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LNJ Logo ドキュメンタリー映画『勝ちゃん―沖縄の戦後』が劇場公開へ
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情報提供 : 森の映画社・影山あさ子

 10月12日(土)から、私たちの最新作『勝ちゃんー沖縄の戦後』の全国劇場公開が、ポレポレ東中野から始まります。ぜひ、みなさまにご案内頂きたく、ご連絡します。どうぞよろしくお願いいたします。

●作品●

長編ドキュメンタリー映画『勝ちゃん―沖縄の戦後』
製作:森の映画社
共同監督:藤本幸久・影山あさ子
上映時間:98分
文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業)/独立行政法人日本芸術文化振興会助成作品

●映画の内容●

 主人公の勝ちゃん、こと山城善勝さんは、沖縄本島北部、国頭村の漁師です。私たち(藤本・影山)が20年以上撮影してきた沖縄ですが、作品の主人公の勝ちゃんは、その中で出会った最高の漁師です。自ら編み出した「一人追込み漁」で、数百キロのグルクン(タカサゴ)の群れもたった一人でつかまえます。

 ゼロ歳で沖縄戦を生き延び、焼け野原となった戦後の沖縄を自らの力で生き抜いてきた勝ちゃんの人生は、沖縄の庶民の戦後そのもの。作品は、勝ちゃんの半生と沖縄の戦後を重ね合わせて描きます。米軍の占領下で起きた由美子ちゃん事件、宮森小学校米軍機墜落事故、コザ暴動などの出来事も、戦果アギヤー、辺野古も勝ちゃん自身の体験です。そして、どんな時代も、勝ちゃんを支えてきたのは海でした。

 沖縄戦を生き延びた人たちのことを沖縄では「艦砲ぬ喰ぇー残さー(かんぽうぬくぇーぬくさー) 」と言います。「艦砲射撃の喰い残し」と言う意味です。勝ちゃんもその一人です。

 戦場となり、焼け野原となった沖縄。人々は自らの力で生き延びるしかありませんでした。陸のものは全て焼かれ、土地も畑も、米軍基地にとられ、食べるものは海の恵みだけ。漁師、勝ちゃんの原点です。

 優れた漁師の本気の世界、「海」そのものもまた、この作品の主人公です。

【劇場公開】
☆10月12日(土)から ポレポレ東中野(東京)
 ゲストトーク決定!
 10/12(土) 藤本幸久監督 X原一男(映画監督)
 10/13(日) 藤本幸久監督 X金平茂紀(ジャーナリスト)

 大阪は10月26日(土)からシアターセブン
 那覇は11月16日(土)から桜坂劇場で

*詳細→森の映画社HP


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