をし、大きな話題になっていた。全国公務員労組も6月2日「米国産牛肉広報 指針は不当な業務指示であり拒否する」と発表した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


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