レイバー映画祭2023 ニュース 第2号:ドキュメンタリー映画『サラリーマン』の魅力 | |||||||
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●○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○● 映画祭開催まで1週間となりました。映画祭ニュースNO.2を発行しました。NO.1に続いていくつかの上映作品を紹介します。 ★レイバー映画祭2023 7月29日(土)全水道会館4F大会議室 ■ドキュメンタリー映画『サラリーマン』の魅力冒頭、日本のサラリーマンが自嘲気味にこう語る。「サラリーマンを5つの言葉で表すと、スーツ・パソコン・満員電車・居酒屋・酔っ払い、です」「頑張っているけど報われない」。コスタリカのアーティスト、アレグラ・パチェコさんがつくったドキュメンタリー映画『サラリーマン』が面白い。取材したのはコロナ禍前の時期(2014-2019)で、2014年に彼女がはじめて日本に来たとき、路上で眠り込んでいるサラリーマンの姿を見て驚いた。「酒を飲まずにいられないのは、仕事のストレスが原因なのか。企業による殺人事件のようだ」とパチェコさんは思った。映画はドキュメンタリーといっても固く重々しいものではない。軽快な音楽と共に、ときにイメージ化した映像を使いながら、観客を「サラリーマンの世界」に誘導していく。身近で知っているような世界と思っていたが、見終わるとその異常さに気が付く。家庭内で抑圧されている女性や過労死の話も出てくる。日本経済をささえる大企業のホワイトカラー労働者は、ほとんどが「連合」の組合員でもある。ガタガタになってしまったニッポンのこれからを考えるヒント満載のドキュメンタリーだ。映画は2021年に完成し世界の映画祭で上映されてきたが、日本ではほとんど観られていない。レイバー映画祭での上映はその意味でも貴重だ。(写真=映画のパンフレットは「新聞紙スタイル」になっている)
■初公開『在日ビルマ労組、ここにあり』〜入管問題も見えてくる『在日ビルマ労組 ここにあり』は在日外国人問題を一貫して追求してきた山村淳平さんの作品だ。日本に住むビルマ人は多いが技能実習生問題はじめ、さまざまな問題を抱えてきた。そんな彼らが2002年に労働組合をつくったのだが、それは日本で初めての外国人による労働組合だった。軍事クーデターで翻弄されながらも権利のために、声をあげ、一生懸命生きている彼らの姿がまぶしい。入管問題の今も描いていて、発表早々、メディアからも注目されている。 ■初公開『わたしは非正規公務員』〜公務員職場のヤミから当事者がつくった映画。安定していると思われている公務員、しかし1年こっきりの「会計年度任用職員」制度ができたり、非正規化がすさまじい。現在、69万人もいるという。その当事者たちが重い口を開いた。顔は伏せている。「顔出ししたらそれだけでクビになる」からだ。公務員職場の劣化は、公共サービスの劣化につながる。みんなの問題だと静かに訴える。 ■『ドキュメント石垣島』〜全国各地でひろがる住民の反対の声を無視して軍事基地建設がすすむ沖縄・南西諸島。石垣島では、2023年3月に陸上自衛隊石垣駐屯地開設の作業が一気に行われた。こうした岸田政権の暴挙を大手メディアはほとんど報道していない。そんななか現地に通いつづけている湯本雅典さん。昨年レイバー映画祭で上映した『島がミサイル基地になるのか〜若きハルサーたちの唄』に続いて、現地の最新状況を伝える本作品を上映する。沖縄のことを知る、そして戦争を止めるためにいま私たちに何ができるのか、一緒に考えたい。 ■レイバー映画祭2023・プログラム10:00 開場 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Created by staff01. Last modified on 2023-07-22 16:22:13 Copyright: Default |