本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国でも反戦集会
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 20040320korea
Status: published
View


「国民の同意無く決定された派兵案は廃棄すべき」

チャムセサンニュース

米国がイラクを侵略して1年になる3月20日、全世界の50余か国、250余都市で 同時多発反戦集会が開かれるが、韓国もソウル大学路で午後3時から 「米国のイラク占領反対、韓国軍派兵反対」を要求する集会が開かれた。 この日の集会には1万人あまりの市民が参加し、 韓国でも熱い反戦の熱気を感じることができた。

集会に先立ち、映画俳優クォンヘヒョ氏の司会で反戦コンサートが1時間 進められた。初めて舞台に登場したZENは 「舞台の上から見ると、それぞれ違う旗とピケを持っているけど、 ここに来たみなさんは全員戦争が終わることを希望する 同じ気持ちを持っているのでしょう」と、同志歌などをプレゼントした。 ロックバンド「パラム」と「天地人」も反戦メッセージとともに ずば抜けた実力を披露した。

本大会は去る1年間、戦争で死亡した犠牲者に対する黙念から始まった。 集会参加者は「あなたのための行進曲」を共に歌い、 「占領を中断しろ」、「派兵を中断しろ」というスローガンを叫んだ。

演壇に立った民主労総のイスホ委員長は、 「今この瞬間にもイラク民衆は死んでいるのに 派兵するという政府の計画は容認できない」とし、 「1500万の労働者、70万の民主労総組合員の名により、 この醜悪な派兵計画を撤回させなければならない」と主張した。

民主労働党イラク派兵反対運動本部長のイジョンミ氏は 「弾劾政局で国がごたごたしているのに、 政府はむしろ派兵を強行する意志を明らかにしている」とし、 「党利党略に染まった16代国会が通過させた派兵案は無効」だと主張した。

平和女性会事務処長のチェソヌィ氏は 「弾劾政局だと言って派兵問題が看過されてはならない。 市民運動陣営は民主守護を叫んでいるが、生命の尊厳と明らかな戦争反対は、 私達が守るべき真の民主主義の価値」だとし 「国民の同意無く決定された派兵案を廃棄」することを主張した。

ベトナム戦に参戦したユンヨンジョン氏は 「当時、われわれは米国の覇権のためにベトナム人を虐殺しにいった 米国の傭兵だった。ところが40余年が過ぎた今、 再び私たち若者達がイラクに行かなければならないという事実があまりに悲しい」 とし、最近の派兵地変更に対して「イラク全域が戦場なのに、 派兵地を論じたところでなんの意味があるのか?」と述べた。

タ・ハムケのキムハヨン運営委員は 「スペインで爆弾テロで2百人が死亡した時は世界のマスコミが注目したが、 去る1年間、イラクで1万人余りが死んでいることには沈黙している」と話した。 また「派兵地を変更するのはキルクークが危険だからではなく、 スペイン軍の撤収後、その空白を埋めるためだ」とし、 「今行けば、われわれは虐殺者になりスペインのようにテロの標的になるだろう」 と話した。

集会は平和運動家のイムヨンシン氏、米国のANSWER、英国の戦争阻止連合、 日本のピースナウの連帯メッセージ朗読と、 イギョンホ学生連帯会議議長の決議文朗読で終え、鍾路1街まで行進した。

一方、この日、大学路マロニエ公園では事前集会として 移住労働者強制追放反対集会が開かれた。集会場の近くでは 「移住労働者全面合法化」のブースが作られ、広報活動を行う姿を見ることができた。 「移住労働者合法化のための会」会員の「ケチョリ」氏は、 「移住労働者等の明洞聖堂闘争に賛同した人々がオンラインで 互いに経験を共有したが、移住労働者と直接接触して共に活動できる集まりを作ろうと 思うようになった」とし、「公式な活動は今日が初めて」だと紹介した。 今後の計画に対しては「明洞聖堂闘争に対して移住労働者の間でも誤解が多いが、 われわれは安山、磨石など移住労働者が密集している所を訪ねて、 直接闘争の消息を知り、もっと多く移住労働者たちが共に闘争できるように 支援する計画」だと説明した。

[キムジヨン記者rockyou@jinbo.net]

2004年03月20日 23:40:46 チャムセサンニュース (chamnews@jinbo.net)

"原文":http://cast.jinbo.net/news/show.php?docnbr=30088


Created byStaff. Created on 2004-03-21 02:47:10 / Last modified on 2005-09-05 05:17:37 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について