韓国:市民は自ら歩く | |||||||
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市民は自ら歩く[記者の目] 29日、市民らのデモ行進に対する断想
イ・コンマム記者
iliberty@jinbo.net / 2008年05月30日4時47分
「李明博政権は国民を捨てた」 5月29日、李明博政権が米国産牛肉輸入衛生条件改正案の長官告示を強行したこ とで、市民たちはキャンドルを持って市庁前にあふれ出た。数千本から始まっ たキャンドルは、デモ行進を始めた直後には5万に迫り、デモ行進の間、さらに 多くの市民がデモ行進隊列に参加し、キャンドルの海を作った。そばにいた記 者は「チョン・ウンチョン長官のおかげでキャンドルの壮観を見るんだな」と 冗談を言う。 市民たちは口をそろえて「李明博政権は国民を捨てた」と憤激している。そし て「今や私たちが李明博政権を捨てる時」と話した。口をそろえて「李明博は 退け」と叫んだ。 指導を受けることを拒否した市民たち 市民たちは自らを統制してデモ行進を続けていった。警察が光化門ロータリー を戦闘警察バスでふさぐと、市民たちはそこにいることを拒否した。狂牛病国 民対策会議は、状況室が運営する宣伝カーのマイクについて行進することを要 求したが、市民たちはこれを拒否した。市民たちは歩き続けようといった。ソ ウル市内の所々を歩き回り、さらに多くの市民に李明博政権がいかに大きな誤 りをしたのかを知らせようとした。 市民たちは24日から続いたデモ行進で鍛えられていた。市民たちは、自分の経 験を話しながら、デモ行進の方向を提示した。 ある市民は「この間も光化門ロータリーを戦闘警察バスが防いでいた。私たち がそこにいると警察は鍾路方向をふさぎ、私たちを孤立させた。そして連行を 始めた。だからここに座っていてはいけない。われわれは動き続けなければな らない。警察に捉まらないように歩き続けなければならない」と話した。 もちろん現在デモ行進にきている多くの市民は、これまでの集会に出てくるよ うな組織された人々ではないので、簡単に誰かに指導されようともせず、立場 を伝える体系的な方法も知らない。ただ前に進もうと大声を出すのが全て。こ の状況を統制し、最大限安全にデモ行進を進めることを要望した国民対策会議 の立場としては、困惑の瞬間であっただろう。 自由だ、そして最後までやる 市民のデモ行進は自由だった。デモ行進隊列一番前では論争したり、その過程 である人は偽装活動家と疑われたり、またこれを整理していきながら、方向を 決めた。時には『運動圏』の標識である旗も自然に混ざって、デモ行進をする。 そうして光化門ロータリーを出て、安国駅三叉路から昌徳宮前を通り、団成社 を通ってまた光化門ロータリーに戻ってきた。またまた戻った光化門ロータ リー。相変らず戦闘警察バスが遮っていたが、市民の雰囲気は違った。市民た ちは「われわれは勝利した」と叫び、「最後まで一緒にしよう」と約束した。 そして光化門ロータリーは音楽公演会場になり、論争の場になり、休息の空間 になり、闘争の空間になった。ある者は久しぶりに懐かしい友と会い、互いが まだ生きていることを確認したり、あるものはデモ行進隊列を背景に写真を撮っ たりもした。 そのようにして時間が過ぎ、すっかり忍耐心を失った警察が機動隊を追い立て てデモ行進隊列に進入した。市民を取り囲んで解散を脅迫したが、市民はその 場を離れなかった。スクラムを組んでそばに友人がいることに安心をし、「わ れわれは正当だ」と叫んだ。そして警察の解散を要求した。結局警察が解散し て、市民も解散した。市民たちは「最後まで頑張れば警官も退くじゃないか」 と互いを励ました。 市民デモ行進の終わりを心配するな 指導する人も、指導される人もいないデモ行進。果たしてあのデモ行進の最後 はどこなのかとソワソワする必要はない。そのまま水が流れるように行きたい ところに行き、したい話をし、一緒にしようと話せれば良い。列を作り、スピー カーにしたがって行進することが行進の全てだと思う必要はないのだ。ただ本 当に多くの人々が今日この通りに一緒にいたことを確認すれば良かった。そし て、明日はさらに多くの人々が街に出てくることを確信して、互いに約束すれ ばそれでよかったのだ。 また次の夜が明ければ市民たちは街に出てくるだろう。李明博政権が自ら国民 の健康権を放棄したことを認めるまで、市民の自由でよどみないキャンドルは 続くだろう。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-06-04 11:05:34 / Last modified on 2008-06-04 11:05:36 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |