韓国:大統領府に行こう!72時間キャンドル大行進2日目 | |||||||
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「大統領府に行こう!行こう!」...汗と喚声の夜[72時間キャンドル大行進7日06:35]警察、世宗路交差点で市民解散の試み
特別取材チーム
quanny@jinbo.net / 2008年06月06日20時34分
警察が世宗路交差点と清渓広場周辺で最後までデモを続けていた市民約400人を 解散させている。警察はこの日、セムナン教会周辺などでデモをした後に自主 解散して世宗路交差点と清渓広場に移動した市民を道路から歩道に押し上げて いる。また、路上に残っていた市民たちは世宗路交差点からソウル市庁側に追 いやられ、デモ隊を解散させている。 一方、警察の解散警告とともに2時間30分ほど続いたセムナン教会裏手の緊張状 況は、6時に市民の自発的解散で終結、あちこちに散っていた市民は世宗路交差 点に集まった。 5時頃に約200人だったセムナン教会裏門側のデモ隊は、警察の警告放送の知ら せを聞いて駆け付けた市民が加勢し、400人ほどに増えていた。 しかし予備軍の服装をした一部の市民がここで「このへんで整理しよう」と提 案し、これを受け入れた市民たちは6時定刻に愛国歌を歌った後、解散を始めた。 一方、戦闘警察との対峙中、ひとりの警官が「オイ」と叫び、他の戦闘警察無 理が「オイ、オイ、オイ」と叫んで威圧感を造成した。しかし市民の溌刺とし た気分は戦闘警察の威圧感をあっという間に戯画化する力を持っていた。彼ら は戦闘警察が「オイ、オイ、オイ」と叫ぶと、「アンコール、アンコール、ア ンコール」の叫びで答える特有の才覚で受け返した。 警察「もうそろそろ帰って下さい」.. 市民「なぜ軍靴で踏んだのか」 5時頃、セムナン教会裏手で戦闘警察はいっせいに「隊列整備、隊列整備」と叫 んだ後、「いけ」という叫びと共に世宗文化会館方面の市民を押し出し始めた。 あっという間に市民200人ほどが、両側は壁、前後は戦闘警察のカーテンに遮ら れる局面に置かれた。特に戦闘警察はとても強く圧力を加え、一部に呼吸困難 を訴える市民も眼についた。 警察が体で市民を圧迫して解散を勧めたが、一部の市民はむしろ「また暴力的 に鎮圧してみろ」と退く兆しを見せなかった。 ある警察指揮官はこうした市民の発言に「なぜ警察が市民を暴力的に鎮圧する のですか。もうそろそろ帰って下さい」と話した。すると市民たちは「なぜ軍 靴で踏んだのか」というシュプレヒコールをあげ、これまでの警察暴力に抗議 してこの指揮官を嘲弄した。 この指揮官は「戦闘警察に何の罪があるのか。戦闘警察は3日間寝ていません」 と訴えると、市民は「戦闘警察たちを眠らせてやれ」というシュプレヒコール をあげた。それと共に市民たちは「戦闘警察は可哀想だ。オ・チョンスはやめ ろ」とオ・チョンス警察庁長官の退陣を要求した。 また市民らはこの渦中にもワールドカップの拍子で手を打ちながら「李明博退 陣」を叫んだ。 ▲世宗文化会館付近で警察バスを引く市民たち 一方、トゥーサム・プレイス前の路地で戦闘警察バスを引いて、夜中に大統領府 への進出を試みた市民らは、現在ほとんどが世宗路と市庁側に移動している。 5時現在、世宗路交差点から西大門方向の道路には、戦闘警察バス3台がばらば らに放置されている。この光景は昨夜の激しい市民の怒りと抵抗をそのまま見 せるようだった。 4時頃トゥーサム・プレイス前に縦に置かれていた三台目の戦闘警察車が牽引さ れた。約100人の市民は共にロープを持ち、「ウシャ、ウシャ」と叫びながら車 を牽引した。車が引き出されると、市民は皆で手をたたいて歓声をあげた。 三台目の車が引き出されたが、その次には横に1台の戦闘警察車が停められてい た。市民がまた横に停められている戦闘警察車を牽引しようとすると、警察側 は解散を勧める放送をした。市民はこれに対して「歌え、歌え」を連呼し、警 告放送の声を覆ってしまった。