進歩教育監「セウォル号教師の懲戒反対」

第一声「民主的学校」を宣言、「直接選挙制の廃止はまったくおかしい」

ユン・グニョク記者 2014.06.13 11:01

▲進歩教育監5人が12日午前ソウルプレスセンター19階で記者会見を行っている。(c)ユン・グニョク［出処:教育希望］

「教育福祉を拡大し、暖かく民主的な学校にする」

進歩教育監13人が当選後、初めて声をあげた。 6月12日午前、ソウルのプレスセンター19階で開かれた当選者の顔合わせと共同記者会見の場だ。

この日、江原のミン・ビョンヒ、光州のチャン・フィグク、ソウルの曺(チョ)ヒヨン、仁川のイ・チョンヨン、忠北のキム・ビョンウ教育監当選者の5人は共同で記者会見を行い、会見文を発表した。この会見文は、全国17市道教育委員長のうち13人の進歩教育監全員が合意した。

「教育福祉を拡大し、国民の平等な教育権を保障」

進歩教育監たちは会見文で「無償教育・無償給食などの普遍的教育福祉を拡大し、国民の平等な教育権を保障する暖かい学校にする」とし「教師会と保護者会に果敢に権限を渡す民主的な学校も作る」と約束した。

進歩教育監当選者たちは「教育の市場化ではなく教育の公共性強化を、利益よりも人を中心にする教育の新しいパラダイムを実現する時」と強調した。

質疑応答で教育監の直接選挙制存廃論について、チャン・フィグク光州教育監当選者は「『サッカー競技で負けるからサッカーするのをやめよう』というようなもの」とし「住民直選は民主主義の発展の過程で作られた良い制度なのに、今になって廃止しようというのは論理に合わない」と指摘した。

セウォル号に関して青瓦台自由掲示板に宣言文を書き込んだ教師への懲戒の問題にも、進歩教育監らは反対の意を明確にした。

キム・ビョンウ忠北教育監当選者は「教育部や一部のマスコミが彼らを懲戒しろと言っているが、過去に忠北で似た事案について中途半端な判断をして混乱した」とし「憲法の権利と実定法の間に法的な議論があるので、慎重に判断し、教育界の混乱と予算の浪費をなくす」と話した。

チャン・フィグク光州教育監当選者も「セウォル号に関して教師が立場を発表したのは、国民のひとりとして意思表現の自由に該当する」とし「彼らへの懲戒要求はやり過ぎだと考える」と明らかにした。

学生人権条例についてもミン・ビョンヒ江原教育監当選者は「学生の人権が校門の前で止まったおかげで『じっとしていろ』の教育が始まった」とし「今回の選挙結果は『子供を人格体として向きあえ』という命令だ」と規定した。それと共にミン当選者は「学生を人格体として向き合えば、他の学生を大切にして学校暴力も減る」と見通した。

イ・チョンヨン仁川教育監当選者も「『じっとしていろ』という古い教育システムをなくして平和な学校にするためには、人権親和的な学校にしなければならない」と強調した。曺ヒヨンソウル教育監当選者も「人権と教権を不当に対立させる必要はない」とし「学生人権親和的教権について幅広く関心を持っている」と明らかにした。

参席者は多くなく...「日程が忙しくて」

一方、この日の顔合わせと記者会見は、チャン・フィグク当選者が17市道教育委員長の当選者全員に提案して開かれた。だが全国4地域の保守教育監当選者は共同記者会見文に署名しなかった。その上、進歩教育監の出席率も低調だった。

チャン当選者は「当選者が業務引継委員会業務報告を受けなければならないなど、日程が忙しくてあまり出席できなかった」と説明した。(記事提携=教育希望)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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第一声「民主的学校」を宣言、「直接選挙制の廃止はまったくおかしい」

「教育福祉を拡大し、暖かく民主的な学校にする」

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参席者は多くなく...「日程が忙しくて」

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