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投稿者 : 愛知連帯ユニオン

9月8日、MBS「労組と弾圧 〜関西生コン事件を考える〜」、関東圏で放送! 10月19日には東京・国労会館で反弾圧シンポジウムも開催

 関西圏で放送され、ギャラクシー賞を受賞したMBSドキュメンタリー「映像’24. 労組と弾圧〜関西生コン事件を考える〜」(伊佐治整ディレクター)が、9月8日1:28〜2:28、TBSドキュメンタリー「解放区」で、関東圏でも放映されることになりました。是非、ご視聴下さい。
ドキュメンタリー「解放区」|TBSテレビ https://www.tbs.co.jp/kaihou-ku/
 

 望月衣遡子東京新聞記者からは、このドキュメンタリーに以下の感想が寄せられています。

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 大阪、京都、滋賀、和歌山の4府県警による産別労組の関西生コンへの不当な逮捕・弾圧とそこに巻き込まれても闘い続ける関生幹部や3人の女児を育てる運転手の松尾聖子さんたちを描いたMBSドキュメンタリー「映像’24. 労組と弾圧」(伊佐治整ディレクター)、涙と笑いありでめちゃくちゃ面白かった

 2018年以降、取り上げられた13事件の全てが労働運動を敵視する第2次安倍政権、菅官邸の時期に作られていたと思うと、労働団結権、団体交渉権、団体行動権の労働三権がないがしろにされていた政権だったと改めて背筋が凍る。

  関西生コンでは、2018年以降で81人を逮捕、うち66人を起訴も1年で11人の無罪判決が出ているという事実からも、いかに国がめちゃくちゃな事を労働者の団体に科そうとしてきたかがわかる。 大阪府警、大阪警備局長などを歴任した池田克彦氏は11人の無罪を聞いても「後悔の念はない。無罪でもギリギリの無罪(とほほ!)。決して無駄ではなかった」などと言っていてのけぞった。

MBSの伊佐治ディレクターは、産別労組が弾圧されてきた歴史的な背景を丹念に過去映像から掘り起こして解説。「関生は危険な集団」とのレッテルを貼り、YouTubeで拡散した右派の瀬戸弘幸氏が「大阪広域協組から月70万もらっていた。業務委託だなら何の問題もない。関生は極左集団だから」と告白するシーンも衝撃だった。

  委託したとされた大阪広域協組の木村豊洋理事長は、取材に支払いを否定し「関生は労組から外れた団体。労組とは思ってない」とも答えていた。

  逮捕起訴され、独居房に送られた幹部たち。1人は罪を認めて保釈、他の幹部も「関生を脱退すれば、出してあげるぞ」などと4ヶ月半脅され、遂に信念を曲げて罪を認め保釈してもらおうとするも、幹部に面会した妻の「ここまで来てあほちゃうか。皆苦しい、あんただけ苦しいんとちゃうで。勝手な行動は許さないで」と喝を入れていたというからすごい。

  労働三権とは何か、労働者の権利が抑圧されてきた近年の日本政治と司法の暗部をユーモアを交えながら見事に浮き彫りにしていた。

 「教育と愛国」の斉加尚代さんの後輩という伊佐次さんの作品。2024年のギャラクシー賞受賞作品。流石でした。納得の一本。
 https://x.com/ISOKO_MOCHIZUKI/status/1817520561473605682
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 10月19日13:30からは添付のように東京・国鉄労働会館地下ホールで反弾圧シンポジウムが行われます。
 検察も「非暴力」と認める労働組合活動に「10年の求刑」がなされている「関生京都事件」、その意味するところを皆さんも是非一緒に考えてみて下さい。

Created by staff01. Last modified on 2024-09-03 16:10:40 Copyright: Default

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