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労使関係ロードマップ、国会本会議通過

国会本会議40数分で処理、 段炳浩「基本権後退・先進化拒否」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年12月22日16時43分

衝突なく法案上程、40分ですべてを処理

2003年に「労使関係先進化方案(労使関係ロードマップ)」の名前で議論され 始めた労働法関連改正案が、22日の午後3時35分に上程され、午後4時10分頃 に国会本会議を通過した。およそ3年かけて行われてきた労使関係ロードマッ プの議論が野合という名を残したまま、40数分で処理されたのだ。

21日、ヨルリンウリ党とハンナラ党の電撃合意で開かれることになった国会 本会議では「労働組合および労働関係調整法」についての段炳浩民主労働党 議員の反対発言とチェ・ジョンギル・ヨルリンウリ党議員の賛成発言を聞い て、特別な衝突なく通過した。

労働委員会法一部改正法律案は、在籍議員168人中、賛成166人、棄権2人で 処理された。勤労者職業能力開発法一部改正法律案は、在籍議員172人中、 賛成170人、棄権2人で、労働組合および労働関係調整法一部改正法律案は、 在籍議員167人中、賛成152人、反対10人、棄権5人で、勤労基準法一部改正 法律案は、在籍議員171人中、賛成157人、反対10人、棄権5人で、「勤労者 参加および協力増進に関する法律一部改正法律案は、在籍議員176人中、賛成 170人、棄権6人で通過した。

労働組合および労働関係調整法一部改正法律案は在籍議員167人中賛成152人、反対10人、棄権5人で通過した。

段炳浩、「民主労総、民主労働党で合意したことはない」

ヨルリンウリ党のウ・ウォンシク議員は法案説明で「労使関係先進化方案は、 韓国の労使関係を国際的基準に合わせるために労働者の基本権を保障し使用者 に対する過度な規制を解除するもの」とし、「法の趣旨について、森を見るよ うに全体を見ず改悪と言うのは正しくない。環境労働委員会の案は、9月11日 の合意より勤労者に有利な修正案を提出した」と明らかにした。

段炳浩議員は「民主労総と民主労働党は合意していない」と明らかにした。

反対討論に立った民主労働党の段炳浩議員は「一部の議員が民主労働党と民主 労総が本法案に合意して処理したと言っているが、民主労総はただ一度もこの 法案に同意したことはなく、チョ・ジュノ民主労総委員長は今も国会前で10日 以上、ハンスト闘争をしている」とし「民主労働党も会議の手続きには同意し たが、法案の内容には合意したことはなく、明らかな反対意見を表明した」と 述べた。

続いて段炳浩議員は「非正規悪法が通過するとすぐ、鉄道公社はKTX女性乗務 員問題も解決していないのに、今回は直接雇用されて働いてきたセマウル号の 女性乗務員の外注化を進めている」とし、「国民を代表する国会が労働基本権 を慎重に検討しなかったためだ」と、先の非正規関連法案通過を批判して、 「政府は労使関係を先進化させる法案だと主張しているが、労働基本権を後退 させることが先進化だというのなら、これはきっぱりと拒否しなければならな い」と反対意見を出した。

賛成発言に立ったヨルリンウリ党のチェ・ジョンイル議員は「法案はヨルリン ウリ党、ハンナラ党、民主労働党が十分な議論を経て、合意した後に通過した」 とし、法案の早急な処理を主張した。

民主労総の集会は法案通過と同時に終了

一方、民主労総は午後3時から国会前で労使関係ロードマップ関連法案の 国会本会議通過を糾弾する集会を開いた。

民主労総は「もう国会日程に追う闘争はやめよう」とし、国会の模型を燃やす 象徴儀式を行ったが、集会は労使関係ロードマップ関連法案の通過と同時に終 了した。集会の参加者は「それでも法案が通過したという事実は言ってくれな ければいけないのではないか」と集会場所を離れられなかった。一方では、 「法案通過の事実を伝えると、われわれが何をするかわからないと思って恐れ ているのではないか」という批判も続いた。

この日、民主労総は前日までは全国幹部上京闘争になっていたが、首都圏幹部 集中に変更して集会を行った。そのため一部地域の労働者は準備していた上京 を取り消したという。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-12-27 02:10:17 / Last modified on 2006-12-27 02:10:18 Copyright: Default

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