本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:「全教組は社会のバラスト水、大統領が不法だ」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1403105490666St...
Status: published
View


文化芸術家、「全教組は社会のバラスト水、大統領が不法だ」

19日法外労組取り消し1審判決控えて「全教組守り文化芸術界非常時局宣言」

キム・バルム記者 2014.06.18 16:55

文化芸術団体および芸術家が政府の全国教員労働組合法外労組化に反対の意思を明らかにし、 6月19日に予定されている1審判決で司法府が全教組合法を認めるよう要求した。

文化連帯、民芸総、文化多様性フォーラムなど34の文化芸術団体と10数人の芸術家は、 1万人の文化芸術家の署名者を代表し、 6月18日午後1時、光化門政府庁舎の前で記者会見を開いた。

この日の記者会見に参加したパク・ジェドン画伯は 「今回の教育監選挙で市民が13の地域で進歩教育監を選択した最大の理由は、 革新学校だと考える。 革新学校の基本は全教組の先生の正しい教育の実践にある」と話した。 続いて「司法府は旧時代の闇を守る守門将になってはいけない」とし、 司法府が全教組の合法性を認めることを要求した。

韓国作家会議のイ・シベク自由実践委員長は 「選挙を支配すれば政権を取れるが、 教育を手に入れれば永遠に権力をにぎれる」とし、 「現政権が民主主義の最後の砦である全教組を法外労組にしようとすることは、 反民主、反民衆的な試みだ」と強く批判した。

ソン・ギョンドン詩人は「今回のセウォル号惨事で、搭乗客のうち一般人は67%、 檀園高校学生は35%が助かった。 だが教師14人のうち、2人を除いて全員亡くなった」とし 「私たちがそれでも安心できたのは、正しい教育を実践して社会のバラスト水役をする こうした先生がいたからだ」とし、 政府と司法府が教師の労働基本権を認めることを要求した。

▲パク・ジェドン画伯が全教組合法労組認定を要求して支持発言をしている

彼らは「文化芸術界緊急非常時局宣言文」で △全教組法外労組化の試みを即時中断、 △全教組合法性保障、 △不法不正選挙で当選した朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を要求した。

全教組の法外労組処分撤回を要求して政府庁舎前で10日間ハンストをしている 全教組のキム・ジョンフン委員長は「言葉と文、身振りなど、 表現の自由の領域にいる文化芸術家の連帯に感謝する」とし 「全教組は25年間、法外であれ合法であれ、 子供たちの表現の自由を尊重する正しい教育を実践してきた。 教師の労働基本権を認めなければ表現の自由もない」と話した。

続いて「新教育部長官指名者は、総理候補と同じようにニューライト史観を持つ人物である上、 労働基本権を否定して学生の体罰に同意する人だ。 現政権の全教組弾圧と教育政策人事は、ただ政権の安全と危機だけに埋没している」とし 、青瓦台の金明洙(キム・ミョンス)教育部長官候補の指名も批判した。

なお全教組は労働部による「労組ではない」通知の執行を停止させ、 現在まで合法労組の地位を守っており、6月19日午後にソウル行政法院で予定されている全教組法外労組通知取り消し訴訟1審の判決を待っている。 19日の判決で敗訴すれば、直ちに法外労組状態になる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-06-19 00:31:30 / Last modified on 2014-06-19 00:31:31 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について