韓国:彼らが民主労総の前で抗議デモを行った理由 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバー映画祭(報告) ・レイバーネットTV(10/30) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(10/31) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第95回(2024/10/10) ●〔週刊 本の発見〕第366回(2024/10/24) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/10/24) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第4回(2024/10/28) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
「キムソニル氏も結局『移住労働者』ではなかったのか」 ・彼らが民主労総の前で抗議デモを行った理由 イオソン記者dodash@digitalmal.com 6月24日の午後3時半。新吉洞にある民主労総の建物の前に 一群の若者達が集まった。 「移住労働者合法化のための会合(www.stopcrackdown.net)」、 「闘争とご飯」などに所属する若者達10人あまりは、 多少扇情的な内容のピケを持って「抗議中」だった。 ▲民主労総前でデモ中 「民主労総、あなた方は連帯せずに交渉をするだけだ」 「民主労総は移住労働者の闘争にもっと積極的に連帯して結合しろ」 「民主労総の全組合員が移住労働者、そして政治的に少数の労働者に 関心を持って認識を変えるように内部事業を強化しろ」 昨年から移住労働者等の闘争に結合してきた彼らは、 「移住労働者は民主労総のほとんどあらゆる闘争に献身的に結合しているのに、 移住労働者たちの明洞聖堂座り込み闘争がすでに220日が超えたというのに 民主労総はリップサービスしかしない」とし 「担当常勤がいるだけで、実質的な連帯はほとんどなかった」と主張した。 この日、彼らが配った「民主労総の連帯闘争を要求する」という印刷物で、 「現在、移住労働者が直面している困難は、 単に政府の雇用許可制政策のためだけではない」とし、 「韓国の組織された労働者はどの瞬間も言葉では労働者はひとつだと言いながら 沈黙している」と民主労総を狙って批判した。 彼らは「私達が移住労働者闘争に関する民主労総の微温的態度に抗議の 宣伝戦をすると言った時、労働運動をしている周囲の人たちは 何故そのようなことを民主労総に要求するのかといぶかしがった」と伝え、 「民主労総が移住労働者等の闘争に責任を負えということではなく、 強力な連帯の責任を問うこと」だと明らかにした。 彼らがデモを始めて1時間半程度過ぎた午後五時。 民主労総のある幹部が現れて彼らのデモに不満を吐露した。 何故具体的な要求案や協議案も無く、扇情的な内容の シュプレヒコールだけで民主労総を罵倒するかということだった。 事前連絡も無く「とんでもない」デモ隊を迎えた民主労総としては、 そのような反応を表すに十分だった。 ところがこの渦中で飛び出した彼のひとひとが、彼らの眉をひそめさせた。 「いや、委員長が見て当惑されているんだ。」 すこし前に民主労総の建物に入るイスホ委員長を発見したデモ隊が 騒動を起こしたことをめぐって出てきた言葉だった。 ある参加者は「移住労働者の切迫した状況に連帯を訴えようと来た人々の前で、 委員長の心機を心配するのがまさに民主労総の官僚的な姿ではないか」と非難した。 彼ら特に「キムソニル氏死亡問題が国の最大問題になっているが、 人々はまさにキムソニル氏もまた、移住労働者だったことを忘れている」とし、 「移住労働者問題は決して遠い国の人々のことではない」と主張した。 ▲民主労総、あなた方は交渉するだけだ? 午後六時頃、民主労総のキムジノク非正規事業局長が彼らとの面談に応じた。 金局長は 「民主労総は移住労働者問題に対して連帯と闘争の確固たる意志がある」とし、 「問題は、移住労働者闘争に対する展望と方向性を打ち出せない 非正規職室の責任」だと話した。 具体的な計画と事業構想がはっきりすれば、 指導部は移住労働者闘争にいつでも積極的に乗り出す意思があるということだった。 これに対して彼らは民主労総の非正規職会議体系に直接の当事者である 移住労働者を参加させること、韓国の組織労働者に対して 移住労働者に対する認識を変える大衆事業を行うことを要求した。 金局長は「皆さんの要求を前向きに悩む」と答え、ただし 「民主労総の意志疎通構造を勘案して、今日のようなデモはもうしないでほしい」 という立場を明らかにした. 民主労総の立場としては、この日の突然のデモは多少「不快な事件」に映った。 だが220日を超える長期闘争にもかかわらず「改善」どころか 労働運動内でさえ「皮膚の色が違うよその国の人」という身分を免れない 移住「労働者」の切迫した現実が結局、彼らの行動を触発した。 この「皮膚の色の差」を乗り越えることも、 韓国労働運動の代表体である民主労総が抱いて行かなければならない宿題だ。 この日、民主労総に出入りしてデモを見た人のなかで、 唯一、彼らを激励して支持したのは 全解闘(全国解雇労働者元職復職闘争委員会)所属の労働者だけだった。 2004年06月27日 翻訳文責/安田(ゆ) Created byStaff. Created on 2004-06-29 14:54:57 / Last modified on 2005-09-05 05:17:42 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |