韓国:忠北の非正規労働者(4)清州市365民願コールセンター労働者 | |||||||
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私の親切に自負心を持ちたい[連続寄稿]忠北間接雇用非正規労働者たちが話す『労働尊重』時代(4)清州市365民願コールセンター労働者(公共運輸労組忠北本部清州市非正規職支会)
インタビュー整理|チョ・ヨンウン(生活教育共同体恐竜) 2018.10.25 15:17
[企画者の言葉]非正規職ない忠北作り運動本部(以下忠北非正規運動本部)は 『非正規職撤廃』を叫んで散ったイ・ヨンソク烈士の遺志を受け継ぎ 毎年10月に非正規職撤廃闘争週間を宣言して非正規職問題を知らせています。 [連続寄稿順序] (1)私たちも公共医療実現のために働く病院労働者だ! |キム・スンジャ(民主労総忠北本部非正規局長)(リンク) (2)ゴミ回収運搬、社会に必ず必要な公共サービス|ソン・ジヨン(公共運輸労組忠北地域平等支部)(リンク) (3)佗びしい下請人生、私たちの力で変えること|イム・ソンウ(金属労組大田忠北支部)(リンク) [出処:忠清日報Tv画面キャプチャー] ぴったり! 最低時給「清州365民願コールセンターは、 清州の行政に関する問い合わせ事項を365日親切で正確に相談して差し上げるシステムです」。 清原区庁の2階、片方の壁を大きく占有する清州365民願コールセンターの案内板に書かれた説明だ。 「親切で正確なシステム」とは。 当然だが、親切で正確に相談するのはシステムではなく、 直接電話を受けて案内する相談員だ。 清州365民願コールセンターは清州市の業務でありシステムだが、 働いている労働者は用役業者の所属だという事実とこうして向き合った。 「昨年、清州に水害がありました。 その時は電話の量が二三倍程多くなりました。 手伝いたくても私たちは苦情の受付だけをして、 残念な部分に共感することしかできないのに、 とても有難いとたくさん言ってくれました。 そんな時は満足します。 その次からは清州の天気にかなり敏感になりました。(笑い)」 一番満足する時はいつかと尋ねた時、コールセンター相談労働者のキム・ウニョン氏はこのように答えた。 清州市に助けが必要な人が増える時、 一番混乱する時、 市民の必要と状況を一番早く聞く労働者の返事だなという気がした。 しかし彼らの労働は果たしてどうか? まず、彼らが用役会社で受ける基本給はぴったり最低時給だ。 「最低時給が基本給です。 手当ては食費と、その外にインセンティブとして差別支給されます。 職務試験を受けていつくかコールを受けてとても称賛された人に優先順位を付けるのです。 賞与金は全くありません。 名節の賞与金も全くありません」。 不満がないように応対する...なぜ? 用役だから!キム・ウニョン氏は、悪性の苦情には慣れず、 暴言とセクハラで電話を切る時も「用役だから」また帰ってくる苦情に悩むという。 清州市民願相談員で用役業者職員の彼の労働の現実を聞いた。 「どうしても電話相談だと思うので、暴言や悪態そしてセクハラをする人がいます。 そんな電話を受け続けていれば慣れるのではないだろうかと思われるかもしれせんが、 受けるたびにとてもつらく、懐疑心を感じて辞めたい気がする程大変です。 市民が助けを受けられるように、公務員とつなぐ業務が私たち業務ですが、 部署でも解決できないことは私たちが抱え込んで、 ずっと申し訳ないといわなければならない状況です。 手が込んだセクハラをする人もいます。 業務的に話をして、暴言やセクハラ発言をして、 また業務的な話をする人がいます。 それでは私たちが困ります。 判断することが。 それでもすぐに切るかどうか、曖昧ですね。 私たちに対する不満がまた市庁や区庁にくると、 それはまた業者としては良くないことでしょう。 それで、できるなら私たちの側では不満が出ないように応対をしなければいけません。 私たちは委託業者で、用役ですから。」 「私たちは週末と休日の勤務時は昼休みがありません。 最低の人員で働くので昼休みを分け合うか、でなければ電話を受けながら食べて、 トイレも我慢して働きました。 一度は昼休みを認めてくれと各部署で業務協力をしたら、だめだといわれました。 同等な立場なら業務協力をするものだと言いたいです。 とにかく私たちは委託業者なので、協調を求めてもだめだと言われた時、佗びしかったんです。 