しかし市民たちは最後の車を引き出すことには 失敗した。 現場に残っているある市民に「あの車を引き出しても大統領府には行けないの に、なぜここにいるのか」と質問すると、彼は「あの車をどかしても大統領府 に行けないという事実は知っている。大統領府への道には何重にもバリケード が作られているだろう」とし「しかし今日の戦いは自発的に出てきた市民らの 一つの心を象徴していると思う。戦いは長くなると思う」とし米国産牛肉全面 輸入に反対する「闘争」は相変らず終わっていないことを強調した。 警察「不法は見逃さない」と警告.. 市民は「李明博が不法だ」 セムナン教会裏門側でデモを続けている市民に対し、強制鎮圧を始める雰囲気 だ。明け方の4時15分頃から警察は兵力を増員配置して、三方向から市民を圧迫 し始めた。 4時30分頃から警察は「これ以上不法行為を黙認しない。集示法違反の現行犯で 検挙する」と解散を勧める警告放送を始めた。 すると市民たちはスクラムを組んで「李明博が不法で、市民は合法だ」、「君 たちが退け」、「李明博が退け」、「市民を保護しろ」、「なぜ軍靴で踏む」 とシュプレヒコールを連呼している。 現在、警察はセムナン教会側から世宗文化会館側への道を封鎖する一方、デモ 隊周辺のあちこちに警官を増強配置している。 「戦闘警察に何の罪があるか、『バック』がないから戦闘警察になった」 市民と警官の対峙が長びいている。押し合いの対峙が長くなり、双方の衝突も 憂慮されているが、市民は興奮が高まるたびに「非暴力」と叫んで、自らを落 ち着かせている。警官たちも「暴力鎮圧」へのあふれる非難世論を意識したよ うに、これまでの態度とは全く違う雰囲気だ。 2時40分頃、トゥーサム・プレイス路地から二台目の戦闘警察バスを引き出し、 戦闘警察は激昂した状態で盾で市民を押し出した。これに一部の市民は「戦闘 警察を押し出そう」と主張し、また別の市民たちは「互いに興奮せず、ただ防 ぐだけにしよう」と反応し、しばらく激しい討論が行われた。 戦闘警察との小競合いに積極的な市民は「オ・チョンス下手人は退け」、「オ・ チョンス出てこい」と、これまでの警察暴力への解けない怒りを表出した。 しかし別の市民グループは「戦闘警察に何の罪があるのか、バックがないから 戦闘警察になった」と警察個人との衝突を最大限自制する雰囲気が歴然として いた。対峙中にも市民は戦闘警察に水のボトルを渡す姿がしばしば目撃された。 ある市民は「オ・チョンスと李明博は嫌いだが、戦闘警察は許してやれ」と話 していた。 一方、トゥーサム・プレイス前で対峙しているときに、キム・ジョンウン弁護 士は、連行された市民との面会を要請したが、警察はこれに何も答えなかった。 セムナン教会の裏手では相変らず市民と戦闘警察数百人がもつれあって体当た りをしている。直接的な衝突はないが、対峙が長時間続き、痛みを訴えたり、 疲れた市民が増えている。 汗のにおいが立ち込める光化門、「大統領府に行こう」と喚声 光化門世宗文化会館近隣の路地には市民と戦闘警察が混じりあって、汗のにお いが立ち込めている。光化門駅7番出口近隣のセムナン教会裏、錦湖アジア1館 隣のハングル会館前、旧金剛製靴ビルとツーサム・プレイスに抜ける道などで 市民と警官の対峙が続いている。 市民は路地のあちこちを縫って進出路を探し、戦闘警察に阻止されると「撤収 しろ」、「戦闘警察も民主市民」などのシュプレヒコールで体当たりをした。 2時10分頃にはツーサムプレイスと旧金剛製靴ビルの抜け道を縦に防いでいた戦 闘警察バス3台のうちバス1台を世宗路交差点に引き出した。 現在、世宗文化会館近隣の路地には「大統領府に行こう」という市民の喚声が 続いている。市民たちは警察と対峙するたびに「連行者を釈放しろ」と抗議し ている。 一方、警察との対峙が数時間続き、市民は脱力症状を見せるなど、大小の負傷者 が発生している。 市民は大統領府への道が戦闘警察バスで塞がれ「車をどかせ」と連呼 市民が大統領府に向かう路地をふさいでいる戦闘警察のバスをロープで牽引す るために、渾身の力をふりしぼったが、容易ではなかった。