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教育部が「全教組教師大会偵察」秘密指示

「参加教師の現況把握」教育部課長の指揮で20人集結

ユン・グニョク記者 2014.07.14 11:29

▲12日午後5時頃、ソウル市汝矣島文化公園周辺に現れた全国市道教育庁職員[出処:教育希望]

教育部が全国教職員労働組合(全教組)が開いた集会の参席者を密かに探るため、 市道教育庁の職員を集会現場に秘密裏に動員した事実が明らかになった。 全教組は「労組自主性を害する一種の査察」として反発の動きを見せている。

草むらの前に座っている教育部課長...「身を隠して指揮」

7月12日午後6時、全国教師大会が開かれたソウル市汝矣島文化公園の一番後ろにある草むらの前。 平服の教育部教員団体担当課長が単独で座り、 集会参加者の発言に耳を傾けていた。 ここはテントなどに隠されていて、大会がほとんど見えない場所だ。

これについてある教育庁の担当者は 「教育部課長が身を隠して指揮をしている」と耳打ちした。

同じ時刻、15市道教育庁所属の20余人の職員は、 集会場の周辺で全教組教師の行動を調べ、発言内容を記録した。 この日、教師大会現場に現れた教育部の職員は、課長をはじめ3人で、 動員された市道教育庁職員は15教育庁所属の20余人だった。

市道教育庁の関係者と教育部によれば、 教育部は全国教師大会を前に17の市道教育庁の教員団体担当者に個人メールを送った。 内容は「12日の教師大会に直接参加して、ここに来た教師の地域別現況を把握して知らせてほしい』ということだったという。

ある教育庁の担当者は「教育部が文書ではなく個人メールを送る方式で私たちを招集した」とし 「文書で送ると教育監が招集の事実を把握するだけでなく、誤解されるので、 教育部が個人メールを送る方式で秘密裏に仕事を処理したようだ」と説明した。 教育部が進歩教育監に知られずに教育庁の職員に動員命令をしたということだ。

このような指示により、この日動員された市道教育庁の職員は、 教育部に市道別の出席教師の現況を集会現場から報告したという。

教育庁の担当者は 「教育部の職員と警察が市道別の人員などを聞かれれば話すなどで情報を共有した」と打ち明けた。

教育部は6月27日に開かれた全教組の早退闘争にも市道教育庁の担当者を動員したことが分かった。 教育部はこの日、壇上で決議文を読んだ一般教師の身上を明らかにして告発した。 だがこうした活動が教育庁職員の『秘密偵察の結果ではないか』という指摘が 全教組内外からあがっていた。

全教組「秘密動員は一種の査察」、教育部「大会を見るのがなぜ査察?」

全教組のハ・ビョンス報道担当者は 「教育部が個人メールを送る方式で職員を大挙秘密裏に動員したのは、 堂々としない一種の査察」とし 「『9人の解職者が労組の自主性を侵害する』という法律上の理由で法外労組を通知した政府機関が、 今度は秘密廉探までして全教組の自主性を害している」と批判した。

しかし教育部の課長は全教組の集会場に来た理由について 「不祥事が起きる状況を報告して対処するため」とし 「全教組の集会が開かれればいつも職員がきた。 今回だけではない」と明らかにした。 また彼は「教育庁の職員に電子メールを送ったのは秘密ではなく、 彼らが大会を見に来たのは査察でもない」と釈明した。(記事提携=教育希望)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-15 06:28:05 / Last modified on 2014-07-15 06:28:06 Copyright: Default

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