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News Item 20030119tosan1
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斗山重工業で労組弾圧抗議し組合員が焚身死亡!!

「同志よ、最後まで闘い、勝利してくれることを願う」 「私は常に民主広場から見守る」

*蔚山労働者新聞.78号*

9日未明6時頃、慶尚南道昌原にある金属労組斗山重工業支会ペダロ組合員(前 代議員、50歳)が斗山重工業タンジョ工場の冷却塔に近い民主広場で焚身死亡 した。

ペダロ組合員は、斗山重工業のストライキ闘争で昨年7月23日に拘束され、9月 17日に出所し、現在は執行猶予期間だった。使用側により財産と賃金が仮差押 さえ中で、停職3か月の懲戒を受け、懲戒期間が終わった去る12月26日、現場 に復帰した状態であった。

ペダロ組合員は、普段より1時間早い5時に家を出て、6時5分前に同僚に2回電 話をかけたが何も言わずに切り、6時30分頃には火が残っていたことから見て 明け方の6時頃に焚身したものと推定されている。

この消息に接した組合員は機械を止め、民主広場に続々駆けつけて死体を守る 一方、2時には600人余りの組合員の参加で総会が開かれた。一歩遅れて地域か らも百人ほどが駆けつけ、金属連盟慶南本部と金属労組慶尚南道1・2支部拡大 幹部動員令がくだされて続々結集している状況だ。

労組は記者会見を通し、「労組弾圧が持たらした他殺であることは確実であり、 故人の意向により民主労総次元でこの席で解決する」という立場を明らかにし た。来る13日、共同対応及び闘争決議のための金属労組全国支会長非常会議が 開かれる予定だ。

民主労総は声明書を通し、「今回の事件は、韓国重工業を安値で引き受けた後、 対労組強硬弾圧を主導し続けてきたパクヨンソン会長と経営陣の苛酷な労働弾 圧による惨劇」だと規定し、故人の死が無駄にならないように△パクヨンソン 会長退陣、△政府次元の真相調査、△労働部特別勤労監督、△労働弾圧中断、 に、あらゆる組織力を動員して強く対応すると明らかにした。

拘束・仮差押さえ・解雇など労組弾圧に憤怒

死体で発見されたペダロ組合員の遺書は、すぐそばの車の中から発見された。 「出勤をしてもおもしろくない。解雇者の姿を見ると胸が痛み、家族はどの ように過ごしているのか?......もう二日後に給料をもらう日だ。約6か月以 上、給料をもらっていないが、二日後に私に入ってくる金はないだろう。斗 山は血も涙もないあくらつな人間たちではないのか? 斗山の労働組合抹殺政 策に明確に表れている......汚い世の中、あくらつな斗山、私がまず平穏な 空の国から見守るだろう。同志たちよ、最後まで闘い、勝利してくれること を願う。可哀相な解雇者たちが必ず復職できることを願う。私は常に民主広 場で見守るだろう......」

斗山重工業は昨年、賃団交交渉を避けて5月に一方的に団交解約を通報し、労 組がストライキに突入して半月たってから交渉の席に表れるかと思えば、61人 を告訴告発し、金属労組の金昌根委員長をはじめとする22人に逮捕令状が発布 された。47日間のストライキを終えて現場に復帰した後も、会社側は復帰当時 の合意を無視して解雇18人など、89名の労組幹部と組合員を懲戒するに至った。

また、21人に対し、不動産仮差押さえ12億、63人に組合費、及び給与仮差押さ え53億など、計65億ウォンを仮差押さえして、これらのうち社宅に入居してい る13人は、社宅の保証金まですべて仮差押さえした。

昨年、賃団交交渉委員を担当していた故ペダロ組合員はこの過程で拘束され、 月給と財産仮差押さえ、及び懲戒を受けたのである。

労組弾圧悪名高い斗山

2000年12月、斗山は公企業だった韓国重工業を特恵疑惑の中で安値で買収し た。当時、子会社を合せて計5兆ウォンに達する韓国重工業の資産を僅か 3057億ウォンで買収した斗山が真っ先にしたことは、組合員746人を含む 1124人の整理だった。

斗山は、グループ次元で90年代中盤から悪名高い「タムル団教育」を大々的に 実施して、小社長制を導入した。抵抗した労組幹部は解雇され、拘束された。 斗山機械では、タムル団を立てて労組幹部を集団暴行して殺し、斗山ガラス馬 山工場のようにきちんと運営されていた工場を労組を壊すために閉鎖するかと 思えば、斗山電子では労組設立を防ぐために書類だけの労組を作ることもした。

2003年01月17日12:19:43クリッピング記事(chamnews@jinbo.net)

http://cast.jinbo.net/news/show.php?docnbr=25847


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