市庁業務をしているので市庁の所属と考えてはいます。 なぜなら業務的にも私は区庁の業務をしているので清州市の所属と考えてはいます。 使用者は清州市でしょう。 一緒に仕事をしているからです。 しかし月給は暁星ハイチエックスという業者から受けるのです。」 文在寅(ムン・ジェイン)政府は「公共部門の正規職化」を話し、 非正規職ゼロ時代を宣言した。 その時、彼らは共にニュースを見て喜んだという。 1年後、清州市はコールセンターの勤労者25人が2段階正規職転換の対象者と見るのかどうかが不明だとし、 清州市議会に[清州365民願コールセンター民間委託同意案]を提出した。 そして彼らは正規職化を要求するプラカードを持った。 「非正規職ゼロ」というあらゆる言葉の間で、実際にまだ公共部門非正規職として働いているキム・ウニョン氏は、 この政策をどのように体感し、どのように行動しているのだろうか。 「そうですね。思い出します。 その時もここで働いていたし、当時皆ニュースを見て、私たちも(正規職化)できると喜びました。 みんな関心が強かったんです。 その当時には。 関心が強かったのに、また時間が過ぎても何も話がありません。 そして委託運営で再契約になるという声を聞いて、背信のようなものを感じました。 私たちには何の話もありませんでした。 その時の人たちはとても苦しみました。 (正規職化)できると考えていたのに、だめだという気がするので、 われわれはずっと用役として勤務をしなければならないのか、 1年通っても2年通っても、最低時給で再契約されればまた新入として入ることになります。 未来がないという気がするんです。」 「初めてプラカードデモをした時は心苦しかったのですが、後で満足しました。 私たちにもすることができて、そして視線がちょっと変わったというのでしょうか。 『あの子は4回もこんなことをするんだ』といったような気もしますし。 また(正規職転換審議対象に)含まれることになりました。 私たちがプラカードデモをして変わったようだという気がします。 そして公務員さえ私たちが非正規職であることを知らない人も多く、 私たちがどこで働いているのかも知らない人は多いです。 関心を持つようになったようです。 プラカードデモをしたから。 そして応援してくれる人もいました。 その時、何と言うのか、少し希望? 心の底から泉が湧いてくるようなことがあるでしょう。 私たちもやらなければいけない。そんなこと。 みんなとても喜びました。 もう私たちも正規職になれる。 そう考えて気持ちを引き締めて、また頑張って仕事をするんです。」 労働尊重、「自分の労働に自負心を持って働ける社会」キム・ウニョン氏は公共機関で働くことに満足しているが、 委託業者所属ということを明らかにする時は恥ずかしい気がすると話した。 市庁の業務を遂行しているのに、絶えず市庁の所属であることを否定される『間接雇用』という雇用形態が作り出した感情であろう。 このような現実でキム・ウニョン氏は、365民願コールセンターの労働者たちは恥ずかしがって委託業者の所属を明らかにしないのではなく、 堂々と正規職化を要求して声をあげた。 彼が労働で感じる満足感は何にも邪魔されず彼のものでなければならない。 それで「まだ」公共部門非正規職労働者として堅固に声を上げることを、 その声に連帯するように願う。 「公共機関で働くということ自体に満足するようなことがあるのですが… 私が自ら委託だと言うのは少し恥ずかしい気がします。 自分が労働をすることについて自負心を持てるように、 労働者が変わらなければと考えます。 そのためには非正規職そのものがなくならなければいけないと考えます。 非正規職自体が堂々としていないでしょう。 常に雇用不安に苦しむ状況に置かれているでしょう。 いつ業者が変わるかもしれず、1年単位で契約をする人たちの中には 1年後に非自発的に退職する人もいるはずですが、 それでは人が尊重されるとは思いません。 非正規職そのものがなくなって、 労働者たち自らが自負心を持って働けるような社会になったらいいですね。」 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2018-11-04 18:05:52 / Last modified on 2018-11-05 14:54:15 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |