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青少年1370人、国連に「国定化撤回」を請願

[現場]1時間のデモ行進の後「なぜ歴史を変えるのか」

ユン・グニョク記者 2015.12.14 14:09

▲12日に開かれた10次青少年街頭行動に出てきた青少年[出処:ユン・グニョク教育希望記者]

韓国の青少年1370人が国連に「韓国政府の歴史教科書国定化撤回のための請願書」を送った。 青少年が教科書政策についてこれほど大きな規模で国連に請願したのは初めてだ。

教科書政策に対する青少年の国連請願は初めて

12月12日午後2時30分頃、ソウル市光化門広場近くの道ばた。 国定教科書反対青少年行動に所属する24人の学生が、 国連に送る請願書を読み進んだ。 国定教科書反対第10次青少年街頭行動だ。

彼らは請願書で 「大韓民国政府の歴史教科書国定化が市民の自由と権利を侵害していることを世界に知らせるために、 緊急請願を行うことにした」とし、次のように明らかにした。

「学生のために教育制度を変えることは、国民の合意と十分な議論を経なければなりません。 しかし大韓民国の歴史教科書国定化推進の過程を見ると、反対意見は無視し、国民の抵抗は公権力で暴力的に踏みにじりました。 …国定教科書で歴史を学ぶ学生は、まず多様な歴史的な観点を学ぶ機会を奪われます。 歴史的観点の一本化は、学生の討論の場を縮小させ、考えて判断する機会を奪い、 それは学生から多様な考え方をする自由を奪うことにつながります。」

続いて請願書は結論の部分で 「大韓民国政府の国定化は政治的な道具として活用される危険性が非常に高く、 親日と独裁を美化しかねないという証拠も存在する」とし 「この請願により、国連で大韓民国政府の国定化の強行と、 この過程で強行された不法かつ反人権的な事案についての調査と国定化撤回の勧告を要請します」とした。

▲12日、青少年が国連に請願書を送る姿をパフォーマンスで表現している[出処:ユン・グニョク教育希望記者]

この日の街頭行動に参加した青少年は 「国民を支配しないでください」、 「私たちが若いから甘く見てるのか」、 「考えは自由だが、自分の考えだけが正しいと強要するのは暴力です」といったプラカードを持っていた。

高校三年だと紹介したチャン某学生はマイクを持って 「10か月も歴史を教えたことがない先生が国定歴史教科書を作るというので、情けない」とし 「国定化に反対する先生を査察した公務員には(教育部長官)表彰までしようとしているのが今の現実」と心配した。

この日、学生たちは午後3時18分から1時間ほど、ソウル市鍾路区一帯の歩道を歩きながら広報活動をした。 ある学生が太鼓を叩けば他の学生はこのリズムに合わせて次のように叫んだ。

「青少年は国定教科書に反対する。 国民の意見を無視する国定教科書を撤回しろ」

学生たちはずっとこうしたスローガンを何千度も、みんなで大きな声で叫んだ。 拍手をしたりカメラで撮る市民もいた。 しかし、ある老人は学生たちに「狂った×」と激しくののしることもした。

拍手も受け、悪口も言われた学生たち、「街頭行動を続ける」

こうした悪口を言われたある学生は 「腹が立つなあ!」と話したが、顔は明るく笑っていた。 この学生は「私も罵りたいけど…」と話した。

▲12日午後、青少年が国定化反対デモ行進をしている[出処:ユン・グニョク教育希望記者]

デモ行進の後、自分を高3だと紹介したある学生はマイクを持って 「なぜ歴史を変えようとするのか」とし 「朴槿恵(パク・クネ)でなく『パックン・エ(変える・子供)』か」と声を高めた。

この日の午後4時頃、青少年共同行動は1370人の青少年の名前が書かれたA4用紙6枚分の 「国定化撤回国連請願書」を国連人権理事会など2か所に電子メールで送った。

この団体の関係者は 「青少年の街頭行動は、12月26日まで続け、 1月には国定化反対キャンドルも直接主催する予定」だと説明した。(記事提携=教育希望)

原文(チャムセサン/教育希望)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-12-15 06:44:47 / Last modified on 2015-12-15 06:44:47 Copyright: Default

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