セムナン教会近所 のハングル会館前で、市民は戦闘警察バスにロープを縛り、牽引しようとした。 しかしいつも失敗し、この過程で警察は市民に消火器を噴射することもした。 また、セムナン教会裏手では、町角をふさいでいるバスの前で戦闘警察が大統 領府に進出しようとする市民と対峙し、激しい体当たりをした。市民の一部は 戦闘警察のスクラムを突破し、車の壁の後方まで進出したりもしたが戦闘警察 があっという間に増員されて、ここから出ることができなかった。 戦闘警察バスの壁で目的地の大統領府への進出が遮られても、市民は「前へ、 前へ」、「車をどかせ、車をどかせ」などと叫んで特有の溌刺とした気分を失 わなかった。 市民と警察の対峙を見ていたある高3女子学生は「多くの友だちが牛肉問題の深 刻さをよく知っているが、高3なので直接出てこられない」とし「李明博大統領 が国民の話に耳を傾けないから、こうした形で私たちが集まるのは当然ではな いか」と話した。 [6信]セムナン教会近隣で60代の男性が負傷 午後11時40分頃、セムナン教会近隣で警察との対峙中に60代の男性1人が意識を 失って倒れるという事故が発生した。目撃者によれば、この男性は警察と対峙 しているとき、スクラムを組んでいた戦闘警察側にからだを吸い込まれた。 その後、この男性は警察側から担架にのせられて市民側に送りだされ、当時こ の男性は意識が混迷している状態だった。この男性と共に戦闘警察側にからだ が吸い込まれて脱出したある市民は「多分戦闘警察の下敷になり、腰を怪我し たのだろう」と話した。 またセムナン教会で対峙しているとき、警察は市民に消火器を噴射することも した。 一方、安国洞で警察の車の壁に遮られ、大統領府進出が封鎖されたアゴラ会員 など市民2千人ほどは、ロープで戦闘警察バスを引き出そうと試みている。 [5信]怒ったキャンドル、「大統領府へ、大統領府へ」 ソウル市庁前と光化門一帯に殺到した20万人の市民は、大きく三方向から大統 領府方向へとデモ行進をした。20万という人波が押し寄せたため、デモ行進は さまざまな形で進められたが、市民は水が流れるように道に沿って李明博大統 領がいる所に向かった。 市民の一部はソウル市庁から鍾路1街と曹渓寺を通り、安国駅で左に方向を定め、 慶北宮方向に向かった。また一部は世宗路交差点方向に直進した。 しかしすでに警察は市民の大統領府進出を防ぐために世宗路交差点教保文庫前、 安国洞の聯合ニュース前の道路を戦闘警察バスで完全に遮断していた。 11時現在、世宗路交差点には5万人ほどの市民が自由発言で路上集会を続けてい る。また安国洞でもアゴラ会員など2千人ほどの市民の集会が続いている。 一方、10時頃に市民たちは世宗路交差点から政府総合庁舎側に向かう路地の光 化門駅7番出口を防いでいた戦闘警察バス1台をロープで縛り、道路の外に引き 出した。 また市民約500人は世宗路交差点の錦湖アシアナ本館向い側の路地(セムナン教 会近隣)に進入した。しかしこの路地も100人ほどの警察兵力が封鎖しており、 ここで小競合いの末に警察の封鎖を一時突破した。しかし警察兵力が増強配置 され、11時現在、市民はスクラムを組んで体当たりをしている。 ほとんど深夜12時になろうとしているが、まだ世宗路と光化門一帯には10万人 の市民がキャンドルを持って「米国産牛肉反対」の声をあげている。 [4信]ソウル都心は今、20万のキャンドルの海 -〉 http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/issue/fta/1212831146938Staff 参照 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-06-07 23:38:49 / Last modified on 2008-06-07 23:38:52 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |