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LNJ Logo 能動的サイバー防御批判(有識者会議資料に関して)その2
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小倉利丸です。6月7日に開催されたサイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた有識者
会議の第一回開催に際して、事務局の内閣官房が提出した11枚ほどの資料があります。こ
の資料は政府が能動的サイバー防御について今後何を焦点として法や制度を整備しようと
しているのかを知る上でとても参考になります。今後の有識者会議の議論もこの内閣官房
の提案に沿って進められることも決まりました。

他方で、この資料にはなぜか記載されていない重要な論点があったり、あまりにも専門的
な軍事安全保障関連の用語や事案(pre-positioning、defend forward、脅威ハンティング
、Volt Typhoonなどなど)が説明抜きで記載されているために、重要な論点を見落してし
まいがちでもあります。私のブログでは、この点を補うかたちで、11枚のスライドを1枚
づつ検証しています。今回公表したのは、その後半部分になります。
https://www.alt-movements.org/no_more_capitalism/blog/2024/06/20/yushikishakaigi_hihan-2/

なお前編は下記です。
能動的サイバー防御批判(有識者会議資料に関して)その1
https://www.alt-movements.org/no_more_capitalism/blog/2024/06/16/yushikishakaigi_hihan-1/

以下、目次だけ掲載します。

1. (承前)サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた有識者会議
1.1. (スライド5) 国家安全保障戦略(抄)
1.1.1. 先制攻撃そのもの
1.1.2. 国策に従属させられる民間企業
1.2. (スライド6) 内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の強化
1.2.1. 莫大な経費?
1.2.2. 戦時と非戦時という漠然として領域
1.3. (スライド7) 全体イメージ
1.3.1. 「社会の安定性」とは何なのか
1.3.2. 無害化という名の攻撃
1.4. (スライド8) 主要国における官民連携等の主な取組
1.4.1. ゼロデイ攻撃
1.4.2. 脅威ハンティングとは
1.5. (スライド9) 主要国における通信情報の活用の制度概要
1.6. (スライド10) 外国におけるアクセス・無害化に関する取組例
1.6.1. FBIによるハッキング捜査
1.6.2. 中国犯人説をめぐる攻防
1.6.3. なぜVolt Typhoonにこだわるのか
1.6.4. 日本でも米国のような捜査手法は可能か
1.7. (スライド11) 現行制度上の課題
1.7.1. 政府部内の思惑が統一されていない?
1.7.2. 表現の自由、通信の秘密と公共の福祉
2. スライドの検討のまとめ
3. 参考資料 (小倉のブログから)

本文は下記でお読みください。
https://www.alt-movements.org/no_more_capitalism/blog/2024/06/16/yushikishakaigi_hihan-1/


Created by staff01. Last modified on 2024-06-21 12:05:10 Copyright: Default

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