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「国定化賛成」後遺症に苦しむ韓国教総

教総サイトに「脱退宣言」続々、保護者は釜山教総を抗議訪問

ユン・グニョク記者 2015.10.15 12:47

▲韓国教総サイトの自由掲示板に書き込まれた文

教育部の発表一日前、「国定教科書賛成」の報道資料を出した韓国教員団体総連合会(教総)に対する反発が尋常ではない。 この団体に所属する現場の教師たちが実名で続々と脱退文を掲載する一方、 保護者らが集団抗議訪問を始めた。

10月14日に教総の公式サイトを調べた結果、 この団体が国定教科書に賛成する意見を出した10月11日以後、 自由掲示板には70人ほどが文を書き込んだ。 文のほとんどが教総の国定制賛成の発表を批判する内容だ。 このうち相当数は実名を書いて教総脱退を宣言した現職教師による文のようだった。

このサイトには該当掲示板以外にも会員掲示板、加入および脱退問い合わせ掲示板があるが、 非公開の状態なので教師たちが書いた文は読めなかった。

パク某氏は自由掲示板に書き込んだ文で 「62%の賛成で歴史教科書国定化に賛成するという教総の報道(資料)に怒る」とし 「(一般会員の)意見を聞きもせず、そんな結果が出せるのか。 教総から脱退する」と明らかにした。

イ某氏も「国定化について中立の立場で悩んでいたが、教総の立場表明により突然、賛成する人になってしまった」とし、脱退を宣言した。 チョ某氏は「一部の質問を基礎に全体の意見であるかのように、民主的な手続きであるかのように発表した声明書を見て、 何をすべきか分からずしばらくぼうぜんとしていた」とし、脱退の背景を説明した。

先立って10月11日、教総は「代表者1005人を対象に質問をした結果、62.4%が国定化に賛成した」とし、国定化賛成を発表した。 教総が出した調査結果の文を調べた結果、質問対象はすべてこの団体代議員・市郡区教総会長と事務局長、学校分会長だった。 一般の教師はもちろん、教総に所属する一般会員も質問の対象ではなかったという話だ。

だが去る9月に国会教育文化体育観光委の金太年(キム・テニョン)議員(新政治民主連合)が調べた結果は、教総のものとは違っていた。 全国の中・高校社会科教員2万4195人対象に調査したところ、77.7%が「国定化反対」の意見を表明した。

▲14日午後、釜山地域の保護者が釜山教総を抗議訪問した。[出処:全教組]

10月14日午後、釜山地域の保護者が釜山教総事務室を抗議訪問した。 彼らは「国定教科書に賛成する教総OUT」と書かれたプラカードを持っていた。

教総「現場教師の分会長が多数参加し透明に意見収斂」

これに対して教総の関係者は 「今回の国定化の質問に参加した代表者の中には現場教師の分会長も多数含まれ、 最大限透明に意見を聞こうとした」とし 「何かの政策に対して100%賛成する団体の会員はいない。 全教組も政策を発表する前に全ての会員の意見を聞くわけではない」と釈明した。(記事提携=教育希望)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-10-16 22:25:42 / Last modified on 2015-10-16 22:25:43 Copyright: Default

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